孤独に苛まれたときは、音楽に沈むと良いんだ

どうも、異世界ブロガーのはばけんです。


いやあ、来ちゃいましたね。いつか来るだろうと思ってたんですけど、思ったより遅かったなあと思います。

はい、来ちゃいました。襲って来ちゃいました。孤独感が。笑



こんなこと、書かない方がいいのかもしれません。日本にいる人に「それ見ろ、考え無しに転移なんてして、言わんこっちゃない」なんて笑われるかもしれません。


でも、こうして悩んでいるのも、紛れもない「波橋賢人」の人生です。だから、それを残しておきたい。このブログに、僕の人生を、カッコ悪いところも含めて全部、綴っておきたい。そう思って、がむしゃらにキーボードを叩きます。



***



決して誰も構ってくれないわけじゃないんです。みんな優しいし、人間だけじゃなくてエルフやドワーフも話しかけてくれます。ドワーフなんかこの前「今度酒場で飲もうぜ!」と肩をバンバン叩いてくれました笑



でも、やっぱり埋まらないものはありますね。家に帰ると、途端に寂寥感が体を包み込みます。

友人にメールで思いの丈を送ったりするんですけど、ネットワークが不安定なせいか受信の方がうまくできず、一方通行。何回か受信できたこともあるんですけど、テキストだけの返事を見ていると余計に寂しさが募ったりします。



思いつきでここに来たけど、何者かになろうと思ってここに来たけど、ふと、もう少しだけ時間を取っても良かったんじゃないかと、後悔の念に気持ちが沈むこともあります。


別に生き別れたわけじゃない。親でも友人でも、何とか連絡はできる。それでも、もっと一緒に遊んだり、酒を飲んだり、くだらないことを話したりすれば良かったのかもしれません。



***



どの漫画もアニメも、異世界に行った後のハッピーな展開を見せてくれました。転生すれば魔法が使えて、美少女エルフ達からモテモテになったりして。

転移だって、そこにはスローライフが待っていて、新しい友達と友好的な魔物と新しい生活が待っていた。それは今の僕にも近いものがあります。



でも、あの本には寂しさは載ってなかった。そりゃそうですよね、あれは空想だから。


キラキラとした空想に、そんな辛いことは載らない。実際に作者が経験したわけじゃないから、そこは表現されない。


だから、この寂寥感は、世界で初めて、僕が経験するものなのかもしれません。



窓の外の月明かりは綺麗で、でもただ綺麗なだけで、あれだけ見慣れてた新宿や渋谷の騒々しい夜の明かりが、無性に恋しくなったりします。



***



どうやって対処しようかと迷った結果、僕は日本から持ってきたイヤホンを耳に嵌め、音楽を再生しました。自分が受験のとき、就活のときに、ずっと聴いていたミディアムバラード。


「笑顔で頑張ろうぜ」ではなく、「辛い時もある 沈んだ底から踏み出していこう」と歌うその歌詞に、今回も励まされました。「自分が落ち込んだとき、持ち上げてくれる曲」を持っているというのは本当に大事ですね。


こっちに来ちゃった事実は変えられないから、だからこそ、僕は僕のやれることをやろう。

何者かになって、連絡なんか取らなくても日本のみんなに僕の動向を知ってもらえるように、「波橋賢人はここにいるぞ」と知ってもらえる人間になろう。



***



ふう! 色々書いてスッキリしました! お前が立ち直る過程をいちいち書くなよ、って意見もあるかもしれないけど、ほら、これからユリーガノ来る人達がホームシックかかったときの対処法にも使えるでしょうしw



あー、うん、なんか気は晴れたけど、構成考えずに書き始めちゃったから、オチとか全然考えてなかった!笑


えっと、それでは最後に、ユリーガノで買った日用品でビックリした話をしたいと思います。


政務官の方に紹介してもらった家で、初めてお風呂入ったときなんですけどね。あ、給湯器とかないので薪でお湯温めてます。最近ようやく火のつけ方に慣れました。笑



で、雑貨屋さんで買ったクリーム色の石鹸使ったんです。カレットさんっていう、鮮やかなオレンジ色のロングヘアが印象的なおばさんがやってるお店でオススメされて買ったんですけど、これが全然泡立たないw



もうね、何かヌルヌルした液が手につくんだけど、泡になる気配が全く無いんです。でも、体につけてみると、ちゃんと汚れは落ちる。こんな石鹸あるんだなあと思って、またそのお店に行ったんです。



「おばさん、あの石鹸全然泡立たなかったですけど、しっかり洗えますね。しかもなんか肌がすべすべになった気がします」

「そらそうだよ、はばけん(こっちでも愛称が定着してますw) 馬油(バーユ)の石鹸だからね」



ああ、そっか。これが馬油の石鹸ってヤツなのか。日本でも聞いたことなるなあ、なんて考えていると、衝撃の一言が。



「天災や病気で亡くなったケンタウロスから採ってるから貴重だよ」


え、馬ってそういう馬なの!!!笑



あまりの出来事にその場でも変な声出ちゃいました。笑



いやあ、寂しさの吐露から始まって最後に一ネタで締めることになるとは。如何に思いのままに綴ってるかバレちゃいましたね(←)



そんなわけで、書いてるうちに元気になりました。今日もケンタウロスの石鹸で体綺麗にして、サッパリして寝たいと思います!w

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