第39話「縦読み大好きちゃんより」




<hr>


それから俺らは授業を受けた。

だか、江青は落ち着けないご様子。それもそうか。だって"あの"江青がラブレターをもらったんだからねぇ…


「ほいっ!これで授業終わり!部活に行ってらっしゃい!じゃ!」


「「「「いやっほーーい!!」」」」


クラスの男子が騒ぎ始める。


「静かにして!!」


流石生徒会長!男子の天敵!


「おい彼方!」


「なんだバカ。浮かれ野郎」


「当たり強くねぇか!?」


「ソンナコトナイヨーボクハヤサシイヨー」


「棒読みじゃねぇか!そんなことより!屋上いくぞ屋上!」


「えー?俺も?ダル…」


「5000円」


「ついて行かせていただきます江青様」


くそっ!金の圧力に負けた!やっぱ強えぜ!


「で!?部活は大丈夫か?」


「毎週日曜休みだっての!大丈夫な訳ねぇだろ!?」


こいつバカか!?あ、バカでした。


「まぁサボろうぜ!いいじゃねぇかよ!」


「5000円くれるな?」


「おう!」


「行く!」


「よっしゃああ!」


そんなこんなあって俺ら教室から出て階段を登る。

そして屋上の前のドアまで来た。

江青は落ち着かない。


「今更だけどさ…このラブレターの差出人がお前の好きな人の確率の方が低いからな!?」


「え!?マジで!?」


だめだこいつ末期だわ…


「はぁ…まぁ、行ってこい…待ってるから」


「おけ!」


そう言い、江青はドアを開けて外に出る。

その時に見えたのだか、屋上にはだれもいなかった。

要するにまだ差出人は来ていない。なので俺は少し離れたところで待機することにした…


<hr>


「はぁぁぁぁあああああああ!?」


江青の絶叫が聞こえて来た。

俺はすかさず屋上に行く。


「江青?開けるぞ〜?」


「は?なんでだよ!?こうなるのかよ〜!?!?!?」


返答が来ないため、勝手にドアを開ける。そして入る。


「どうしたんだよ?」


屋上には江青以外にいなかった。


「こっ!これ!」


そうして持っていた紙をこちらに渡してきた。

そこには…


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


ここに来たってことは、気づいていないのかな?

あのラブレターを|ある読み方(・・・・・)すると真実が見えるよ♪

縦読み大好きちゃんより…


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


「縦読み大好きちゃん?ってことは…」


「そうだよ!あのラブレターもどきを縦読みするとな!?」


「ああ、わかったわかった落ち着け。取り敢えずそのラブレターもどきを見せろ」


「はいっ!」


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


◆江青くんへ◆


うち…あんたに伝えたいことあるの…

それだから放課後屋上に来てほしい…

だれにも言わないでね?

よろしくね…?

ばかにしないで…!

一応…大事な話だから…ね?

かならず来てよ…?


あなたに伝えたいことがある人より…

ほんとうによろしくね…!


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


「これを縦読み…えーと…"うそだよばーかあほ"…っぷ…クスクス…」


「おいっ!笑うな!俺は本気で悲しいんだからな…」


「そんなこと…はははっ!…ふふふ…ぶあっはっっっははははああああああああああ!マジで大草原!ふごぉおおお!あと、5000円くれるんだよな?あはははは!」


「本当に死ね!」


「あっ伏せてない!○ねってなってない!大草原だわ〜ははははは!」


「もういいっ!」


そう行って江青は屋上から出て行く。

それに反して俺は…


「あははははははははははは!ぶぉっははははははは!」


大爆笑してました。


<hr>


あれから帰って来て…


「ただいま!って誰もいなかった…」


親は海外、桜は部活。ちなみに吹奏楽部らしい。


「んー?何してようかな…」


現在時刻6時30分。


「ご飯でも作って待ってるか…」


そうして俺は今夜のメニューを考えながら台所に向かうのであった。


<hr>


「ただいま〜!」


「おかえり」


「え!?お兄ちゃん!?」


当然の反応。模範回答頂きました!


「あ〜。今日足痛くて部活休んだ」


ここで正直に言ったら絶対に江青がいじられるのであえて嘘をつく。俺優しい!


「そうなんだ…大丈夫?」


「おう。大丈夫だ!」


「よかった!」


「で?持ち前のツンデレは?」


「あれはキャラです!」


「ついに自白したよこの子…」


今回の収穫。桜のツンデレはキャラだった。


「そんなことよりさ!今日の夕飯のメニューは?」


「なんか野菜食いたくなったから豚汁」


「私も野菜食べたかった!嬉しい!」


喜んでくれた。嬉しい。いぇい!


「じゃあ少し待っててな?もう直ぐできるから!」


「はーい!」


<hr>


「ふぅ〜!美味しかった!」


「お粗末様です」


「なんかデザートある?」


「アイスならあるぞ?」


「何があるの?」


俺は冷蔵庫を覗く。

ハゲーンダッツが4つ入ってる。


「ハゲーンダッツのバニラとチョコと苺とメロンがあるけどどれにする?」


「バニラ食べる!お兄ちゃんもたべよ?」


「バニラね。了解!俺もか〜…じゃあ苺にしようかな?」


「ええー?私も苺食べたい!」


「え?じゃあメロンにするわ」


「半分こでいいじゃん!」


「頭いいな…」


「お兄ちゃんは成績全部3以下だもんね!」


うっ…痛いところをついてきやがって…と思いながらハゲーンダッツのメロン味を置いて苺味を取る。


「じゃあ!一緒に食べよー!」


「はいはい」


そう言いながらバニラを桜の前へ置き、俺は隣へ座る。


「そういやさっきあんに食べたのにまだ食べれるのか?」


「よく言うじゃん!甘いものは別腹だって!」


「そうだったねー…太るぞ?」


「それはやだ!太りたくないもん!」


桜は怒りながら抗議する。


「何かを抗議してるんだか…」


「頂きまーす!」


「あっ!ずるい!俺も食べる!」


「早く食べないと全部バニラは食べちゃうぞー!」


「じゃあ苺は全部食べちゃうぞ?」


「それはダメ!」


「わかってるよー!」


桜がさっきから怒ってる気がする。


「お兄ちゃん!」


「何?」


「はい。あーん」


「え!?」


「早く口開けてよ〜!」


「わかったよ…あ、あーん」


パクッ!


俺は桜にあーんされた。嬉しい。

死んでもいいぞこれ…


「お兄ちゃんもして?」


「えー?」


「はーやーくー!」


「わかったよ…はい。あーん」


「あーん!」


俺が桜にあーんする。もう可愛すぎるだろこいつ!キュン死するわ!


それからしばらくあーんのしあいっこをしてましたとさ…


<hr>


にっこにっこにー!私だ!…はい。

わかる人にはわかるpart3!

アニメ&ゲームです!

なんかこの三連休3000文字を毎日投稿しろと言う鬼畜な要望をリア友から言われました…

なのでやってみた!(ドM)

私のスマホのスペックが悪いのかどんどんカクカクしていくんですよね…

ストレスたまります…w

眠い…だがあと100文字ですw

この三連休の予定は…家でゴロゴロしてますかねw

誤字あるかな?ないと思いますけど!課題が多くて大変なんですけど誰かやってくれる人いませんか?

誤字脱字の報告お願いします!

3000文字いった…!

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