第1938話 申し訳ないことをしていたかも
これはですね、具体的にいつのことだったかはもう覚えていないんですけど、ある日突然飛び込んできて、それからずーっと頭から離れないやつ。最近は、何をするにしても、それがチラついて、「いまのあの感じ、大丈夫だったかしら、不快な思いさせてないかしら」と、イチイチ気になるようになってしまったという、まぁそんな話です。
皆さん、日々を忙しく過ごしてらっしゃいます?
あの書き出しで、さらにこの質問。
何だ何だ宇部さん、悪い薬にでも手を出したか? あるいはいよいよ何らかの宗教を?
そう思われたかもしれませんが、違います。
いや、やっぱり大抵の場合、自分って自分が一番というか、最優先事項は自分の生活じゃないですか。何をするにしても、まず自分の生活基盤がしっかりしてないとというか。
私なんかは恐らく、『やりたいように生きてるお気楽な人』と思われている気がするんですけど、実はそれなりに忙しいのです。
とはいえ、仕事は6時間勤務(休憩含めると拘束時間は7時間)のパートですし、子育ても家事も協力してくれる旦那もいます。金と時間はないけれど、それ以外は大抵ある。
そう、問題は『時間』。
時間がないのです。
いくらお気楽極楽のパート主婦(家事はサボりがち)でも、それなりにやることがあるのです。その隙間時間を縫って趣味の時間にあてているわけでして。まぁ皆さんもそうでしょうけど。
で、私の場合、
そうはいってもヨムは出来ます。ヨムくらいはもちろん出来ます。でも、それは連載中のやつくらいです。新規の作品は自分の中で、その第一歩(1ページ)にちょっと「よっこいしょ」の気持ちがいるのです。何言ってんだお前、って思われたかもですが、そうなんです。新しい映画を観る時もそう。いや宇部さん色んな(B級)映画バンバン観てんじゃん、って思ったかもですけど、実は「次はこれ観る!」→「観ました!」までの間、この『→』部分にいろんな葛藤とかあるから実は。それがまたなんか年々強くなってきてて。
フォロワーさんの新連載をポチッとフォローして、だけど読むまでにちょっと時間が空いたりするのは、「まずいまあるあれやこれやを片付けて、自分の準備が出来てからにしよう」って思ってる時とか、「いやもうマジでいまは時間がない。申し訳ないけど、こちらは後で読ませていただく!」って時。
なので、そのあれやこれやがクリアになって、「やったー! やっと読めるぞー!」って読みに行く時にですよ。「〇〇さんのお話、やっと読みに来れました!(遅くなってごめんなさい)」みたいなの、コメントに書くことがあるんですが、こういうの、嫌な人がいるらしくて。あっ、マジで? って血の気が引いてですね。
うわ、やらかした。
私、やらかしてたんだ。
私としては、「あれ、新作出したら宇部さんいつも読んでくれるのに今回は来ないな」みたいに思われてたらどうしよう、みたいな気持ちがあってですね。「作品フォローしてんのにいつ来るんだこの人」みたいに思われてたかもしれないな、って。それの言い訳みたいな感じだったんですよね。忘れてたとかじゃないんです! あの、ほんと純粋に忙しくて! って。
でも、どうやらそういうのも、「自分の作品は、忙しくても時間を作って読みたくなるほどの魅力がない」みたいな感じに思ってしまう、と。
そうなんだ!
そう考える人もいるんだ!
やってしまった!
知らず知らずのうちになんか申し訳ないことしてたかもしれない!
って。
私の考えでは、私の作品はそりゃあもう自信満々で出してますし(例の病に罹患してても)、たくさんの人に読まれたい気持ちはあるんですけど、全然二の次で良いんですよ。むしろ私の作品がその人の一番になってしまう方が困る。楽しみにしていてほしいけど、何もかも放りだしてまずはこれを読む! ってレベルにまではなるべくならなってほしくないのです。心の支えとか、そういうのになれたら良いなとは思うけど、やるべきことがあるならまずそっちをやってほしい。ちゃんと生きてほしい。その上で、その人の一日の活力とか、日々の楽しみ程度になってもらえたらなと思ってます。
なので、自分の作品に魅力がないとは思わないけど、いつ読んでもその魅力は変わらないわけだし、いつ読んでくれても良いです。
でも、いろんな考えの人がいるからなぁって。
やだ、今日はちょっと真面目な話しちゃったわね。
良いよもう、最近食べて美味しかったアイスの話しよ?
私はピノのあのいちごのやつ!
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