異世界はゲームじゃない。だからスキルもステータスもないし、女神様のサポートなんて勿論ない。ただ一人放り出されたおっちゃんは、人生経験のみを武器に、意外としぶとく生きていく。
与えられた条件は厳しいながら、おっちゃんに悲壮感はなく。しかし日々は平穏とはいかず、小さな幸運と、小さな不運と、ときに理不尽が降りかかる。そんな彼を支えるのは人生経験と、積み上げた知識と、人の縁。そして、必殺技はプリン。
淡々としているようで何故かテンポよく、ときにユーモアを交えて。笑ったり怒ったり、ハラハラしたり。そんな異世界の日常を読み切り形式で綴った、普通のおっちゃんの異世界冒険譚。