第1881話 影響

 さてさて、まだまだ体調不良関連のネタで引っ張るしかない本エッセイです。先日、★をいただいた嬉しさでウホウホして、スクショ撮ってTwitterに上げようとして気付いたんですよ。


 このエッセイ、コメントが15000件もある……!


 ビビりますよ。何、5桁って。

 まぁ、1800話――というかほぼほぼ1900話あるわけですから、1話辺り7、8件のコメントをいだけると、到達出来る件数ではあります。ですけども、いやいやいや、5桁のインパクトよ。すごいですよね。びっくり。


 さて、そんなびっくり報告は置いときまして。


 そう、宇部家が、というか、旦那がインフルったことで各所に影響が出ましたよっていう報告をしに来たわけです。何らかのネタが降って来るまではこれ系で引っ張るしかねぇんだ。


 まぁ例えば、私くらいならいくらでもどうにでもなるわけです。職場では、まぁ割とあれこれ出来る方だと思うので、客数の多い土日なんかはかなりの痛手かとは思うんですよ。だけど、それはあくまでも『パートが一人お休みした』ってだけのやつなんですよね。これくらいはまぁ、どうとでもなるのです。この仕事は宇部さんじゃないと、みたいな業務なんてそうそうないわけです。


 ですが、旦那は違います。


 主に、旦那の仕事方面でものすごく影響が出たのです。


 まず、旦那の職場ですけど、父夫さん(義父)、旦那(長男)、良次さん(次男)の三人で働いています。業務内容は家の外構関係。土間をうったり、塀や柵をたてたり、物置やカーポートを組み立てて設置したり、庭木を切ったり、あと、お店の看板をたてたりなどなど。家の周り全般って感じ。


 いわゆる、力仕事です。

 力仕事がメインなんですけど、塀や柵をたてるのに何がどれだけ必要か図面を引いたり、それで使うものを注文したりと、事務作業もあるし、あとは提携してる不動産との交渉やら何やらといった営業もあります。

 

 さて、ここで問題です。

 上記の仕事の割振りはどうなっているでしょう。シンキングタイム、スタート!


 はい、終了です。

 もう薄々わかりましたね?


 力仕事→全員

 事務作業→旦那・父夫さん

 営業→旦那・父夫さん


 ちなみに現場へ向かうダンプカーを運転するのも旦那です。


 事務作業と営業はですね、元々は父夫さんが一人でやってたんですけど、数年前に大きな病気をして引退かな? みたいな感じになったのもあって、そろそろ代替わりかな、って話になったわけです。まぁ結局、父夫さんは驚異的な回復を見せて華麗に現場復帰したんですけど。それでも今後のことを考えて旦那がやってます。


 なので、仕事の依頼は基本的に旦那に来ます。稀に父夫さんの方にも来ますけど、8割くらいは旦那に来ます。というわけで、各所に「インフルのため、自分だけ休みです」と連絡。こうしておけば、父夫さんの方に回してくれるはず。


 さて、問題は父夫さんと良次さんです。この二人は職人気質でなかなかに気難しいのです。間に旦那が入ることで、この二人のコミュニケーションが成立していたというか、伝書鳩ポジションというか潤滑油というか。


 そんな伝書鳩あるいは潤滑油がいなくなるとどうなるか。


 それはそれはもう職場の雰囲気が最悪だったようで。


 常日頃、冷戦状態で、旦那が間に入ることで何とかなっていた二人ですよ。その二人だけでお仕事なのです。現場に向かう車内の空気も最悪だったようで。


 旦那は結局月曜から木曜まで仕事をお休みしたのですが、その木曜の夜、明日から復帰するよと父夫さんに連絡したところ――、


旦那「いままでに聞いたこともないような疲れ切った声がした」


 自分の父親がここまで疲れ切った声を発しているのを聞いたことがない、とのことでした。それほどか。それほどキッツいのか、次男と二人きりのお仕事は。


 それで、その翌日、「キャッホーイ! お外お外~!(キャッキャッ」と五日ぶりのシャバにはしゃぎながら出勤した旦那ですが、なんかもう何とも言えない顔で帰宅しました。


 帰るなり一言、


旦那「父夫さん、マジで俺いないのしんどかったって」


 マジで旦那が倒れると、宇部家だけじゃなく、旦那の実家も終わることが判明。


 おう……。

 あれだな、もうマジで風邪とか引けんな……。

 父夫さん、せっかくステージ3のガンから不死鳥のごとく復活したのに寿命が縮んじまうぜ……。どうして兄と弟でこうも違うんだろうな。

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