第1906話 武器は何だ?

 今日はね、もういよいよもって「お前そろそろいい加減にしろよ」って話をしにきました。「お前ごときが何をほざいてやがる」とかね、たぶん、そう思う方が全体の80%を占めるんじゃないかなって。でもこのエッセイの読者様って大半が前世で世界を救ってるレベルの聖人なので、ワンチャン許してもらえるかな? っていう甘えた心で書きます。許してちょんまげ(古い。死刑)。


 そんな前振りで何の話をするのかっていうとですね。


 皆さん、『文スト』ってわかります? 違います。あの、ストライキとは一切関係ないです。


 正式には『文豪ストレイドッグス』という漫画作品です。内容は知らずとも、なんとなーくタイトルくらいは聞いたことがあったり、何か知らんけど、文豪達と同姓同名のキャラがやたらいっぱい出てくる漫画、みたいなのは知ってたりしませんかね。


 同姓同名のキャラ、って認識なんですかね、アレ。私の中では御本人だと思ってるんですけど、それで良いのかな。まぁ良いです。


 とにもかくにも、太宰治やら、芥川龍之介やら、中島敦やらが出て来るのです。バトルもあるストーリーなのですが、彼らはその自作にちなんだ能力で戦うわけです。太宰なら『人間失格』ですし、芥川は『羅生門』。中島敦は虎になります(「その声は、我が友李徴子ではないか?」)。


 それでですよ。

 ほら、こないだね、ペンネームがどうとかって話を書いたじゃないですか。あれでふと思ったんですよね。


 いや、『宇部松清』、めっちゃいそうじゃないです? その世界に、って。明治とか大正とか、それくらいの年代にいそうな字面じゃないです?


 烏滸がましくも、そんな事を考えたわけです。


 やはり『松清』部分が松本清張みがあるせいですかね。なんかほんのり文豪感ないです? あっ、やめてください。石を投げないで。物書きなら一度くらいはなんかこっ恥ずかしい妄想したりしたでしょう!? それですよ!


 ただまぁ、だとしてですよ。

 その世界に私がいたとしてですよ。

 じゃあどんな能力があるだろうかって、そこまで考えますよね。考えますよ普通は。私、至って普通の物書き(アマチュア)なのでね?


 でも、そうなると困ったわけです。


 そりゃそうです。

 私そういう『文豪』っぽい作品なんて何一つ書いてないんですから。トチ狂ったコメディか、たまに正気を取り戻して書く多少真面目な現ドラ(あるいは恋愛モノ)か、美味しいところだけ摘んで書いたなんやかんやBLか、日常を50倍くらいに薄めたエッセイですよ!?


 どれだ!?

 どれで戦うんだ私は!


 なんかもう武器になりえそうなやつがないのです。いまの代表作だって、テーマは婚活です。何だ!? ゼ◯シィ首都圏版(鈍器)でも召喚してそれで殴る能力か? それともその辺のやつらを手当たり次第にマッチングさせる能力か? コングラチュレーション! いや、結婚は両人の合意の元でぇ!


 いや、あれだ。

 クソ重い過去を捏造して無理やり付与する、みたいなのもあるな。ありもしない過去に苦しめられることになるんですよ。うーわっ、嫌な能力。能力名がちょっと浮かばないけど、重い過去が一番酷かったのが桃太郎のやつなので、『桃太郎』とかで良いですかね。能力名と能力に全然関連性がねぇから駄目だな。

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