貴方を魔法の国にご招待!? 魔術師にインタビューしてみたよ!
皆さん、どうも! 異世界プロブロガーのはばけんです!
でも今回は「ブロガー」じゃないかもしれません。
皆さんは「魔法」という言葉にどんな憧れを抱きますか?
今回は、この国で魔法を研究している方に突撃インタビューしてみました。
さあ、声を合わせて叫びましょう。その方たちを何と呼ぶか?
せーのっ
魔術師!!!
はい、よく出来ました! ワタクシ、
ネット使えなくても録音はできるんで、スマホ持ってて良かったw
今回インタビューしたのは、ふさふさの銀髪と綺麗に整った顎ひげがダンディな魔術師、カーニタッドさんです!
お酒をご馳走するので色々話聞きたいと伝えたら即OKしてくれました。笑
御年63歳らしいけど、そんなベテランとは思えない若々しさ! お父さんがエルフと人間のハーフってことで、長寿の血が流れてるってことですね。
以前の記事でも書きましたが、魔法を使える体質の人は、エルフやハーピーなどとの間に出来たハーフの方や、その血族の方です。他の魔物と一緒に研究所に籠り、この国の発展のために魔法を研究しています。
カーニタッドさんのお父さんもメチャクチャ元気らしく。今96歳で、バリバリ現役の魔術師やってるみたいですw
あ、ちなみに、ユリーガノにも1年っていう単位はあります。あんまり詳しく聞いてないですけど、時間と年の周期は地球とそんなに変わらないらしくて、それが僕達に移民を提案・推進しやすい理由でもあるみたいです。
まあ、僕としては年齢の計算が複雑にならないで良かったなあって感じです。笑
さあ、そんなわけで、マシェンおばさんの酒屋(酒場以外に普通に小売店もあるんです)で買ったウィスキーを持って夜の研究所にお邪魔し、杯を交わしながらインタビュースタートです!
【目次】
1.魔法を使うってどんな感じ?
2.魔術師の生活
3.魔術師にとっての魔法
1.魔法を使うってどんな感じ?
はばけん「今日はよろしくお願いします! 早速ですけど、魔法研究っていう中でも得意領域というか、専門領域ってあるんですか? 攻撃魔法とか回復魔法とか」
カーニタッド「回復魔法って何だよ(笑) まあ魔術師によって得意な魔法とかはあるね。俺は物質変換かな」
(カーニタッドさん、その場で魔法を見せてくれる。はばけんが拾って持っていた落ち葉を握って呪文を唱えると、シュウウ……と煙が出て塩に変わった)
はばけん「うわー、すごい! これって原理的にはどうやってるんですか? 呪文を落ち葉に聞かせて、落ち葉がそれに反応する、みたいなことですか?」
カーニタッド「んん……そうやって原理説明するのは難しいな。そういう説明を超えたところにあるから魔法っていうわけでよ。例えば燃えやすい薪や炭が積まれたところにあったときに火を近づけたらボワッて引火するだろ? 俺からするとそれと似たような感じなんだよな」
はばけん「へえ、そうなんですね(分かってない顔)」
カーニタッド「分かってないだろ(笑) 要は呪文ってのは火花みたいなもんなんだよな。お前さんからするとさっきのはただの落ち葉だろうけど、俺から見れば『魔法で変換できる準備の整った物質』なわけだ。あとは俺がちょっとつついてあげれば、勝手に魔法にかかるんだよ」
はばけん「なるほど、呪文の力できっかけを与えてるってことなんですね! 魔法を使える力って、所謂『魔力』って呼ばれるものだと思うんですけど、それって魔法使ってるときに感じたりするんですか? 体全体が熱くなったりとか」
カーニタッド「いや、そういう自覚はねえなあ。口笛吹ける人って口笛吹いてるときに体に変化あったりしないだろ? それと同じだよ」
はばけん「魔法使うと疲れたりします?」
カーニタッド「まあずっと使い続けてればな。口笛ずっと吹いてると疲れるだろ? それと同じだよ」
