第1920話 OMチャレンジ2024・本番
さーって、始まりました意外と好評なチャレンジ企画第三弾!
今回は前話でも告知した通り、『
ですがここで即食べてしまっては字数的にアレですので、ちょこっとだけ『宇部と抹茶の出会い』について触れさせていただこうかと思います!(そういうのは前話でやっとけ)
いや、なんてことはないのです。
確か、小4の時だったと思います。お友達の家に遊びに行った時に、出て来たのです。
抹茶ミルクが。
初めて見る飲み物でした。
温かかったか、冷たかったか、それはもう覚えていません。とにかく抹茶ミルクが出て来たのです。
さすがに私も『抹茶』は知っています。
普段飲むような緑茶とは違い、何かドロッとしていて、びしっと御着物をお召しになった方々がお作法をどうこうしながら「結構なお手前で」と言いつつ、そのお茶碗を何やらぐるぐるしながら飲んだりするのです。知ってる。それくらい、私知ってる。
ただ、漫画などで見るその『抹茶』はとにかく苦そうに描かれているのです。お茶のことをよく知らない主人公(大抵、元気が取り得な感じのヒロイン)が、「苦い!」と叫んで、和菓子をバクバクと食べ、他の参加者達から白い目で見られるのです。なんかそういうシーンを見たことがある気がします。
とにもかくにもそういう『お抹茶』なのです。
それがミルクと混ぜられた状態で出て来たのです。聞けば、そういう粉末があるらしく。水で溶いただけらしいのです。へぇ、そんなものが、と思いながら一口いただきました。
何だこれ。
苦いはずの抹茶が牛乳と混ぜられているだけでも衝撃なのに、さらには甘いだと?
え?
ええ?
一気に脳がバグりました。
それと共に思ったのです。
これは美味しいものではないな、と。
なのでいま思えば、もしかしたら、たまたまその時飲んだ抹茶ミルクが外れのやつだっただけの可能性もあります。それをズルズルと引きずっていただけなのかもしれません。
というわけで!
さぁ、いよいよ始まります、『OMチャレンジ2024』!
もうかれこれ30年以上も前、あの時一口で見限った抹茶系スイーツ(当時は抹茶ミルクだったけど)との再戦なのであります! まさに夢の対戦! ドリームマッチなのであります!(何言ってんの?)
今回の対戦相手は、『お口の恋人』のキャッチコピーでお馴染みのロッテさんから発売されております、大ヒット商品『チョコパイ』の宇治抹茶味! 複数個入った箱売りのものではありません、1個売りのやつです。例え個包装タイプであろうとも、複数個詰まったものを用意してしまったら、アウトだった場合の処理が大変だと思ったのです! さすがは宇部! 既に負けた時のことを考えているのであります! 負け癖のついている女!
さぁ、なんやかんやで字数もたっぷり稼ぎました! 1000字超えたらこっちのものなのであります!
というわけで、早速いただきましょう!
見るからに美味しそうです!
前話でも書きましたが、私は抹茶スイーツのビジュアルは買っているのです! マジで顔が良い!
張り切ってさぁ一口!
……おかしいな、味がしません。
いや、味はするのです。普通に美味しい。
ただ、抹茶の味がしません。
風味はあるのです。風味は。
馬鹿舌の私ですけど、さすがにそれくらいはわかります。
抹茶って、こんな味のしないものなのか?
もしかして風味を味わうもの、とか?
確かにチョコパイは1つです。1つですけど、結構な大きさがあります。一口で食べられる大きさではありません! たっぷり三口、いや、四口くらいはございます! 味わうには十分なサイズ感!
にもかかわらず、全部食べてみましたが、全然抹茶の味がしないのです。完全に拍子抜けした形であります!
数十年ぶりに拳を交わした因縁の相手が思ってたより激弱だったのです! そりゃあないぜ! 俺は! 俺はな! アンタを倒すためだけに生きて来たんだ! お前をこの手で葬り去るために血を吐くような特訓を――なんてことはもちろんないんですけど。何だよ、抹茶を倒すためだけに生きるとか。コーヒー屋でもそうそうねぇぞ、そんな展開!
ただまぁ、今回は相手が悪かったかもしれません。
よくよく思い返してみれば、あのパッケージに描かれていたのは、ちょっと抹茶の色が薄かったように思います。もしかしたらこの商品がたまたま薄味だった可能性があります! オラもっと
というわけで、今回は私の勝利となりましたが、少々疑惑の残る形の勝利ですので、再戦を申し込みたいと思います!
旦那に話したら、「ファミマに『抹茶のテリーヌ』みたいなのあったから、次はそれで!」と確実に苦戦しそうな相手を紹介してくれました! 待ってろテリーヌ!
※その後、抹茶味のきのこたけのこが発売されることを知りました。食うしかねぇじゃん。
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