静止






救われる とも 救われない とも 知らぬ

宙 に 背 を 預け

落ちる

生 とも 死 とも 知らぬ

明日 の 無い 一瞬 を 永久 に 留める

進む 事 も 戻る 事 も 出来ない

そこ に 私 は 無く 世界 は 無く

やがて 意味 も 消え失せ

遺るのは 私 という 概念 すら 無い

唯 の 物体 。









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