第9話「もしかして俺の事好きなの?」
「で、その好きな人って誰?」
俺は桜に問いただす。
「い…言いたくありません」
「なんで?」
「好きな人言いたくないのは普通でしょ!?」
「そうなのか?」
「じゃあお兄ちゃんの好きな人言えるの?」
俺はしばし思考して…
「言える」
とだけ言う。
そうすると案の定…
「じゃあ誰?」
と聞いてくる。それに対して俺は…
「桜」
と言う。
そうすると桜は顔を熟れたリンゴのように真っ赤にして…
「ばっ!?バッカじゃないの!?お兄ちゃんが私なんかを好きだなんて…」
妹としては好きである。なので間違ってはいない。
あとこの反応から桜は俺のことが好きなんだろうな!俺は恋愛小説によくいる鈍感系主人公じゃないからな!
ちょっといじってやろう!
「もしかして俺のこと好きなの?」
まずは普通に聞いてみる。
帰ってきた返事は…
「ちっ、違うから!?お兄ちゃんよりかっこいい人なんて溢れるほどいるんだから!」
「ぐはっ!?ドストレートに言うな!意外と精神面が削れたぞ!」
「とにかく!お兄ちゃんなんか好きじゃないから!」
と言って、桜はご飯の途中に顔を真っ赤にしながら部屋へと戻って言ってしまった。
「やりすぎたかなぁ?」
別にやりすぎてはいない気がするが、悪かった気もするので後で謝りに行こう。
<hr>
ミジカクテゴメンネ!
ネタギレカンガスゴイヨ!
ゴジダツジノホエホウコクオネガイシマス!
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