第1923話 好きな人の行動

 かなり紛らわしいタイトルになってしまったと思っています。大丈夫、ちゃんとわかっています。ただもうあれだ。全然浮かばなかった。良いタイトルが浮かばなかったのよ。大体ね、小説のタイトルもまともにつけられねぇやつが、毎日更新のエッセイでちゃんとタイトル書けてる方が奇跡でしょ。下手したら『第〇〇〇話』だけの可能性あるからね、こんなの。探せねぇよ、あとから。


 よくわからない書き出しで始まりましたが、こういう時はもう大抵内容がカスの時です。もう皆さんおわかりですよね。


 いや、タイトル通りではあるんですけど、これね、『【好きな人】の行動』じゃなくて、『【(〇〇のことが)好きな人】の行動』なんですよ。だから紛らわしいって話なんですよ。


 そりゃね? 好きな人の行動の話もありますよ。好きな人は何してても好き、っていう、そういうやつね。つまりは旦那の話になるわけですけど。もうここまで来たらね、旦那の一挙手一投足が可愛いからね、こっちは。おなかぷよっとしてるー、とか、いびきかいてるー、とかも全部可愛いから。全然フツーのアラフォーおじさんなんですけどね。


 でも、そういう話ではないんですよ。


 ほら、先日ね、チャレンジ企画あったじゃないですか。あれがね、何とも不完全燃焼な感じで終わったというかね。これであってんのか? みたいな感じだったものですから、もうちょっと色々試してみようぜ、ってことになってて。おかしいですよね、第一回(甘酒)の時も第二回(ドライプルーン)の時も単発だったのに。


 それでですよ。

 新たなる挑戦者が現れたわけです。

 それがこちら、アスパラガスビスケットでお馴染み、ギンビスさんから発売されております、『ホワイトチョコがしみこんだミニアスパラガス抹茶ラテ』。抹茶ラテとはつまり、抹茶ミルクですので、つまりはあの因縁の相手『抹茶ミルク』味のお菓子なのです!


 よーし、やったるで。

 ワイ、食ったるで。


 なぜか関西弁で気合も十分です。


 余談ですが、今回の抹茶は『愛知県産西尾抹茶』を使用しているそうで、抹茶といえば京都の宇治抹茶のイメージしかなかったというか、イメージも何もそれしかないと思っておりまして、つい数日前、抹茶味のきのこたけのこが発売されると発表があった際、それがまさに『宇治抹茶味(きのこ)』と『西尾抹茶味(たけのこ)』ってことで知ったやつです。

 で、Twitterにて「宇治抹茶しか知らなかった」みたいなツイートをしたら、西尾抹茶の関係者っぽい方からイイネをつけられるという恐怖を味わったばかりなのです。ちなみに宇部さんはきのこ派だぜ!(火種)


 そんな西尾抹茶のアスパラガスビスケットなのです。

 しかも、ギンビスさんといえば、こちらも大ヒット商品『しみチョココーン』があります。その技法を用いて、ホワイトチョコまでしみこませているのです!


 何となく、抹茶とホワイトチョコの組み合わせが前回のチョコパイを想起させます。どーれどれ。


 今回もアレです。

 風味でした。

 香ってんな、って。

 もしかして私の味覚が馬鹿なのか?


 いやもう、それより何より、ホワイトチョコのしみこんだアスパラガスビスケットの美味しさが! こいつの美味しさがどうにもこうにも! そこに抹茶の風味が、という感じでした。全然食べられました。でもやっぱり「抹茶か?」感が拭えず、何なら色と形のせいかもしれないんですけど、途中から何か枝豆と錯覚しちゃったりして、抹茶なのか豆なのかわからなくなったりしました。やっぱり舌に問題があるのかな? それとも脳?


 やっぱりあれですね。

 抹茶感が弱いんでしょうね。

 これと前回のチョコパイは『抹茶(小)』なのかもしれません。でもこうやって段階を踏んでですよ。中、大とステップアップしていけば、きっと私も抹茶が食べられるようになるはず!


 そう、それで、何がどう『好きな人の行動』なのか、って話なんですけど、なんかもう最近、抹茶のお菓子見ると「おっ、これはどうかな?」って手に取るようになっちゃって。それがどうやら私だけじゃなくて旦那もみたいで。


「あっ、これ松清子に食べさせてみよう!」


 みたいなことになってるらしく。


 もうそれは完全に『抹茶が好きな人の行動』なんだよな、っていう。

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