第1933話 記念日報告

 さて、前話でもチラッと触れましたが、先日は私のバースデー並びに宇部夫妻の結婚記念日なのでした。めでたや! ぱふぱふー!


 毎年この日には子ども達を旦那の実家にお泊まりさせていただいて、夫婦でおデートです。去年は秋田市にある川反かわばたという歓楽街(札幌で言うところの『すすきの』)にある居酒屋へ行き、ラブホに一泊し、朝からコメダをキメるという、大変な贅沢をしてきました。


 じゃあ、今年は?


 本当は今年もこのコンボをキメて、今度こそコメダで腹がはち切れんばかりに食ってやろうと思っていたのですが、直前までお姑さんが体調を崩しており(風邪)、もしかしたら子ども達を預けてる場合ではないかもしれなかったため、全く予定が立てられず。


 当日キャンセルの可能性もあるので、市内のお店を予約するのもなぁ、ということで、今回はもうアレだ。なんかっけぇピザとっちゃお! そんでさ、なんか良い(宇部家基準)ワインとかチーズ買ってさ、家の中でパーティーしようぜ! ってなりまして。


 結局、お姑さんは無事に治り、預かってもらえたのですが、もうピザの口ですから。もうピザを食うしかねぇ。この気持ちはおさまらねぇ。近くにピザハットが出来たものですから、届けてもらわずとも取りに行けるのです。


 パーティーですから。とにかく一番高いピザ頼もうぜ! を旗印に調べたら通常価格5000円くらいするやつがあって。もうね、これだろ、って。何せ私の誕生日と結婚記念日のお祝いで食うっつってんだから。それをあなた、2人で5000円っつったらむしろ安すぎるくらいだから。じゃあもうこれしかねぇ! っつってね。


 そしたら、持ち帰りだと半額になるってわかって。


 安ゥ――――!!!

 おい、誕生日と結婚記念日のやつだぞ!?

 いや、安いのはウェルカムなんだけど、なんていうの!? 今日くらいはさ! みたいな気持ちで臨んでたからね、我々!


 とにもかくにも、お店の人のお仕事を旦那が肩代わりすることで、50%OFFになるのです。人件費すげぇかかってんだな、ピザって。


 お次はワインの調達です。

 ここでなんか良いのを買うのです。

 ですが、よくよく考えたら、私はお酒がめちゃくちゃ弱いのです。これ、ちゃんとしたボトルのやつ買ったら飲み切れないぞ、と。


 そこで、300mlくらいのスパークリングワインと、300mlくらいの赤ワインを購入。大きさの割にはいい値段。まぁ、格付けチェックの外れの方よりもさらに安いやつなんですけど、宇部夫妻は庶民も庶民。ドがつくほどの庶民なんでね。


 さて、ワインとチーズも調達しました。冷蔵庫にinして準備は万全です。


 あともう一つ、忘れてはいけないものがあります。


 ケーキ?

 違います。ケーキは家族4人で食べるので、それは子ども達が帰ってきてからです。


 プレゼントです。

 といっても、実は毎年特にプレゼントをねだったりはしません。2人で過ごす時間が〜みたいなのもありますし、ご飯行った時にちょいちょい出してくれるので、それがプレゼントです。


 ですがどうしても、今年はどうしても欲しいものがあったのです。


 トースターが!!!!

 壊れちゃって!!!!


 というわけで、トースターを買うことにしました。


 それで電器屋さんに行ったわけなんですけど。これ、トースターを買い替えたことのある方にはわかってもらえるかもなんですけど。


 トースター、ちっちゃくね?


 なんか、並んでるトースターが軒並み小さく見えるのです。いや、7〜8000円するようなやつはそれなりにデカいんですけど、いま使ってるやつがそんなイイやつなわけはないし。とするとこっちの3000円台のやつがそれっぽいかな? と。高スペックのものを買うつもりはありません。私がトースターに求めているのは、まぁ言ってしまえばパンが焼けることくらいなものです。厳密にはもうちょっと焼くものはあるんですけど、とにかくパンが同時に二枚焼ければ良いのです。


 良いんですけど。


 えっ、この3000円台(推定同スペック)のやつ、なんかちっちゃくない? 


 ほんとにパン二枚焼ける?!

 全然そうは見えないんだけど?!

 

 一応「四角いパンは二枚並べて焼けます」みたいなこと書いてるんですけど、にわかには信じがたくて。えっ、なんか見本とか置いてもらえませんか!? 四角いパンはOKでも、ヤマザキのダブルソフトはアウトとかない?! ウチ、春のパン祭りの時だけはダブルソフト解禁するんですけども?! こんな時のために食パンの等身大食品サンプルとか用意しておけば良かった!


 結局一度帰宅してメジャーで測りました。

 で、思ってたよりもウチのトースターは小さかった、ということがわかり、その3000円台のトースターを買いましたとさ、っていうね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る