藤崎ウィズキとマスカキング、どこで差がついたのか
ステラキングは”チカーノな彼女”。
ステラキングで、マスを掻く、これは、”マスカキング”、だ。
イトゥカワは、ステラでよくマスターベーションをする。彼は、マスカキングだ。
藤崎ウィズキとイトゥカワタカノーリが比較される理由としては、サナネ好きの変態、というところである。安定して思い浮かんでくるのがこの二人だから、なら、もう一人いれば三人衆、さて誰か。誰でも良いが。
現在、ウィズキは、コーイシハルトマンというキャラに夢中、でも、たしかにサナネのことも愛していた。
ステラは、金髪で、やや短髪で、真ん中分けで、美形だから、南方のキャラで言えば、”モレヤスマコ”系であるから、イトゥカワはツボだった模様。だってサナネと関係が深くあるから。
親日でナードなステラは、フィアンセィヂックキョウコンのガルフレなのだ。
今日、あるところで、ウィズキを見つけた。ウィズキとは、あの、藤崎ウィズキのことだ。だが、飽くまでも本人とは限らないので、
ウィズキらしき人と仮定。一応仮名は〝ミズキ〟で。でも、彼は、さっき言ったとおり、〝ミズキ〟、である。なぜか?、彼がそう言っているのだから、真偽の程はさておいて。
ミズキも、”w”を言うことで心内の事象を表現したいようである。
「俺は東風サナネの処女を食った男の称号を寸善尺魔で手にする寸前である」名城大学の庭にある階段の上のほうから話しかけてくる、頂点を極めたぞという態度のネルソンは言う。
「なんだよ、サナネさんはお前のもんじゃねえよ、サナネさんはみんなのものだァ!」ミズキは言う。
「サナネにさん付けするやつは性的にお世話になってる証拠だぞw」ネルソンは言う。
「あ?!、なんだ?!」ミズキは言う。
「かっかってこいよw、チンコの皮剥く、ムクw」ネルソンは言う、勝手に、ムクという蔑称を付けて。
「あああああああ?!」ミズキは吠えた、月に向かって。過去に月に吠えた、文豪朔太郎にも嫉妬しながら。
「あw、ごめんw、チンコ剥くムクムク勃起してカチカチ、ビーンッ!♂とフル勃起だったかな?w」ネルソンは言う。
「てっめえ!」ミズキは言う。
「幼少期のサナネさんもかわいいよねえw、あのだらしなほどのデカチブサの持ち主が、ぺたんこの貧乳だったことがあるなんて」ネルソンは言う。
「お前はなんだ?!アンチ藤崎ウィズキか?!」ミズキは言う。
「べつにぃ?w」ネルソンは言う。
「そういうのはよそ当たれ!よそ!」ミズキは言う。
「ネットで悪口書き込めってかぁ?、そういう趣味はねえんだよw、それにお前にべつに興味なんてないんだw、興味あるのはサナネ、東風、サナネ、ただそれだけw」ネルソンは言う。
「ならどうして突っ掛かる?!」ミズキは言う。
「ただやってみたくなったからだよお!w」ネルソンは言う。
「大体こんな駅のホームで喧嘩売って恥ずかしくないのかお前!」ミズキは言う。
「べつにぃ~?w、そういえばお前がKO義塾大学出身だって噂、あの噂、あれ、嘘だろw」ネルソンは言う。
「そうだぞ!、俺は高卒だ!悪いか!……ああなんかイライラしてると親子丼食いたくなってきた。神奈川行った時も、なんか楽しくヲタクライフできてた時も、親子丼の印象があんだ。もちろんその親子丼は変な意味のほうではないが」ミズキは言う。
「べっつにぃ~?www」ネルソンは言う。
「ちゃんと質問に答えろ!お前からは真剣みが感じられないぞ!、まともに会話をする気もなさそうだしな!、聞いたぞ、サナネさん争奪戦の話!、お前が主犯か?!、今すぐにでもそんなことは、やめろ!」ミズキは言う。
「そう言うことがサナネにとってもいいとでもぉ?、でも俺はここでくだらねえとしては引き下がらない、それこそサナネの夫であることの証明!……お前が今持ってるラノベ、瞬間的に暗記してほしい所暗記してやるよ、言ってみな」将来は東大卒のラノベ作家になると計画するネルソンは言う。
「全部!全部!全部だァ!」言いようのないってほどにけわしくてすごい顔でミズキは言う。
「じゃあちょっと待ってろよ、ページ捲る秒数分ぐらいは待っててくれw」ネルソンは言う。
「んっ!」ミズキは”合意した”ということを表した。
ちょっと時が過ぎた。
