人類は光速運行を可能とした。ホーキング駆動装置を開発されたからだ。
そして、人類は冥王星(134340 Pluto)を目指す。
ツープ(ЦУП)とNASAで開発された宇宙船ストレルカⅠは既に発射された後。
だが、その交信は途絶してしまった。事実上、失敗に終わっている。
舞台は月面の裏側にある量子船基地から始まる。
第二次探検隊に選抜された日本人宇宙飛行士、知子は宇宙船ストレルカIIの巨躯を見て思う。
凍てついた冥王星まで辿り付けるだろうか?
知子の胸に抱いた思いは絡み合い、複雑だった。
第一次探検隊には学生時代の同級生が搭乗していたからだ。
冥界の王、プルートを名をもつ準惑星は沈黙を守ったまま。
ハイ、プルート。聞こえるか?