第1896話 需要あるのかわからないけど
いつだってネタはカラッカラに干上がっております、宇部ッセイです。本日もどうぞよろしくお願いいたします。
前話みたいにね、ネタの方から来てくれることもありますが、どうにもならないこともあります。
そこで、マジで需要あるかどうかわからないんですけど、創作についてお話することにしました。いやこんなのね、★4桁作品持ってるとか、リワードだけで飯食ってますとか、書籍バンバン出してますって人が書くから良いのであって、私のように唯一来たオファーが詐欺っぽいやつだけみたいな、カクヨムの底辺を這いずり回ってる人間が書いたところで、っていう話なんですけども。背に腹は代えられねぇ。
それでは、宇部さんの、(創作時の)頭の中を覗いてみましょう。わくわく。わくわくでもねぇか。たぶんちょいちょい書いてるしな。
まず、
よっしゃ、何か書くぞ! 何か書きたいぞ! 今年のカクヨムコン、どんなのが良いかな?
ってなるじゃないですか。
書き手の頭の中ってだいたいこうじゃないですか(偏見)。
で
で、そうなった時、まず何から考えるかってなると、私の場合はキャラかな、って。
あー、ヘタレ書きてぇ。
ヘタレを出すとなったら、ヒロインは激強のツッコミ系だな。
あー、(昨今の流行りの)溺愛キャラ書きてぇ。
よし、愛が重すぎるヒロインと、バブ系のヒーローで決まり! たんと可愛がらせよう。
あー、何か俺様ブーム来てんな。
じゃあヒロインは俺様ムーブに気づかねぇ鈍感ヒロインかな。
あー、BL書きてぇ。
じゃあもう両片想いこじらせた幼馴染みしかねぇな!
こんな感じでふんわり考えます。
で、それの前、あるいは後に名前がふわっと浮かびます。なんかふわっと浮かぶのです。マジで。最近だと、何でも食べる妖怪の『
さぁ、ざっくりキャラ設定と名前が決まりましたら、しばらく放置です。
するとアーラ不思議。
脳内でキャラが元気に動き出すのです。
宇部は昔から夢見がちな子どもでした。本を読むのも大好きでしたけど、好きなキャラを脳内で動かすことが大好きだったのです。あの当時、それを出力する環境があったら(ノートに書くくらいは出来ただろうけど)、いまごろはもっとすごい書き手になっていたかもしれません。
幼い頃のそういった遊びが大人になって実を結んだ……というか、さらにパワーアップした感じでしょうか。ここまで来ると、私が考えて動かしてるというよりは、キャラがほんとマジで勝手に動き出すのです。
あとはもう簡単です。
脳内のキャラをそのまま書けば良いのです。あーはいはい、ここでそんなセリフ言うのね。あーはいはい、そこでヒロインがピンチになる、と。
そんな感じで書いてますんで、プロットなんてあるわけがないのです。だって、脳内上映を文字にしてるんですから。ね? 簡単でしょう?
ですがもちろん、そんな脳内上映にも限界があります。せっかくなら最初から最後までノンストップで上映してくれよと思うわけですが、そう甘くないのです。とにかくもう断片ばかり。そして最終的には――。
「ここまで頑張ったから、シーンとシーンを繋げるのは
託すな託すな。
無責任に放り投げんな。
ここで「いやー、無理だ」ってなって一旦休憩するか、「ここから先は俺に任せろ!」となるかは、その時のパッション次第。
パッションが続かなかったらやめます。
とりあえず書けてるところまで出して、連載しながら考えるとかは無理です。もう絶対に毎日更新したい。流れを止めたくない。読者様の『ヨム』のリズムを崩したくないのです。毎日決まった時間に出したい。宇部作品といえばこの時間、って感じにしたいのです。ちなみにエッセイは5:06、小説は6:03、あるいは18:03。複数話出す時は6:05(18:05)、6:07(18:07)です。そう決めてます。特に理由はないです。
いまは次の更新のタイミングが表示される(そういう設定にしていれば)ようになりましたけど、なんかとにかく「この作者さんは毎日この時間に更新する」「絶対に完結する」って安心感をお届けしたいんですよね。私だったらそっちの方が助かるかな、って。ストーリーでハラハラさせるのは良いけど、「今日は更新あるかな?」「この作品ちゃんと完結するかな?」っていうハラハラはさせたくないのです。もうさ、面白かろうとなかろうと、何が何でも絶対に完結するから最後までよろしくな! しっかりついてきてくれよ! って気持ちです。
なので、そこに関してだけはほんと安心していただきたい。私が創作で気をつけていることはもうそれくらいじゃないかな、って。
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