第2106話 某ゲームの思い出

 というわけで、前話で某ゲーム音楽のコンサートに行ってきたよ、という話を書いたわけなんですけど、今日はその某ゲームについてお話させていただこうかと思います。いまさら何で『某ゲーム』とか濁したんでしょうね。


 どうでしょう、ドラクエ4。プレイしたことのある方、結構多いんじゃないかな、って思います。世代的には3ももちろん通ってはいるんですけど、当時、3は姉のやつだったので、妹である私が軽々しく遊べるものではなかったんですよ。なんてったってほら、当時、ドラクエのセーブデータって、ちょっとやそっとですぐに消えませんでした? あの絶望しかないBGMと共にね。妹の身でそんなことやらかしてごらんなさいって。


 死。


 消えるのはセーブデータか、私か、って話よ。

 ウチの姉は、私の息子のような天使ではないので、ゲームだけではなく、漫画なんかも勝手に読めば(リビングにぶん投げてあったとしても)怒られるのです。いちいちお伺いを立てないといけないし、聞いたところで「えー」とか言われるのです。すんなり貸してくれた試しがない。なので、おっかなくてあんまりやれませんでした。姉がやるのを見てるだけ。


 後にスーファミでリメイクされて、やっとのびのびやれるようになりました。


 それで、そう、4です。

 4は私のなのです。

 たしかクリスマスに買ってもらったのです。当時8000円くらいしたのかな。しばらくの間ずっと親から「高かった」とネチネチ言われてですね、なんかもうそこまで言われるんだったら、って思って、それ以降は特に何もねだらなくなりました。だから子ども達には、プレゼントしたものに対して値段のことは言わないようにしています。買う前に言うことはありますけど(大事に使えるか、みたいな確認も兼ねて)、買った以上はもう言いません。こっちが納得して出したわけですから。


 とにもかくにも、私のですから。

 むしろ私が許可を出す番です。


 とはいえ。

 やはり妹ですから、そこまで威張れるわけもなく。姉はもう全然我が物顔でやってましたね。どちくしょう。


 さて、そんなこんなのドラクエ4です。

 やったことのない方はポカーンかもしれませんけど、お付き合いください。


 構成としては、全5章。そのうちの4章は勇者の仲間の物語で、最後の5章で勇者と合流し、魔王を倒す旅へ――、という。すごいボリュームだなぁと思うわけです。


 中でも好きなのは、2章のおてんば姫ことアリーナ姫とそのお付きの2名(雑に括った)の話と、3章の武器屋トルネコ。トルネコは後にスピンオフが作られてそちらもヒットしましたね。そうそう、それもやりました。


 4章のセクシー姉妹のお話も好きなんですが、踊り子の方の姉がなんか我が儘な感じがして現実の姉と被ってしまい……。音楽は好きなんですけどね。


 ファミコンのドラクエ4は、裏技がありました。他の作品にもあるかもですけど。一体誰がどのようにして入手したのか知りませんが(ゲーム雑誌かな?)、私にもその噂は回ってきました。それが、カジノで高額のメダルをゲットする方法。たしか838861枚、って入力すると、10Gくらいだったかな? なんかそれくらいで買えちゃうんですよ。


 それともう一つ、ラスボス戦で、8回逃げると(もちろんボス戦だから逃げられない)その次のターンから、攻撃がすべて会心の一撃になる、っていうやつ。私はこれでデスピサロを倒しました。ちゃんとクリアしたのはたぶんこのファミコン版の4だけじゃないかな? いつもはラスボス、あるいは裏のボスを残してやめちゃうから。

 

 ここ最近はこれ以上趣味を増やすといっぱいいっぱいになるからとゲームはしてなかったものですから、今回、コンサートに行ってですね、ものすごく懐かしい気持ちになりましたね。特にほら、RPGだとそのシーンとか思い出しちゃって。で、ドラクエ4って結構悲しいストーリーもあるものですから、込み上げるものもありましたね。


 次はぜひとも自衛隊さんのコンサートとかにも行きたいです。

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