はばけん「なるほど!(なんでそんなに口笛押しなんだろう……笑)」
2.魔術師の生活
はばけん「魔術師って普段どんな風に生活してるんですか? やっぱり集中力高めるために瞑想とかしたり?」
カーニタッド「いや、特にそういうのはねえな。仕事ある日は普通にこの研究所に来てるよ。文献読みながら他の魔術師やエルフと話して、新しい魔法を考えてんだ。で、ちょっと試してみようかってなったら(指差しながら)あの隣にある実験室で実験してみる。ご飯もここで食べてるな。カミさんに弁当作ってもらってるし」
はばけん「確かにこの研究所は落ち着きますよね。石造りで雰囲気もいいし」
カーニタッド「石造りの方が魔法で何か失敗しても損壊が少ないんだよな(笑) もっとも、外じゃないと出来ないような大規模な実験もあって、そういうときはみんなで出てるよ。まあ、その時空転移実験の失敗のせいでお前さんが来れるようになったんだけどな(笑)」
はばけん「でも思ったより普通の生活してるんですね。体もガッシリしてるし、運動もちゃんとしてそうです」
カーニタッド「ああ、健全な魔法は健全な心身から、ってな。毎日研究所に来るのも大事だよ。文献読んだりは家でも出来なくはないんだけど、孫が来ると捗らないからな(笑)」
はばけん「孫って急に現実的なワードが(笑) そういえば報酬ってどうなってるんですか?」
カーニタッド「ああ、国が作った機関だから国から出てるぞ。もともとは国内に幾つも研究所があったけど、魔法を悪用することがないよう、中央にまとめて監視下においたってわけだ。だけど最近給料上がらなくてよ。ったく、お役人は俺たちの働きちゃんと見てんのかよ」
はばけん「だいぶ愚痴が……笑」
※注 既に持ってきたウィスキーは相当空いてます。
3.魔術師にとっての魔法
はばけん「魔法使えて良かったなあと思うときってありますか?」
カーニタッド「そうだなあ……やっぱり一番は国の危機に『魔法』って力で役立てるってところだな」
はばけん「危機っていうのは戦争とかですか?」
カーニタッド「幸いうちの国は、ここ最近戦争はないけどな。今は人口減少とかだよ。少しずつとはいえ着実に減ってるのは緩慢な死と一緒だからな。ユリーガノは好きだし、自分は血の関係で長寿だから、この国を栄えさせたい。まさにお前さん達みたいな人たちが安心して来れるように研究してるよ」
はばけん「ホントに、魔術師の皆さんのおかげで僕も生活できます! 逆に、魔法使えてマイナスだったことってありますか?」
カーニタッド「魔法に過度な期待ができないことだな。『未開の土地を一気に開拓したい』とか、いくら魔法でもできないことがなんとなく感覚で分かっちまう。そういう空想話を酒場で無邪気に話したりしたいよ(笑)」
はばけん「はああ、使える分、そこの限界が見えるってことですね。じゃあ最後に、魔法を使ってやってみた『人に言えないようなこと』ってありますか?(笑)」
カーニタッド「ああ? ないわけないだろ?(笑) 例えばそうだな、カミさんと付き合う前に気になる女がいてさ、夜こっそり(自主規制:ホントに書けない内容でしたw) あと、ぶっちゃけカミさんと結婚してからも(自主規制:この魔術師、酔いすぎw) 他にも真っ昼間から林で(自主規制:ダメだこの人w)」
はばけん「はい、インタビューここまで! ありがとうございました!」
最後は完全に酒盛りになってて、あとで録音聞き直したらホントにひどい内容でしたw
でも日本にいたら絶対お目にかかれない仕事の人と話せて楽しかったです。
日本の皆さんに「ユリーガノで待ってるぞ!」とメッセージ頂きました。皆さんもこっちに来て、カーニタッドさんと一緒に飲みましょう(←)
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