第2105話 数年越しの答え合わせ

 さて、満を持してのコンサートレポです。

 クラシックのコンサートなんですけどね、某ゲーム音楽のコンサートで。


 私あんまりゲームってそこまで種類はやってないんですよ。

 ドラクエは5(6は途中で挫折)まで。ファミコンでやったやつもありますが、リメイクのが多いです。ファイナルファンタジーはちゃんとやったのが5のみ(7は途中で挫折)。マリオを少々。あとドクターマリオとか、マリオカートを少々。それから、かまいたちの夜とかときメモとか。大人になってから『あつ森』ですか、あれもちょっとやりました。それとちょっとハマったのはモンハンですね。ただし、PSPのしかやったことないです。


 たぶんこれくらいかな。こうやって書くと多いな。

 あぁ、桃鉄も親戚のお兄ちゃんが持ってきて、ちょっとやった記憶あります。でもそれくらいかなぁ。まぁその程度ってことでね。あっ、待って。ストⅡとゼルダの伝説(スーファミ)とクロノトリガーもやってた! 結構やってるじゃん。


 で、そんな私ですが、クラシック好きなのと、そのゲームは大好きだってことで、どうしても行きたかったわけですね。いざ、冒険の旅へ。


 あっ、それと、忘れちゃいけないのが、あれですよね。

 大福――じゃなかったカステラの件。尿意はどうなったのか、って。とりあえず、開場の直前に摂取しました。なので、開演の40分くらい前かな? さぁ、気になる冒険の旅トイレは――?!


 大丈夫でした。

 全然尿意を感じませんでした。

 コンサートそのものはアンコールも含めて約2時間。始まるまでの時間を含めてもまぁ2時間40分くらいですか。尿意は大丈夫でした。正直、もっと長いと思っていたので、それくらいなら別にカステラの力を借りずともイケた気がしたのですが、尿意のことを何も考えずにいられたのは大きいな、と。会場を出てすぐトイレトイレともなりませんでした。余韻に浸る余裕すらありました。


 そう、それでですよ。

 タイトルの『答え合わせ』なんですけど。


 そのゲームね、もう書いちゃうけどドラクエ4なんですね。私がやったのはファミコンのやつとDS。


 で、さすがにDSくらいになりますとファミコン特有のピコピコ音じゃないので「この音はこの楽器かな?」みたいなのが想像出来たりするわけです。その答え合わせをして来た、っていう。以下、バストロンボーンとコントラバス経験のあるクラシック好き(にわか)による、レポというか感想というか心の声となりますが、なんのこっちゃ、って方は読み飛ばしてください。楽器経験者の方は一緒にニヤニヤしてくださると嬉しいです。



「ッア―――――!! 序曲! やっぱりドラクエはこの序曲! トランペット! 愛してる!!」


「えーっ、ここ(第3章 武器屋トルネコ)ってコントラバスだったんだ! いや、それっぽいとは思ってたけどさ! ッハー、そうかそうか、そうなりますか! ていうか、コントラバスが主旋律なんて感動なんですけど!」


「カスタネット――――!!!(第4章 モンバーバラの姉妹) ありがと――――!!! そのカスタネットを待ってた――――!!! 見える! あのきわどい衣装の踊り子が見える――――!!」


「そうそうそう! やっぱりこう、フィールドではホルンだよね! このなんていうの、あの、アルプスの大自然! みたいな時に使われるもんね!(アルプスの少女ハイジをイメージしてください)」


「マジかぁ、そこ(『呪われし塔』。『ゴリウォーグのケークウォーク(ドビュッシー)』みがあって個人的にかなり好きな曲)トロンボーンだったんだ?! 言われてみれば、あのバフバフした音はトロンボーンだよな! でもその動きは手が死ぬ! さすがプロ!」 


 とまぁ、こんな感じでですね。

 胸の前で手を合わせ、気持ち前のめりになってハァハァと鑑賞しておりました。隣に座ってたお若い男性はもしかしたら「何だこのおばさん」とか思ったかもしれません。申し訳ない。


 ちなみに、こういうクラシックのコンサートは初めてなんですけど、吹奏楽の大会とか学校の定期演奏会には行ったことがあります。そのせいか、どうしても吹奏楽のイメージが強くてですね、演奏者さん達が入って来た時、管楽器の少なさにびっくりしました。あっそうか、これ吹奏楽じゃないんだった! って。

 

 あと、なんていうか、皆さん結構オシャレな恰好をしている方が多くて、ヒヤヒヤしましたね。一応スカートとか履いておめかししといて良かった。そんで、二階席だったんですけど、実際に座ってみると、そんなに遠い感じもしなくてよく見えたものですから、結局オペラグラスを使わなかった、っていうね(笑)


 たぶんね、コンサートレポってこういうのじゃないと思うんです。わかってはいるんです。でも私にはこれが限界でした。もう脳内で大騒ぎでした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る