好きなことを、好きなだけ

第1875話 １はGood

　ここ最近はずーっとお布団でうんうん唸りながら（嘘。正しくはごろごろしながら）、スマホをぽちぽちしてたんですけども、そこで気になるツイートを発見してしまったんですね。

　元ツイートがちょっと見つけられなかったので覚えてる内容をざっくり書かせていただきますと、

　カクヨムの評価って、★、★★、★★★じゃないですか。その★1をつける人って何なんだ、みたいな、確かそんな感じだった気がするんですね。

　これが引用されて結構あちこちで盛り上がってて。とはいえ、炎上とまでは行ってないと思うので、せいぜい小火かな？　とは思うのですが。

　ただ、そのつぶやきをしたツイート主さんは、別に「★1つけるやつ頭おかしい！　★は必ず3つ寄越せ！」みたいな過激派というわけではなくて、ちゃんと読まずに1つけていく人がいるとか、そういうことに対して憤っていた感じのようです。

　いや、理想を言えばですよ。

　そりゃあ3つ欲しいですって。そうでしょう？　1つよりは3つ欲しい。舌切り雀のアレじゃないんだから、そりゃあ大きい方が良いのです。でも、カクヨムの評価って、累積していくじゃないですか。もらった評価の平均じゃなくて。いつだったか、その平均式の評価法のサイトで、低評価をつけまくって自作品のランクを上げてた人が問題になりましたけど、カクヨムは1をつけたところで、1は1。1増えるだけなんですよね。それで下がることなんて何もないわけです。

　それにほら、その人の★のつけ方、みたいなのってあるじゃないですか。まず1つつけておいて、読み進めていくうちに★の数を増やしていく方もいますし、短編はMAX2まで！　と決めている方もいます。私なんかは3しかつけたことがない（ミスってなければ）のですが、それは判定が甘すぎるとかそういうんじゃなくて、「これは絶対に★3だな」って思うやつしか最後まで読まないからです。

　なので、お気に入りの作者さんのばかり読みます。だってその人のは外れがねぇから。作家読みですね、いわゆる。だから、新規開拓する時はドキドキです。まず無言でそーっと何話か読んで、「あっこれは駄目だ」と思ったら、そのまま無言で去ります。「これだ！」と思ったら、作品フォローして、それまで無言で読んでたところにハートを連打してコメントをもりもり書き始めます。この私のお眼鏡にかなったわけですから、そりゃあもう3がつくのです。そこから不思議なことが起こって大虐殺エンドとか、動物と子どもだけが謎の死を遂げるとか、愛されヒロインがいきなり四肢切断されて鳥葬みたいなことでも起きない限り★3です。逆にそんなウルトラC決められたらすごいな。

　そうそう、それで思い出したんですけど、カクヨムコン期間中にですね、ウチのマチコさんが、連日、宇部史上最高の盛り上がりを見せていたんですけども、やっぱり読んでくださるのって読み専さんが多いわけですよ。それで、フォローが付くと、一応その人のプロフに飛んでですね、読み専さんなのか、それとも書き手さんなのかチェックするんですよね。なんか書いてたりするかな？　って気になっちゃって。

　そしたら、登録したばかりなのかカクヨム公式くらいしかフォローしてないないような方だったりしてね。えっ、作品フォローの第1号がわたくしのでよろしいんですの？！　って。これはもう偉い感動しました。が、それをさらに上回る感動があったのです。

　もうね、すんごいたくさん小説をフォローしまくってる読み専さんだったんですよ。どれくらいたくさんだったかは覚えてないんですけど、たぶん三桁だったんじゃないかな。とにかくたくさんフォローしてるけども、レビュー0（つまり★もつけてない）の方で。ああ純然たる『ヨム』の人なんだな、って思って。ゆっくり読んでってくだされ、って思っておりましたら。

　その人から★が！

　エッッッッッ！？

　あなた★つけない人なのでは？！

　そういうポリシーの人だったのでは？！

　栄えある★第一号がわたくしのマチコさんでよろしいんですの！？

　もうね、震えましたよね。その★が何個だったのかはもう覚えてないんですけど、こうなりゃその★が1個だろうと3個だろうと関係ないんですよ。錚々たる人気作をもりもりとフォローしているにも拘らず、★を全く投げていなかった人が、この私に！　初めての★を！！

　震えましたよね。

　えっ、良いんですか？　ほんとに？！

　★は誰からもらっても何個もらっても嬉しいけど、読み専さんからもらうと、なんか格別ですよね。わかります？　この気持ち。しばらく噛みしめましたもん。