第2115話 ※さすがに治りました
さすがにこれが投稿される頃には完全に治っててくれ! っていう願いを込めて書くんですけど、11月の後半にですね、私の中でちょっとした事件が起こってたんですね。
Twitterでもちょこっと騒いだやつなんですけど、私が定期的に通っている婦人科でのお話です。
この婦人科では、定期的に貧血を診てもらってます。通院は大体三ヶ月くらいの間隔ですかね。血圧を測って採血して、あの、分娩代みたいな、股を強制的にパッカーンする何とも屈辱的な椅子に座って内部をチェックされます。子どもを二人も産んどいて屈辱的も何もねぇだろって話ではありますが、その体勢じゃないと内部の検査が出来ないのでしょうから、仕方ないんですけども。ついでに子宮がん検診も定期的に受けてます。もうここまでおっぴろげてんだ、徹底的に診てくれやの精神。
もう慣れたものですから、嫌だなぁ、と思いつつも黙って検査を受けます。それは良いのです。
問題は採血。
もうね、これまでさんざん血は抜かれて来ました。健康診断、人間ドック、ありとあらゆる機会で抜かれて来ましたとも。ですから別にいまさら血を見るのが怖いとか、針が痛いとかでギャーギャー騒ぐつもりはありません。もう粛々とね、粛々と刺されて抜かれてじゃんけんポンですよ。
が、こないだ、もう何年振りかにとんでもない外れを引いてしまったのです。さすがにこのレベルは、ってくらいに採血がお上手ではない看護師さんに当たってしまったのです。パッと見は私よりもかなり上の方でした。確実に50代くらいだと思います。だとしたらかなりのベテランなのでは? と思いましたが、わかりません。その年で新人の可能性もありますし、たまたまその日はちょっと調子が悪かったのかもしれません。
そういえば私、小さい頃はマジで血管が見つからない子でして、院内にいた看護師さんが次々と私の血管の前に敗れ去り、これはもう私が出るしかない、みたいな感じで親玉みたいなベテラン看護師さんまで出張って挑んだものの、それでも見つからなかったことがあるのです。ちなみに、この『見つからない』はもちろん針をぶっ刺しての判断です。素人からしてみれば、刺したんだからそこで何とかしてくれよ、って思うんですけど、なんか違うんですかね? どうやら「そこじゃない」らしく。
仮面ライダーの改造手術みたいな感じでですよ、あんな感じのベッドの上でですよ。看護師さんが幼い私を取り囲んで、順番に「じゃあ私が」「ここは私が」「じゃあもう○○さんしかいない」とか言いながらかわるがわる針を刺していくんですよ。その時は採血ではなくて点滴だったんですが。
・血管が見つからない
・見つかったけど、この血管は刺したら破ける(?)から駄目
みたいな感じで計何ヶ所刺されたやら、っていう経験があります。そんで、無事に刺した後、なんて言われたかというと。
痛かったね、ごめんね、とかじゃないんですよ。
「松清ちゃん、ちゃんとご飯食べようね」
でしたから。
謝れ!
まず謝れや!
そう思いましたね。
こっちはもうぎゃんぎゃんに泣いてるわけですよ。痛いし、大人に囲まれて怖いし。なのに、かける言葉がそれかい! って。
ですがそれはもう過去のこと。
いまはもうもりもりご飯を食べる健康優良おばさんですから、血管が見つからないなんて言われることもなくなりました。
にも拘わらず!
こんなに立派な腕、且つ血管であるはずなのに、何をどうしたのかすんごい失敗されてですね。
針を刺す瞬間も痛い。
血が抜かれてる最中も痛い。
針を抜く時ももちろん痛い。
こんなに痛いの久しぶりだな。私が幼女だったら泣き叫んでるところだぞ。
そんなことを考えつつ、絆創膏を貼ってもらい、しばらく患部を押さえてですよ。その時から何かおかしいとは思っていたのです。
絆創膏、めっちゃ血が滲んでるんだが。
普段はそんなことないのです。剥がせばガーゼ部分に血はついていますけど、表面まで沁みるほどは出てないのです。
今日めっちゃ沁みてるじゃん。さてはあのナース、血管だいぶ傷つけたな?
チクショウとは思いましたが、まぁ、そんなこともあるよな、と思い、その日は終了しました。触るとちょっと痛い程度。
で、翌日ですよ。
「シャレにならんくらい内出血してる……」
これが夏なら大変です。
なんかもう、「宇部さん何かあった? 話聞くよ?」みたいな、青黒い痣みたいなのが肘の内側にブワーって。しかも広範囲。針の痕なんて見えませんから、ぶっちゃけなんかもう……暴行の痕みたいなことになってて……。DVか? って。
でもまぁ、2、3日で治るだろう。
そう楽観的に考えてたのですが。
えーと、これを書いてる現在(11/30)でもまだ残ってます。ちなみに、10日くらい経ってます。まだ残ってます。ババァの自己治癒力が雑魚過ぎて治らんのよ。
ほんと冬場で良かったなって。
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