第2100話 書籍化します(※しません)

 改めて言います、しません。

 書籍化のオファーなんて来てませんし、何らかのコンテストで実は受賞が決まってるとかもありません(あったとしてもお漏らししたらフツーにアウト)。宇部さんはね、そういう騙し討ちみたいなことしないから。全然勉強してなーい、って時はマジで勉強してませんし、「私もー」なんて言われた日にゃあ、「へー、皆も勉強してないんだー、良かったー!」って安心して裏切られるタイプだよ!


 ほんとはね。

 せめてタイトルだけでも『第2100話 書籍化します』にしてやろうかなとか思いましたとも。でも、それもなんかむなしいな、ってことでね。即否定の運びとなったわけです。『第100話 書籍&アニメ化』の時はババーンと書きましたけど、あの時はほら、私も若かったから。5年も前のことだから。


 いや、これがですね、記念すべき脳内メディアミックス回の原点だったな、って思って。その当時はこのエッセイが書籍化&アニメ化したら、なんて妄想を垂れ流していたわけですけれども、結局ね、このエッセイがアニメ化したらどなたが私の声をあててくれるのでしょう。以前スペースでおしゃべりした際に私の声を聞いた方はわかるかもですが、割と低い声なんですね。なんかフォロワーさんのスペースを聞くと、皆さん高くてきれいなお声をお持ちなものですから、私のようなオバボイスは恥ずかしいのですが、声優さんってこういう声も出せるのかしら。おばさんぽい声の声優さんっているのかな。なんかキャピキャピして可愛い声か、セクシー系かしかわからん。旧ジャイアンのお母さんの声とか良いかもしれません。


 ここ最近ですね、フォロワーさんが次々と書籍化していくんですね。おかしいな、この波に乗れば次は私のはずなんだが、と思いつつ、まぁ、あの人もあの人もあの人もいるし、私の番はずっと後だろうと思っているんですけども、まぁ仮に、恐れ多くも、あの人もあの人もあの人も押しのけて書籍化してしまったら、っていう話をしようかと思って。


 いまのところ、一番可能性がありそうな婚活モノのやつ、仮にあれでデビューしたとしてですよ。まず、ペンネームはそのままで良いだろうから、『宇部松清』でデビューすることになりますよね。そしたらですね、まぁ、あの作品がどの枠で出版されるかわからないのですが、もし仮に一般文芸だったらですよ。私、下手したら『冲方うぶかたとう』先生の隣になるんですよ。だってそうでしょう? 私、『宇部うべ』だもん。震えあがりますよね。私のはラノベだろ? ラノベ枠だよな、あれ? 冲方先生の作品一つも知らないけど、名前は知ってます。 待ってヤバい。いま調べたら冲方先生ラノベもあるじゃん。並ぶじゃん!


 とまぁ、そんな可能性は万に一つもねぇから勝手に震えてろって話ですし、何作も出してるならまだしも、一冊しか出してなければ『ア行』の中にぶち込まれるだけなんですけど。まぁ夢を見るのはただなのでね。


 それで、あれ。

 サイン本のプレゼント企画ね。やりたいんですよ。ああいうのって、出版社さんから言われるんですかね。それともやりたいんすけどって挙手する感じなんですかね。知りませんけど。もうね、全然書く。書くつもりでいる。メジャーリーガーみたいなサインは書けないけど(メジャーリーガーみたいなサインって何だ……?)、めちゃくちゃゴシック体みたいな字で書くけど、もう全然書きますよ、私は。何冊でも書いてやらァ。


 そんであれでしょ、メルカリで見つけるんでしょ。泣くって。そんなの見つけたら私、泣くって。で、その悔しさをエッセイに書くから。『第4055話 メルカリで発見』とか、そんなタイトルで書くから。4000話を迎える頃には書籍化デビューしたいわね。4000話ってあと何年かかるんだろ。その頃にもまだメルカリあるのかな。いまなんか炎上してるけど。


 とまぁこんな感じで、いつもの脳内メディアミックス回とさせていただきます。もう一度言います、書籍化のオファーは来てませんし、丸美屋様(麻婆豆腐)とハウス食品(母の日カレー)様、それからLION(チャーミーグリーン)様からのCMのオファーも来ていません。

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