第43話「燐先輩って…誰なの…?」




<hr>


「彼方くんもお疲れ!」


「あ、はい。ありがとうございます」


「ふふふっ!あ、今日一緒に帰ろうよ!」


「何回言ったらわかるんですか!?先輩と俺の家は真反対の場所にあるんですよ!」


「えー?じゃあ私引っ越します!」


この先輩は聞き分けがない。

こちらが了承するまでねだってくるタイプ。

このタイプは苦手なのだ…


「おーい!燐!戻ってこい!」


燐先輩は顧問に呼ばれたようだ。


「あ、はーい!じゃあまた今度ね!」


「もういいです…」


「も〜!ツンデレなんだから!」


と言い燐先輩は顧問の元へ戻っていく。


「はぁ…疲れた…」


その何気ない言葉が、バスケ部の男子たちを傷つけた。


「彼方てめぇぇぇえええええ!」


「燐先輩のこと疲れたとは何事だぁぁぁあああああああ!」


「貴様ぁぁぁぁああああ!死にてぇのかあぁぁぁぁぁぁあぁあああぁぁぁあ!」


「なんだこれぇぇぇぇええええ!?!?!?」


俺は走った。それはもう足がもげるほどに。

幸い部活は終わっていた。

あ、挨拶してないわ…こりゃ明日は説教だな…

そんな場合じゃねぇぇえぇええええええ!

なんだこの状況!

足が速くて助かったぞ!


バタン!


俺は家の扉を閉めた。


「彼方ぁぁぁぁああああ!」


「てめぇぇぇぇぇええええ!!!」


「燐先輩を俺らから奪っておいてぇえええええええ!」


「死ねぇぇぇぇえぇぇぇぇえ!」


「なんか誤解してないか!?」


なんか俺が先輩と付き合ってるみたいな話し方だぞ!?

俺の恋人は桜だっつーの!


「お兄ちゃん…?お帰り…」


桜がいつになく不機嫌だ。


「燐先輩って…誰なの…?」


「桜!?違うからな!?これはあいつらが勝手に勘違いしてるだけだから!俺の恋人は桜だけだから!」


「「「!?!?!?」」」


「えへへ〜!お兄ちゃん大好き!」


「「「!?!?!?!?!?!?」」」


「うん。俺も好きだよ」


「えへへ〜!」


「「「はああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁああああ!?」」」


「おい彼方ぁぁぁぁぁああぁぁあぁ!!」


「開けろおぉおぉおおおおおおおお!」


「お前ぇぇぇぇえええ!燐先輩だけじゃ足らずにぃぃぃぃぃ!!!!」


「だから誤解だ!俺の恋人は桜だけだっての!」


「お兄ちゃん…!」


桜が感動しているようだ。


「そんなこと言ったら私たちが恋人だってバラしちゃってるようなものだよ?」


「……」


「バカなの?」


「……しまったぁぁぁぁぁぁあぁぁあああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」


キチガイ会でした。


<hr>


うまるーん!私だ!…はい。

わかる人にはわかるpart4!

今日好きなアイドルグループのグッズ販売店の場所と売るものが発表されたので嬉しいくて浮かれてる私です。

男性のネットアイドルグループです。

発売が12月からなので一日に行ってきます!ついでにアニメイトも…ぐへへへへへ!…あれ?所持金が…3000円!?どこで減ったんだよぉ…

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