まだ現実世界と王都で消耗してるの?
ケンタウロスを見かけたので、ミノタウロスのことどう思ってるか聞いてみたよ
皆さんどうも! 異世界プロブロガーのはばけんです!
前回から少し更新が開いてしまいましたが、皆さんお元気でしたか?
僕は人生初の野宿をしながら丸2日かけて新居に辿り着くくらいには元気です!(足が壮絶な筋肉痛になったことは内緒←)
が、野宿のとき、通りすがりの知らないおじさんから見たこともない真っ黒な果物をもらい、翌朝空腹に耐えかねて食べたところ、新居に着いたタイミングでお腹を壊しました。笑
すっかり回復したので、昨日近所のおばさんに聞いてみたところ、十分に干して食べないとダメな果物だそうですw おじさんそれ先に言ってよw
さて、早速新居やその近所を紹介しようと思ったんですけど、先にもっと報告したいネタが出来たから、今日はそっちを書きます(相変わらずの行き当たりばったり←)
昨日、散策も兼ねて結構長い時間散歩してたんです。王都周辺と違って町があるわけじゃないんだけど、草原が続く中にポツンと酒場があったりして面白いんですよね。
で、かなり森に近づいたところで、2次元の中で何度も見たことあるシルエットを目撃しました。
人の顔に2本腕、そして馬の4本足。
そう、ケンタウロスです!
彼らのような魔物は王都の方には住んでないので、まさにこういうところに引っ越さないと出会えない種族。いきなり会えるなんてラッキーです!
その1頭のケンタウロス、全力で森の中に突っ込もうとしてたんですけど、僕を見て急に止まりました。
「あ、はばけんじゃん」
僕のこと知ってたw 異世界で一番有名な異世界人とは僕のことですw
やっぱり下半身が馬の体だと大きいですね。軽く見上げながら話す感じに。
で、折角なので色々聞いてみようと思ったんですけど、ここではばけん、閃きました。
ファンタジーの世界にはちょっと名前の紛らわしい存在がいますよね? ミノタウロスってやつ。こっちは顔が牛で、体が人間なんです。
で、ユリーガノにもいるらしいんですよね、ミノタウロス。
ケンタウロスは、人間の上半身に馬の下半身。ミノタウロスは牛の頭に人間の体。名前からして同類っぽく扱われていることに、ケンタウロスはどう思っているのか!笑
って、しまった。あの人?(馬?)の名前聞くの忘れたw まあいいや、ケンタウロスのケンタさん(仮名)に徹底取材です!
はばけん「ぶっちゃけ、ミノタウロスのこと、どう思ってます?」
ケンタ「んー、なんか変なヤツいるなあとは思ってる」
はばけん「変なやつってw 向こうの方が変だ、みたいな感覚ってあるんですか?」
ケンタ「もちろんあるよ。こっちは頭が人間なんだぞ? 思考は高いだろ」
はばけん「なるほど。笑 実際、ミノタウロスと会ったことはあるんですか?」
ケンタ「ああ、あるよ。森でちょっと大がかりな作業があるときに、向こうも手伝いに来てくれたんだ。なんかこっち見てブモーブモー興奮してた」
はばけん「そりゃベースは牛ですから笑 どうですか、会ってみて、正直に感じたことありますか? ぶっちゃけ、『あー、ここは俺達の方が優れてる部分だなあ』みたいなのって」
ケンタ「まあ、これは向こうも分かってることだろうけど、機動力はこっちの方が圧倒的だよな。向こうは四肢は人間なわけだし」
はばけん「確かに! 馬の足があるから草原も駆け抜けられますもんね」
ケンタ「そうそう。一緒に森の中走ってると、向こうの方が先に息切れするんだよ。屈んで膝に手あてて『ハア……ハア…………ちょっと……待ってくれ……』って言わんばかりに休んでる」
はばけん「なんかそれ想像すると面白いですねw 逆に、向こうに負けてるなあと思う部分ってありますか?」
ケンタ「んー。あっ、インパクトは絶対に負けてる! 俺達はパッと見たら顔は人間だからそんなに驚かれないけど、あっちは牛だからな。だから子育てはあっちの方が楽なんだよ。子ども叱ってるの、メチャクチャおっかないもん。牛って怖いわ」
はばけん「確かに牛の顔で怒られると怖いですね。笑」
はばけん「ちょっと気になったんですけど、仮にケンタウロスとミノタウロスの間に子どもが出来たら、どういう子どもが生まれるんですかね?」
ケンタ「それは分からないなあ笑 遺伝の仕組みよく分かってないけど、うまくいけば人間が生まれるのかあ。面白そう、いつか誰か試してほしいよ」
はばけん「お互い、半獣半人ってことで、仲良くやれそうな感じはあるんですか?」
ケンタ「ああ、多分、お互い近いところで不満があるから、良い酒飲めると思うんだよな」
はばけん「不満、ですか? それはどんな?(相槌うまくなってきた←)」
ケンタ「分かりやすいのは森の中で狙われるってことだよね。狩猟目的で、うつ伏せで矢とか構えてる人が、俺達の顔を確認せずに『馬だ!』って射ることもあるんだよ。ミノタウロスも、草むらに隠れて狙ってる人から頭だけ見えて攻撃されちゃったこと、あるんじゃないかなあ」
はばけん「なるほど、その危険が確かにお互いありそうですね」
ケンタ「あとは、コミュニケーションかな。向こうは顔が牛だから、うまく意思疎通できないってところでストレスあると思うんだよね。で、俺達は俺達で別のストレスがあるんだ」
はばけん「ほうほう、別のストレスとは?」
ケンタ「信じられない話かもしれないけど、俺達は上が人間なのに、何か興奮で叫びたいときに、ヒヒーンって
はばけん「脳は人間なのにw なんでしょうね、本能なんですかね? で、そういうときはどうしてるんですか?」
ケンタ「普通にヒヒーンって叫んでるよ」
はばけん「叫んでるんかい!笑」
いかがでしたか? いやあ、王都にいたら聞けない、貴重な話が聞けました!
いつか本物のミノタウロスに会って、走って息切れしてるところを見てみたいです!笑
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