異世界に転移したらこれ食べんしゃい! ユリーガノの美味しい家庭料理5選
皆さん、どうも! 異世界ブロガーのはばけんです!
ちなみにタイトルを博多弁にしましたが、博多に特に縁はないです。雰囲気でつけてみましたw
さて、このブログをご覧の皆さん! 「ユリーガノの詳細な説明とかいいからグルメを教えてくれよ」「異世界行くか、食べ物合うかどうかで決めるわ」って声が時空を超えてここまで届いてますよ!笑
こちらに転移してきてから、王都周辺のお店を巡り色んなものを食べています。ちなみに、所謂「レストラン」とか「カフェ」みたいなものはありません。「酒場」という感じで昼からお酒を飲める場所があって、そこでコーヒーも普通の料理も提供しています。
異世界の料理、となれば皆さん想像するのは「スライムの煮こごり」「ガーゴイルの骨付きチキン」みたいな魔物を使った料理かと思いますが、残念ながら今のところそういう料理には出会ってません。
というか、実際あったとして食べたいですか?(ジト目)
フランス南西部に行けば、白インゲン豆の煮込み料理「カスレ」が出てくるように、どの国にもその土地ならではの家庭料理があるものです(地味にフランス行ったことある自慢入りました←)。
そんなわけで、人気ブログの鉄則に則り、グルメ情報として美味しい家庭料理をご紹介したいのですが、残念ながら写真がアップできません……! アップするとボケてしまって、「見た目がグロいのでモザイクかけました」みたいになります笑
ちょっと説明っぽい文章になってしまいますが、どうか味覚の想像を膨らませて下さい。あの香りよ、あの味よ、遥か彼方の日本に届けええええええ!
1.レイク―サーボ
出た、いきなり謎の料理名w こっちの言葉で何を指すのかもよくわかりません。笑
今住んでいる家を紹介してくれた、案内人を務めてくれたお役人さんから教えてもらったお店で食べました。お役人っていっても、「いやあ、異世界の人と喋るの緊張するね!」ってノリの人でしたけど笑
野菜とハーブをたっぷり入れたオムレツとその日獲れた魚を、トマトのペーストで煮込んだ料理です。あ、卵とかトマトみたいな食材はこっちの世界でも存在してますよ! 世界が違うけど似るところは似るんですね!
オムレツとはいえ、ホントに野菜とハーブが目いっぱい入っているので、色が緑色です。パッと見じゃオムレツって絶対わからない笑
トマトの酸味が程よく抜けて、魚やハーブとの相性が抜群でした! お湯を多めにして魚の出汁が効いたスープとして飲む家庭もあるそうです。
2.ナティプ
これは朝市みたいなところで食べました。王都の周りは結構商業が盛んみたいで、定期的に市やってるですよね。フラフラ回るだけでも面白いです。
輪切りのジャガイモを揚げたものに特製のソースをかけて食べるんですけど、このソースが不思議なんですよ!
正直、見た目はすごく食欲を減退させるんです。何せ青緑色でドロッドロ……笑 ところがところが、ジャガイモと一緒に食べるとこれがめちゃくちゃ美味しい!!
でも屋台で行列の中でバッと買ったので、ソースの中身が分からないんですよね。今になって、原料が何なのか気になってきましたw
それにしても、名前が覚えづらい……笑
3.トカーシュ
こちらは初めて酒場に行った時に食べました!
酒場、色々なところがあるみたいですけど、僕が行ったところは日本の大きめのバーに似てましたね。カウンターとテーブルがある感じ。半個室とか掘りごたつはもちろんないです笑
電気がないのでランタンの照明でしたけど、その薄暗さが逆にいい感じでした。ただ、日本のバーと違って朝からやってるので夕方入ったときには既にベロンベロンのおじさんがいました笑
で、トカーシュなんですけど、これもメチャクチャ美味しかった! さぁ、皆さん、どんな料理か想像してみてください!(無茶振り)
これはペーストですね。トウモロコシとナスを混ぜてペーストしたものに、ハーブやスパイスを加えたものです。パンに塗って食べます。
これがね、色味は薄いんですけど、スパイスが絶妙に効いてて美味い! 一緒に出されたパンが一瞬で消えました。あれ、僕も魔術師になったかな?(←)
ちなみに、ペースト残すのもったいないので指でしっかり器を拭って食べましたw
4.ソクワト
お待たせしました。今回のご紹介する中で最もインスタ映えする料理です。そしてユリーガノからはインスタできませんw
これも同じ酒場に行ったときに、隣のグレーの髪のおじさんから「お、異世界から来たあんちゃんだな! これ食ってみろ!」と勧められました。
基本は「短い春巻き」です。生じゃなくて揚げてあるやつ。中にはミンチにした肉とコリコリした根菜っぽい物が入ってる。
でね、これに紫色のソースをつけて食べるんですよ。なんでユリーガノはソースの色がどれも不気味なんだろう笑
茶色い揚げ物に紫のソースをつけたところ、ホントに日本にない色彩感覚で思わず何枚もスマホで撮っちゃいました。
なんていうんだろう、現実離れしてるというか……いや、実際に現実は離れたんですけどね(言いたかっただけw)
で、このソースがなんとびっくりするくらい甘いんです!笑 スイートチリソースの比じゃありません。もはやこれ単体でスイーツになるのではって感じです。
でも、しょっぱい春巻きと甘いソースの不思議な相性がやみつきになるんですよねえ。食べた瞬間は「うっ……」ってなるんだけど、飲み込んだ後にまた一口欲しくなるという……。いやあ、赤ワインがガンガン進みました。
5.ファンテマーズ
最後は、隣の家の人からもらった食事をご紹介します。
いやね、挨拶行ったんですよ。そこは僕も根は日本人ですから、引越しの挨拶としてユリーガノで人気らしいクッキーみたいなの持って。30代前半くらいのおじさんが出てきたわけです。
そしたら2日後に、「あの……ファンテマーズ作りすぎちゃったんで」って鍋ごと持ってきたんですよねw
いやいや、それ大体、素敵なお姉さん女子がやるって相場決まってるでしょ、と。なんでおじさんから余った料理もらわなきゃいけないの、っていう笑
でも美味しいんですよこのファンテマーズ! いわゆる「グラタン」です。ホワイトシチューのとろける甘みと、肉や野菜から出た旨みが程好くマッチ。パンのつけ合わせとしても、これ自体を主食としても、満足できそうな一品です。
でも、一つだけ気になることがあってですね……
これ、何の肉ですか!!!笑
いや、おじさんに聞いたんですよ! でも、ニヤニヤするだけなんですよ!
「え、牛とか豚とかですか? 鶏じゃないっていうのは分かるんですけど」
「(にこやかな笑顔)んー、うん。うん」
「……あの、まさか魔物の肉ってことないですよね?」
「(にこやかな笑顔)んー、えへへ、うん」
何なのー! その照れた感じの表情と曖昧な相槌は何なのー!
そういう仕草が許されてるの可愛い女子だけだからねー!笑
結局、この美味しいグラタンの本当の正体はまだ分からないままですw
そんなわけで特に気に入ってる5つを紹介してみましたけど、まだまだ食べてない美味しい料理がありそうです。ここの家庭料理って、僕たち日本人の舌にも合うものが多いみたいですよ。
皆さんがユリーガノ来てくれたら、グルメツアーやりましょうね!
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