夢を渡る車
遠い遠い、遥か彼方の星では、誰もが自分の車を持っている。
人々は夜毎、その車で夢から夢へ、旅をするのです。
ある人はヒーローになる夢を見たそのあとに家政婦として事件に巻き込まれ、またある人はアイドルとして歌う夢を見たそのあとに生まれたばかりの赤ん坊として母親に抱かれ。
そうして毎朝、幸福な気持ちで目覚めるのです。
おやすみなさい、良い夢に出会えますように。
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