「まだ第一章までだ、まだ残りの章があるぞ!」ミズキは言う。
ちょっと時が過ぎた。
「あと残り一章あるぞ!……お前!これ予め暗記してきただろォ!」ミズキは立ち上がり、音流村に殴り掛かった。ミズキ、平均身長以下、ネルソン、195センチ。ミズキの片手交互のパンチを残りの一章分を暗唱しながら俊敏にかわす音流村であったがもう彼の体力には限界がきていた。かなりの記憶力のよさを有する音流村はそれの代償かのように病弱であった。
音流村のノーミス暗唱テスト終了。
「カンタンさぁw」ネルソンは言う。
「クソォ、その記憶力でなら理系の早苗、あの女のことも惚れさせれるんだろうな……」ミズキは言う。
偽主人はこの辺りからこの現場にたまたま到着した。
「わかったよ!サナネさんの夫としてふさわしいのはお前のほうだチクショー!」ミズキは言う。
ミズキ帰っていく。そしてそれとすれ違いのようにダウンする音流村。
ミズキを歩きながら追う偽主人。
(時間的にもコミケット帰りだろうなあ)と言う偽主人がコミケットと言うが、これは、コミックインマーケットというイヴェントの略称だ。
「ぷぅー!」平然と道端で屁をこくミズキ。
「こんな所まで来るなんてなにしに来たの、藤崎さん」偽主人は言う。
「やめろ、おれは今途轍もなくへこんでいるんだ、例えるならばそう、自殺するぐらいにッ!」ミズキは言う。
ネルソン、漢字表記で改めて書くと”音流村”はまさかこいつが2次元のキャラクターにここまで本気になってるのかと思わすほど、2次元ヲタクに見えない。むしろ3次元の女とヤりまくってそうなののほうに見える
「さっきの喧嘩のせいでか?」偽主人は言う。
「死んだらお前のせいにするぞ」ミズキは言う。
「さっきのサヴァンみたいなの、あんたのパンチで倒されていたぞ。あんたの勝ちだぞ、藤崎ウィズキ?、あれ?、別人だったかな?」偽主人は言う。
「え?マジ?!、おれ、勝った?!」ミズキは言う。
藤崎ウィズキとは、ラノベ作家志望者で、ペンネームにミズキを希望していて、自称ミズキ。これは、熱心に彼の配信する動画を見ていれば、知れることなのだ。
機嫌を取り戻した様子のミズキである。まことに単純な生き物である。
「でもあんなやり方で勝ってもなんだか腑に落ちねー……」ミズキは言う。
「でも勝ったってことにしとけよ(変なことオレが言ってそれショックでこいつが自殺でもして死んだらオレのせいにされるからな)」と偽主人は言いながら思う。
「で、あんたもあれか?挑戦者か?このおれ様の?、よし、それなら南方でバトルだ」とミズキは言うが、結局彼もサナネ取るために争う気があるんだと。
現在地、藤崎家。
「何回も動画で見たあの部屋にまさか来ることになるとはなw」偽主人は言う。
「そうだぜw、有名人の部屋だぜw」ミズキは言う。
「なにかあったときにってことでこれ頼まれて作ったんだ。自作南方っぽいの。1~5面ボスはサナネのエロ同人をよく描く作家で、ラスボスはオレね、オレのスペルカードの、終止符「天賦の才(笑)」は被弾したら残機全滅だから。エクストラは主人公ともう一人の主人公、つまり自分と自分でやる。自分との闘いを哲学的な問答的なノリでSTGする破目になるわけ。自機キャラは藤崎ウィズキでタイプAはミズキでオプションは「DTマジカル」、Bはムキュでオプションは「アナル童貞」、もうひとりに〝イトゥカワ〟もいる。タイプAがイトゥカハでオプションが「ピクピクシヴのブクマ」で、Bがイトゥカワタカノーリでオプションが「1921年9月21日オッパウ大爆発ならぬ、97cmJカップオッパイ大爆発」。その二人が主人公で内容はオレのサナネを寝取ろうとしてくるがラスボスのオレ倒してもそのオレは幻覚でバッドエンドしかない。しかもSTGとしてもクオリティ高い。藤崎ウィズキの本人の顔コラとか声も使ってる。特にこだわったのがボム発動時に背景に出てくる藤崎ウィズキの笑顔。神ゲーだろ?」偽主人は言う。
「なんやねん!自機キャラの人選が生々しすぎやないかい!w、しかもオプションがなんか妙に怖いわ!」ミズキは言う。
「そりゃそれ狙ってやってるから、タイトルは『サナネさん』」偽主人は言う。
