第17話「ううん…嫌いになって!」

それから俺は桜といわゆるキスといわれるものをしていて──

恥ずかしさの余り、逃れることを考える以前に頭が真っ白であった。


「んっ…」


一方桜は顔を赤めながら右手を彼方の後頭部に置き、自分の方へ押して逃れられないようにし、左腕で彼方の背中に回して抱きしめていた。


それから5分ぐらい経ってから桜は彼方から離れた。その顔は熟したさくらんぼのように赤かった。


なお彼方はキスが終わった後も状況を読み込めないでいた。


「ご…ごめんなさい!お兄ちゃんの…ファ、ファーストキス…ごめんね…最低だよね…私のこと嫌いになった?ううん…嫌いになって!」


といい桜は恥ずかしそうに走って二階へ走っていった。

まだ彼方は状況を読み込めていない。

それからしばらく経って頭が回復してきた。


「えっ!?桜!?」


何があったか全て理解した俺は、パニックになっていた。


「俺は、桜とキスして…抱きしめられて…そして桜が俺のことが好き…」


流石にないと思っていた。

兄妹だから、恋をするなんて有りえない。そう考える人も当然いる。

だが、俺はそうは思わなかった。

なぜなら、俺は──


桜のことが本気で好きだからだ──


<hr>


ハイパー短くてすいません。

どうしてもここで切りたかったんです。

面白いこと言うなら、自分で考えたエピソードなのに、体の一部分が元気でした。(どことはいいませんがw)

……面白くないですね。すいません。

次回長くしようかな?と思っています。あくまで予定です。

行けたらいく的なやつです。


あと彼方!そこ代われ!(危ない発言)


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