第45話「ただいまー!」




<hr>


「すぅ…」


桜は寝息を立てて寝てしまった。

…さてどうするか。

あ、ベッドに連れていくか。

いややましい気持ちなんてないからな!?寝ちゃったから運んであげるだけだから!

そう決めたら実行するしかないよね!


「よいしょ…」


軽っ!?めっちゃ軽いんだけど…

何こいつ。めっちゃ食う癖に軽いとか…この瞬間世界の女性が羨ましいと思ったことだろう。


「ん…?」


やべ…起こしたかも…


「お兄ちゃん…?」


あ、確定した…


「な、なにやってるのぉぉおおおお!」


「ちっ、違う!これは!」


「ヘンタイ!」


バチコーン!


<hr>


「ほんっとに!何やろうとしてるの!」


「だから誤解だっての…寝てたからベッドに連れて行こうと思っただけで…」


「それがダメなの!バカ!」


確かに俺も悪かったけど…これはひどくないですか…

そう思いながら平手打ちされた左頬をさする。

わぁー!綺麗な紅葉模様!…痛い。


「だからごめんって…」


「もういい!」


といい桜はそっぽを向いてしまう。


「もういいって…」


そんなことを言われてもどうしたら良いのか…

桜の機嫌を取り戻しつつ許してもらえるような答えをあんこが詰まっている頭をフル回転しながら考える…


フシュー…


俺の頭はショートした。

頭から煙が出てきた…現実でもこんなことあるんだなぁ…って思ったりした。


「………」


桜はまだそっぽを向いている。

俺の頭は未だにショートしている。

何も話さない俺を心配したのか桜が…


「お、お兄ちゃん…?」


「………」


「どうしたの…?」


「えっ!?はい!」


ようやく復活した俺の頭。


「こ、今回は…許してあげてもいいよ…」


「!! ありがとう?」


なぜか俺の頭には疑問符が浮かぶ。


「こっ!今回だけだからねっ!」


「あはは…それでも嬉しいわ。ありがとう」


「も、もーっ!」


<hr>


「うーん!よく寝たなぁ…」


余談だが俺は朝が強い。

だが桜は朝が弱い。

今日は日曜!俺も桜も学校も部活も休み!

パラダイス!

そして俺は下に降りて朝ごはんを作りにいく。


<hr>


「できた!」


朝ごはんはお米派なのでハイパー和食のテンプレでお米、味噌汁、鮭、漬物…といった感じ。


「んー!おはよー!」


「おはよー!ご飯できてるよ。食べようぜ!」


「うん!」


そうして俺らはご飯を食べていちゃついた…

そしたら!


「ただいまー!」


「「え?」」


<hr>


本当の自由とは、自分のルールで生きるってことなんだよ。私だ!…はい。

喧嘩?しちゃいましたね〜。これは彼方が悪い!うんうん。

それと…なんか新しい物語描き始めたりしました。

主人公が起きたら擬似ネコちゃんになる一応百合コメ的な感じです。

是非読んでください。いや読んでくださいお願いします。

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