第1844話 14年目

 ストックが尽きまして。

 もともとカツカツの自転車操業エッセイではあるんですけど、今回はですね、完全にKACをあてにしてました。木曜にお題が出るから、そのお題に沿った話を書こう、と。だから木曜の朝の分までしかなかったんですよ。一つ書けば、なんか弾みがついて、トントントン、と3話くらい書けるんじゃないかな? なんて楽天的に考えて。


 そしたらですね、第三回のお題が金曜で。


 えっ。

 金曜!?

 あれ?

 今回のKACは月曜と木曜じゃ……!?


 ってカレンダーを見たら、第三回のは金曜になってて。


 もうやべぇやべぇ言いながらこれ書いてます。わかる? ここまでぜーんぶ字数稼ぎなの。お付き合いが長い方はわかってるはず!


 ただまぁ残念なことに、この程度の愚痴では300字くらいしか稼げないものですから、観念して何か別のことを書きます。


 そういえばですね、ほら、毎年毎年(って言うほど毎年でもないけど)、結婚記念日が近付く度に、やれ絹婚式だの、レース婚式だのって騒いでですよ。絹のパンツをプレゼントするだとか(結局してない)、レースのパンツをプレゼントするだとか(結局してない)って、ここでワーワーしてるじゃないですか。結婚記念日はあと約3ヶ月後なんですけど、そういや今年(14年目)は何婚式なんだろうって調べてみたんですよね。


 そしたら、象牙婚式で。


 象牙?!

 ここ数年、布系だったのに、いきなり何か硬いやつになったな?! って。えっ、駄目じゃん。これじゃあパンツがどうとかって話にならないじゃん。もうアレじゃん。象牙ってことは、イチモツをそのまま収納するタイプのやつになるじゃん。筒じゃん。イチモツは収まってもズボン突き破っちゃうじゃん。裸で過ごせって? ここ東北だよ? そんな恰好したら凍えるよ? 凍える以前に捕まるわ!


 まぁ仮にね?

 その筒タイプの『イチモツ収納ケース』を買うとしてもですよ。象牙って、色々あるじゃないですか。その、ワシントン条約的なやつが。そういうのもあって、そう簡単に手に入らないんじゃない? って。そもそも売ってないんじゃない? って。


 でもとりあえず、『カクヨム執筆関係以外のことは旦那に何でも話す』ことでお馴染みの私ですから、言ったんですよ。「今年は我々、象牙婚式みたいだよ」って。そんで「パンツはどうする?」って。結局シルクのパンツもレースのパンツも買ってはいないんですけど、毎回その話の度にパンツの話題に持って行ってたから。


 そしたらやっぱり旦那の方でも「象牙でパンツは厳しいね」みたいな話になって。「ち〇ち〇を収納するタイプになっちゃうよね」って。そうだよね。やっぱり『象牙』、『パンツ』でイメージするところはそこになるよね。さすが私の良夫さん。


宇部「まぁ、『ち〇ち〇ケース』は現実的じゃないから置いとくとして、他に象牙関係で何か贈るって考えたら何がある? 私もうあと麻雀牌しか思いつかないんだけど」


 何かどこかで聞いたことがあるのです。良い麻雀牌は象牙で出来ていると。実家には実は電動の麻雀卓があるんですけど、なんか良い感じの麻雀牌もあったのです。あれが果たして象牙製なのかはわかりませんが、なんかヒヤッとしてつるっとしててずっしりしてたのです。なんかうっすら黄色い感じでね。まぁ、黄色いのは煙草のヤニとかかもしれませんけど。


 でも私麻雀のルール知らないし(旦那は知ってる)、そんなものあってもなぁ。ていうか、象牙って、イチモツケースかギャンブル関係しかねぇのかよ、不健全なことに使われすぎじゃね? などと考えていると。


旦那「あとはほら、印鑑とかさ。根付とか」

宇部「!!」


 言われてみれば、進学就職シーズンになると、お祝いに印鑑をプレゼントしませんか、的な広告がちらついていた気がします。象牙製の何かすっごく良いやつ! そうか、健全なのあるじゃん! 誰だよイチモツがどうとか麻雀がどうとか言ったやつ! 


 ワシじゃ!

 不健全なのは私の頭だわ! ボケが!


 そうかそうか、記念に判子とか作ったら良いんじゃん?


 そう思って、早速調べました。

 

 あっ、普通に高い。

 印鑑なんて言っちゃナンだけど、めっちゃ小さいじゃないですか。それなのにさらっと10000円くらい提示してくるんですけど!?

 

 さすがはワシントン条約が云々の素材だぜ。成る程成る程そう来ますか。まぁでも印鑑が増えてもな。あるしな。


 で、他にも何かないかしらと『象牙 グッズ』で調べてみたら、夫婦箸なんてのもありました。


 良いじゃん。

 夫婦感もあるし、良いじゃん!


 お値段なんと83500円!


 買えるかっつぅの。こんな箸で納豆とかかき混ぜらんねぇわ。こんなのもう家宝だろ。

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