《聖霊兵器など》


【精霊晶(ジオメトリ・ソウル)】

形の精神。もしくは作られた魂。形作られた魂・・・である。基本的なコンセプトは軍事用で。高濃度精霊水(オヴィーソース)のエネルギーを、効率よく引き出す為の《媒体》として開発された物。

中に小型チップを搭載されたタイプもあり、自立歩行やパターン化された思考を持つ物もある。

人の意志や思いをそのまま封じ込めるメモリーとしても用いられる場合が多い。



【聖魔晶石】

 聖霊晶の元となる原石。かなり限定されるが、これは各地で採れ。パーラースワートロームのトリチェッリーク採掘場でも、沢山の鉱物類の中からたまに見つかる。基本的に青白い色をしているのが一般的だが。たまに、黄金色の聖魔晶石が見つかることもある。その黄金色に輝く魔晶石のことを『女神の涙』と人は呼ぶ。中には、赤く炎のような精気を出すものもあり、性質としては様々な精霊エネルギーを弾く。その為≪魔法結界石≫として拠点防御用に用いられていることが多い。

 最近では技術応用により、人などが扱う盾の中に仕込んだ新防具も出初めている。



【グロウ・メサ】

 見た目はただの聖霊晶である。但し、その色と気質が違う。普通の聖霊晶青白いが、その聖霊晶は黄金色に輝いている。正常な聖霊晶の数百倍の意識容量を持ち、自らが判断能力を持って作られた。本編の主人公がこれを手にする。


【精霊水】

 パーラースワートロームでのみ、唯一採ることの可能な水。これから聖霊晶のエネルギー源となる高濃度精霊水(オヴィーソース)を精製することが出来る。


【高濃度精霊水(オヴィーソース)】:

 精霊晶(ジオメトリ・ソウル)のエネルギー源。その使用方法は、精霊晶を高濃度精霊水(オヴィーソース)に浸すことでも可能。又、精霊晶内にチューブを通し、直接内部から浸透させる方法もある。

 その精霊晶の質量にも依るが、その方がエネルギー代謝量が増え、高出力である。大型の精霊晶の場合は、こっちの方法を使う場合が多い。


【精霊水錬成技師(ソースシナジーエンジニア)】

精霊水を錬成する技師。医療その他。

パーラースワートロームでは人気のある職種である。


【装甲騎兵】(ディガーナイツ):

パーラースワートローム歴272年に製造された、アヴァイン帝国の軍用自立型高機動兵器。量産型。

鹿の下半身に、人間の上半身。そして頭部は魔人という姿。主に山岳地帯の侵攻用にと開発された機体。その機動性は高く、時速80キロで走ることが可能。その運動性能から対・巨神機(聖霊兵器)用にと宣伝していたが、その女神像の守備能力が、同国の開発チームの努力により向上した為に、皮肉にもコストパフォーマンスの悪さからその意味を失った。そしてその生産は297年で終わる。

 初めて人が乗り込む事の出来るタイプで、半マニュアル操作も可能。その大きさは巨神機の1.5~2倍。つまり、五メートル弱から六メートルを越えるものまである。因みにその値段は3~5倍である。しかもメンテナンス費用が更にこれへ加算される。故障も非常に多い。


 272年~現在まで各地で実戦配備されている。



【巨神機】(聖霊兵器)

 パーラースワートローム歴、紀元前023年には開発されていたと伝えられる、軍用自立型機動兵器。

 数十年単位でその改良型が開発され、現在では大型化されてきたが、その呼び名は今でも変わらぬベストセラー機体。その大きさは三メートルを超える。

 272年に《装甲騎兵》(ディガーナイツ)が開発されその存在を危うくしたが、装甲騎兵は値段が高く。その上コストもかかる事から、やはり巨神機の方がよく売れた。

 更に新開発の『魔導装甲・改』が、装甲騎兵のエネルギー兵器、グロウランサー(槍)の一撃を受け止め、その間に巨神機の主砲『聖霊砲』にて討ち滅ぼす(一度に16ガロンもの精霊水を使うが)。その意味でも巨神機の方がよく売れている。

 ただ、精霊砲を使うと、精霊水が魔の水と変わり。その水に犯された大地の草木は枯れ果て、その水に犯された水は腐る。まさに、諸刃の剣である。



【聖霊銃】

 精霊水での使用も可能だが。高濃度精霊水(オヴィーソース)を用い使用すると、その破壊力は増す。

 装填は、高圧充填方式により注入したカートリッジタイプである。




【聖獣兵器】

脳波の微細な波長調整が必要な為、基本的に専用機体となる。

起動用キーロックに認識機能が入った精霊晶(ジオメトリ・ソウル)を使い。防御に魔晶石≪魔法結界石≫を用いている。

通常武装は、精霊兵器グングニルの聖槍


【グングニルの聖槍】

先端からエネルギー兵器聖霊光を出し(最大5発)。ブレードとして近接戦も行える(最大135秒間/1カートリッジ単位)。

装填は、圧縮充填によるカートリッジ方式。

カートリッジを収めるカートリッジホルダーは、聖獣兵器にもよるが、通常3つ。メナス・ギル・ウエインが5つ。


【聖霊飛翔機(ラーゼ)】《聖霊兵器》


【聖獣兵器シルヴィール】≪聖獣兵器≫

聖獣シルヴァーフの遺伝情報から作られた、聖獣兵器。高機動タイプ。


【聖獣兵器シルヴァーナ】≪聖獣兵器≫

聖獣シルヴァーフの遺伝情報から作られた、聖獣兵器。重装甲タイプ。


【聖獣兵器メナス・ギル・ウエイン】≪聖獣兵器≫

フィルウエイン専用機:唯一、グロウの遺伝子が使われている。



≪精霊の滝≫:毎分3200リットル


≪高濃度精霊水≫:純度99.99%

出回ってはいるが、大変高価である。


≪軍用高濃度精霊水(オピリオ・オヴィーソース)≫:

高濃度精霊水(46~43%)+オークトファニ(製造配合極秘)+スピリツオム(製造配合極秘)+カルタゴバイオ(製造配合極秘)

 アヴァイン帝国本国が主に使用しているが、友好国への輸出も行っている。聖霊兵器使用時に大変な効果がある。ただ、使用兵器の耐久年数は激減する。


≪商用精霊水≫:

高濃度精霊水(純度16~19%)+カルロマティニ+スピリツオム

通常、出回っているのはコレ。≪商用精霊水≫を使い、医療や精霊灯火用に配合を加え使用している。


≪精霊水≫:

精製前の状態(0.18~1.4%)


※精霊水の濃度は、年々落ちてきている。


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