「んなもん作んなw、タイトルササエさんのパクリだろ!、ボム発動時の背景とエクストラ想像したら吹いたわw、でも、興味あるでやってみる、また後渡してくれ」ミズキは言う。
「ああ、このゲーム持ってる時にZYNさんに会ったら渡すわw」偽主人は言う。
「やめい!ww」ミズキは言う。
「そういえばイトゥカワタカノーリとリアルで会ったぞ」偽主人は言う。
「まじ!?」ミズキは言う。
「ほんとにあの奇妙系なイラストみたいな恰好してた。本人か確認してないけど十中八九あいつだろう。んで警察捕まってた」偽主人は言う。
「うはwwwおつwww……あいつうざかったんだよなぁ、サナネさんの恋敵として……思い出すだけでうざいけど捕まってよかったわ」と言いながら感傷的になるミズキ。
「お前実は案外ホモに人気あるだろ?、一回ゲイバーにでも行って寝てみろよ、脱がされて掘られてるかもだぞ」偽主人は言う。
「なんだよ急に!、お前ホモかよ!」ミズキは言う。
「まあそれは措いといて、お前のしたがってた試合ってのはどうなった」偽主人は言う。
「おれもさっさとやりたかったとこだぜぇw、おっしゃ本気出すぜぇw」ミズキは言う。
南方は実は、弾数よりも弾速のが難易度を上げる要因となっているため、物の動きが遅く見える、ハエが持つような目さえあれば最難関のルナチックは下手な人でも楽にできる。弾を遅くしているのを想定した避けるパターンさえつくれば一気に難易度は下がる。偽主人はこうしてルナチックを攻略することに成功した。
一方ミズキは、根性で”ルナティック”(※”ルナチック”のこと。でもミズキはルナティックと言う派。”ルナチック”は南方でもっとも難しいモードの名称)を挑んでクリアしていたということもあり、その面安定さに欠いていた。そしてミズキは負けた。
「おい!、ふざけるなよ!おまえ!」ミズキは言う。
「いいだろべつにw、その辺に居る女ならオレがナンパでもしてお前にくれてやるからさw」偽主人は言う。
「てっめえ!」と言ってミズキは襲い掛かってきた。
偽主人は下の階に行き、ミズキの母親を盾にする。
「あらw、ミズキあんたお友達つくったの?w」ミズキのママは言う、ママもミズキのデビューを願ってミズキ呼びだ、そしてこの女も”w”を使う、きっとミズキの影響だ、自称、影響されやすいお母ちゃんだそうだから。
「ちげえよこんなやつぅうっ!」ミズキは言う。
ミズキのサナネへの愛は尋常じゃないもので構成されていた。それゆえミズキは偽主人を殺す勢いで立ち向かってきたのだ。
「ちょっとミズキあんたふざけるのもいい加減にしないさいぃ!」ミズキママは言う。
「これは恋敵たちとの戦争なんだァ!」ミズキは泣きながらそう言った。
「はあ、恋はいつの時代でもみにくい争いを生むのね……」ミズキママは言う。
「母ちゃんまで泣くな!」ミズキは言う。
「わたしも知っていたわ、恋はなにも温かいものではないわ、わたしはそこから悟ったのよ、人の冷たさを!」ミズキママは言う。
「泣くな!オカン!あんたまで苦しませたくないんだ!」ミズキは言う。
「瑞希、あんたの父ちゃんも結局、わたしを本気で愛してくれてはいないのよ、彼も、恋という名の戦争に、負けたのよ!」ミズキママは言う。
「やめろおおおおおおお!、この戦いは初めから避けることなんてできなかった!、だからおれはこの戦いに参加したことに、後悔はしていない!」ミズキは言う。
「あんたいつになく勇敢ね、強くなったわね、貴方の好きな子に感謝しなきゃね」ミズキママは言う。
「いや違う!、おれは前よりもずっと脆くなったァ!、ひでえよ、おれにまでこの戦争に参加させるなんて!、サナネは楽してる女だ、だからこっちは無理するのも変みたいになっちまうんだよ!、ZYN、あんないい女をおまえが紹介してくれたことには感謝するよ、師匠だと思って尊敬もしていた!ガキの頃までは!、でもZYN、おれはあんたが憎い!、やっと出会った大切な女だったのに!、おれたちキモいやつの味方だと思ってたのに!今日みたいにべつに女に困ってそうじゃないやつらにあっさりと取られちまうなんて!やっぱりサナネはみんなのものじゃないんだ、みんなを幸せにしてくれるものじゃないんだァアアアアアアア!」ミズキは言う。
