第8話「は?そいつ潰す」

我が妹から飯を作って欲しいと言う要望のため、着替えてからキッチンに向かう。

何にしようか悩んでると、 桜が


「簡単なものでいいからねっ!」


ととても可愛い口調で言ってきたので、言葉に甘えて簡単なものにすることにした。

朝食はジャムパンとスクランブルエッグとサラダにした。


「「いただきます」」


そう合掌して飯を食べる。

因みに今日は日曜日であり、俺も桜も部活が休みである。

俺としては家でゆったりして居たかったが、桜のご要望で遊園地に行くことになった。

これってデート?じゃねぇの?やばくね?


「うぅ〜…」


サラダを食べていた桜がうめき声をあげた。


「どうした?」


どうしたか聞いてみると、箸の先にはトマトがある。


「嫌なのか?」


「嫌いなの知ってるでしょっ!ばかっ!」


「あはは〜イヤ-シラナカッタナ-」


「知ってるでしょっ!!ばかっ!あほ!マヌケ!一回振られてる人!」


「ぐはっ…!痛いところをつくな!」


実際、一回付き合っていた人がいたのだが、ふざけ過ぎと言う理由で振られた。

その時は一日中泣いていたという苦い記憶が…


「で…そのトマトどうして欲しいんだ?」


「それくらいわかるでしょ!本当にバカなんだからっ!」


「ハイハイ…」


ちょっとふざけただけでこの仕打ちである。泣きたい。

俺は桜のトマトを箸で掴み自分の口の中に放り込む。


「これで良いのか?」


「ふむ…よろしいだろう!」


「何様だよ!」


「私様!」


「なんだよそれ!意味分からんわ!」


「やっぱりバカなんだねぇ〜」


「すっげえうぜえ!ご飯没収です〜」


と言って桜の飯を俺の方へ持ってくる。


「駄目〜!!ごめんなさい〜!許して?」


「謝れば良いってもんじゃないって桜言ってたよね?」


「私そんなこと言ったっけ?言ってないね!」


「1人で解決するなや!桜言ってたじゃん!」


「そうだったっけ〜?」


「本当にご飯没収で…」


「やめてよ…」


「条件がある…」


「何?」


「服をぬg「駄目!絶対に!」


「しょんな〜」


「当たり前でしょ!?」


「桜も成長したな〜って思ったから確かめてやろうと思ったのに…」


「駄目!私好きな人いるし…」


「は?そいつ潰す」


「どうしたのお兄ちゃん!?」


今日もハチャメチャになりそう。


<hr>


はい。

友達に小説書いてるってバレた。

いやさ!?こんな人気もクソもない作品をさ!?自分のすっくねぇ友達に見つかりました。

嬉しいのとバカにされて嫌になるという対象的な感情が混ざってよくわかんないですw

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