《地域/街 情報》
【アヴァイン帝国】
首都キルバレスからパーラースワートロームまでは凡そ直線距離で七千キロ程であるが、沿岸属州都アナハイトからは凡そ千キロしか離れていない。それほどアヴァインは広大な領地を持つ大国だということだ。
【魔導国フォルス】
パーラースワートロームの最北に位置する小国。本来は彼らが先住民(イノセント)であるが、呪われし民 (アルデパーム)と呼ばれ、現地では多くの者達から忌み嫌われている。
人口五万人程度。彼らの中からは稀に、強力な聖魔道力を持つものが現れる。
【首都キルバレス】
アヴァイン帝国の首都。多くは、別名・聖零都市国家とも呼ばれ、人口800万を越える西部最大の大都市である。
聖霊技術と呼ばれる、『精霊晶(ジオメトリ・ソウル)』を主体とした人工知能を持つ機械や。パーラースワートロームで採れる、『精霊水』から高濃度精霊水(オヴィーソース)を精製する技術を独占している。
それを買い求めに来るその関連企業の総売り上げは、国家予算の約三分の1に昇り、この国の発展には欠かすことの出来ない技術となる。そしてこの国の国家予算は、実に平均的な国家予算の約六倍を越えている。つまり、超大国だ。
【州都アルデバル】
アヴァイン帝国の属国コーデリアの州都である。人口450万人が住んでいる。
【聖都フィーリア】
キーリング・フィーリア城を抜けた先に広がる、フォスター皇国の聖王都。古代での隕石の落下により、現在では直径十キロメートルもの広大な円形の平原。その中に聖王都をフォスターが建設したと伝わる。緑多く、守るのにとても適している天然の要害である。
この地への入り口は三カ所しかなく、その一つは西正面であるキーリング・フィーリア城・北のリリーフィールド城・南のグリーン・スフィア砦である。
しかし北は多くの拠点たる城塞が並び、南は険しく、西の正面キーリング・フィーリア城は難攻不落である。その他は岩盤が脆く、険しいため、侵入は不可能。
【キーリング・フィーリア】
幾多もの城砦に取り囲まれた、聖都フィーリアの西を守る城塞城である。この城塞の中に、15万人もの人が住んで生活している。
【リブルスレイグの砦門】:キーリング・フィーリア城の南西にある、第二の門。高さ二十五メートル、奥行き百五十メートルもある、要塞化された門。色使いの多くが青の為、『青道(せいどう)門』とも呼ばれている。
これとは逆に、北西の要害、『赤道門』がある。
(魔法障壁:精霊結界)
キーリング・フィーリア城の外壁すべてに使われている精霊技術。直径三十センチ超の魔導石の結晶に、特殊なパターンの『魔封陣』と呼ばれる精霊技術を施し。拠点防御用として作られた物。これが三つで対となり、物理・魔法などのエネルギー衝撃を吸収する。
使用の際は、常時多量の精霊水が必要のため、普段は使用されていない。それもあって、精霊水が流れる城塞や街にしかこれは置かれていない。
キーリング・フィーリア城では赤道門・青道門・白青門に一つずつ置かれている。
【ガウダの塔】
ガイデスヘルムの街に建つ、グローブウェル大聖堂から連なる高さ80メートルを超す時計塔である。
【ガイデスヘルムの街】
人口20万人。霊山からの水源に恵まれ、水路が幾重にも街中を流れ、人々の生活を支えている。別名「水の都市」とも呼ばれるパーラースワートロームでも有数の景観の美しい街だ。かつてはここが、古代王都であったと伝えられている。
この街に限ったことではないが、街の外郭部は二重の城砦によって守られている。
【ロックガイデスの城塞砦】
ガイデスヘルムから南東11キロの距離にある要塞城である。険しい断崖岩肌に作られた城塞砦で、こちら側から向こう側のキーリング・フィーリア側向かいまで複数の城塞が連なる形で形成されている。《聖者の鐘の日》以前までは、フォスター側の城塞砦であったが、今はワイゼル側の城塞砦として修築され、ワイゼル側の領を守る西側の最大の拠点になっている。
【フィーンフェイルの街】
ガイデスヘルムから南15キロの位置、ロックガイデスからはやや南西6キロの距離にある街である。大きな深めの渓谷の川がその街の前に流れていて、その街の入り口にはこの時代ではまだ珍しい鉄製の橋が架けられている。ロックガイデス砦側からは唯一の街への入り口となる。橋は可動式で、街側から侵入を防ぐために可動できるように作られている。5万人が住んでいる。
【自由自治領カスタトール】
パーラースワートローム地方の北東に位置する肥沃な大国。
主に穀物・食料関係の輸出。精霊機器生産やその部品の輸出をしている。
【アヴァイン帝国:沿海属州都アナハイト】
アヴァイン帝国の最南東沿海部にある州都である。
商都ワグナールから北西400キロの距離にある。300万人を超える帝国第3位の大都市。
【商都ワグナール】
パーラースワートロームから一番に近い、商業都市である。
【パーラースワートローム地方】
霊山から連なる円形の山々に囲まれたガイデスヘルムの街を中心とする、周囲百二十七キロ四方一帯をパーラースワートローム地方と呼ぶ。
【ワイゼル公国:首都エングラート】
人口55万人が住むパーラースワートロームでも最大級の都市だ。
【トリチェッリーク採掘場】
ワイゼル公国の首都、エングラートの北に位置する採掘場で、現在は廃鉱となっている。この王国が、かつては採掘によりなりなっていた事を現在に伝える遺跡の一つである。
【フリグリーラント採水処理施設】
ワイゼル公国の旧首都。
霊山の麓にあり、現在では『国際採水権事務局本部』がある。また、この施設内にある工場で『高濃度精霊水』が精製管理されている。
歴代の事務総長はアヴァイン帝国から派遣されている。
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「イノセント」について、ウィキより引用したものをここに張り出しておきます。これについては、既存の言葉をつかっております。呪われし民 (アルデパーム)はこの作品上の造語です。
同時に『女神に祝福されし者 (アルデパーム)とかつては言われていた』という設定に現在はしてあります。
『イノセント』 (イタリア語: L'innocente) は、ルキーノ・ヴィスコンティ監督による1976年のイタリア・フランス合作映画である。フランス語題は L'Innocent である。
日本語タイトルは「イノセント:(形容詞)無垢な」と英語読みになったが、オリジナルタイトルは(イタリア語にしろフランス語にしろ)形容詞に定冠詞がついているのでこの形容詞は名詞化されている。意味としては原作同様「罪なき者」である。つまり、この物語では主人公に殺される幼子を指している。
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