「うん、なんとなく予感はしてたわ、わたしも同じような経験があるのだものォ!」ミズキママは言う。
「でもお母ん!お前に今日のおれの気持ちはわからない!、おれは本気なんだァ!、イトゥカワだって、今日のあいつだって、目の前に居るこいつだってガイキチはみんな、サナネとの恋に本気なんだァ!」ミズキは言う。
「でも駄目よ、ミズキ、あんた、負けたと認めれるなら、邪魔しては駄目よ、負けとも認めず邪魔し続けるような厚かましい人間になっちゃ駄目よ……それはその好きな子にも迷惑なことなのよぉ……」ミズキママは言う。
「うん、おれ、吹っ切れたよ、わかった、もうサナネはあきらめる、でも想い続けるよ、きみのことを……おれの脳内でのマイ、ハニー……」ミズキは言う。
「奇遇ね、わたしの恋敵も早苗だったのよ」ミズキママは言う。
「人生は変な巡り合わせばっかだよ、ほんと……。でもオカン、おれが名前言ってた女は、早苗じゃなくてサナネだ。おれもオカンも泣きすぎてうまく聞き取れなかったのかな」ミズキは言う。
「晩御飯作ったのよ、今日は貴方の大好きな、カレーよ……」ミズキママは言う。
「うん、おれわかったよ、おれの一番大切な女は母ちゃんだってことっ!」ミズキは言う。
ミズキとミズキの母は泣きながら抱き合った。
ちなみにこのミズキの親はミズキの言うサナネが2次元の女であることを知らない。ミズキはCGならギリいけるが自称2次派である。
偽主人は自作ゲームをそっと置いて帰ることにした。
後日談。ミズキはあの日以降、いつもより真剣に働くようになり、抱えていた目に見えない重いものがスッと抜けたような感じのオーラを放つようになった。歩き方も凛々しくなった。飲み会とかでもいつもより明るく振舞えるようになったり、気遣いもできるようになった。なにより3次元女への嫌悪感みたいなものが前よりも格段に減った。そしてミズキに彼女ができた。ミズキ曰く自分がつくれる彼女のレヴェルが想像していたより上だったらしく、自慢の彼女だそうだ。彼女の名前は「せなみ(仮名)」十代でまだ若い。今はその彼女のために真剣に働いてるという。主に彼のニコニコドオガ時代のことを知らない者が端から見れば、「もう彼は立派な父親も同然だ」、「彼のような亭主が欲しい」という声も多くある。せなみとミズキ双方まだ別居してはいるが、ミズキの家の近くに来たついでにミズキの家に来る関係(ミズキ側から行く場合もあり)はあり、彼女もヲタクだったため、休日はゲームの上手い瑞希と一緒にゲームをしたりしてミズキは前と変わらずヲタク趣味を続けられてるという。むしろ前よりも楽しくなっている。これを機にエロネットサーフィンも、かなりやる回数を減らせることができた。想像してたよりも卑猥な彼女の乳房などを始めとした女体の部位に、やみつきなのだという。もちろんエロ動画も撮った。
「これは一生もんのオカズだw」とミズキは彼女のエロ動画で人生歓喜をしている。
次会う機会は、コミケットがてらにディズニーランドに行くとのことだ。
学校行事などにおいて瑞希は「孤立してしまう」などの理由から、どうにも遊園地などには苦手意識を持っていたのだが、その苦手意識も克服できそうだ。
ある知り合いの先生によると、彼女と一緒に寝ている時、彼女が、「なにか音がする」ということで訊いてきたのだが、その先生はそれがネズミの音だということを知っており、「ここディズニーランドだからw」と冗談を言ったところ、彼女に下半身を蹴られたという過去を語ってくれたが、その罪滅ぼし的なノリで、その先生は彼女とディズニーランドで結婚式を挙げたところ、普通に地元のどっかで済ましちゃうよりも上手くいったということで、瑞希も彼女とディズニーランドにて結婚式を挙げると言っている。彼はこの女を東風谷早苗の次ぐらいに大切に思っているという。その彼女は瑞希のことを「かわいい」、「癒し系」だったり、「普通にイケメン」と気に入ってくれているらしい。どうやらニコニコドオガ時代の時から(ネタとして)ファンだったという。
まだ東風谷早苗に未練の残っていた瑞希であったが、大切にしていきたいと切に思っている。
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