第6話 食糧問題




続・スタート地点生活





最初、メルシーは

雑草を食べるという行為を小馬鹿にしていたが

空腹で体力が減ってくるといよいよ焦り出した。



リポップ仕立ての雑草を挟み、

炭火とメルシーは睨み合う。



「炭火さん・・・私達はフレンドですよね、『分かち合い』って・・・大切だと思うんですよ」


「なら・・・怪我人をいたわれよ、さっきの毒草で、もう体力が1しか残ってない、瀕死なんだぞ」




「・・・ここは・・・半分づつにしましょう」




いや、それは・・・無理だろ?

※試してみたが、アイテムは分割不可だった





「う・・・うう・・・うううう」

メルシーは涙を流す。




ひもじい・・・

ひもじいよ・・・

どうしてこんなことに






$$$







ふたり体育座りで夕日を眺める。

駅舎の丘から眺める地平線はとても美しい。




「・・・綺麗」




「・・・」




「やっぱり、私は・・・最初の街を目指します」

メルシーの決意は固い。





「今こそ、不幸の輪廻を断ち切るんです!」


おお、壮大な話になってきたな



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