第1813話 さぼりがち

 今日はね、お料理の話をしたくて。

 あっ、大丈夫です。宇部さんはね、お料理自体は嫌いじゃないけど、上手くはないです。もうほぼほぼめんつゆと、すき焼きのタレと、焼き肉のタレとごま油でどうにかしてる人だから。ほんだし、コンソメ、鶏ガラスープの粉、あとなんかもうすでにハーブ的なものが混入されてる塩とか、そういうのに助けられてるから。


 それでですよ。

 じゃあ、タイトルの『さぼりがち』って何なんだ、って話。料理さぼってんのか? って思ったでしょう? やだなぁ。手は抜いてますけど、さぼってはいませんて。


 覚えてる方いますかね、宇部さんはダイエットのために、食事記録アプリを使用しているのです(『第1604話 試しにやってみた結果』)。これの記入をさぼりがちっていう。


 やると決めたら何が何でも続けることに定評のある私にしては珍しいことです。ですが、理由があるのです。聞いてください。今回はぐだぐだと言い訳を述べに来たのです。大人になるとこうやってぐだぐだと見苦しい言い訳を連ねるようになるのです。


 いや、あのですね、もう単純にメニューにないんですよ。私の料理が。


 まだ、朝食は良いんです。

 ちなみに宇部家の朝食メニューなんてほぼほぼ固定です。


・ひきわり納豆+何かが挟まったはんぺんのバター焼き+汁物+白米

・ひきわり納豆+チルドシュウマイ+汁物+白米

・目玉焼き+何らかの加工肉を焼いたもの+汁物+白米

・トースト+汁物

・レトルトのカレー+汁物+白米


 まぁだいたいこんな感じです。

 これはまぁ何とかなります。そのアプリのバーコード検索でも出て来る商品だったりするので記録は楽勝です。


 昼食はもっと簡単です。

 宇部さんは基本的におにぎりのみです。たまにインスタントのスープもつけますけど、基本はおにぎりのみです。ただ、クソでかいです。コンビニおにぎり(たしか110gとかだったかな)の倍くらいの大きさです。手が小さいくせに馬鹿みたいにでけぇおにぎりを握るのです。220gくらいあります。


 問題は夜です。

 

 宇部さんの料理は基本的には完全オリジナルではありません。何かしらのベースがあります。昔買ったレシピ本だったり、クックパットとかクラシルとかを見ながら作ったやつをなんとなーく覚えてて、そこからさらに冷蔵庫の残り物を足したり、キャベツを白菜に変えたり、豚肉を鶏肉にしたり、ちょっと応用を利かせて味噌味にしてみたりするのです。あと、こんなの食べたことがある気がする。見たことがある気がする、っていうのを作ります。『こんな感じだった気がする』で作ってます。


 なので、豚肉の代わりにウインナーを使った酢豚(ポークウィンナーだしヘーキヘーキ!)とか、肉じゃがが鶏じゃがだったりするわけです。ハッシュドビーフとかいってフツーに鶏肉だったりします。


 それから、汁物。

 これはですね、皆さんが想像する以上に具だくさんです。もう具だくさんのスープなのか、汁気の多い煮物なのか、ってくらいに色々入ってます。なので、そのアプリにもオプションで具材を選択出来る感じの『味噌汁』とか『コンソメスープ』というのはあるんですけど、確実にそのアプリが想定している量の野菜ではないんですよ。


 とまぁそんな感じでですね。

 入力する度に疑問でね。

 これ本当に正確なのか? いや、たかだか無料のアプリですし、そこまで求めるのはってのもわかるんですけど、それにしたって私の作る料理がどう考えてもアプリの想定を超えているんですよ。


 あともっと困るのが、『総菜の素』系のやつ。クックドゥとかそういうやつですね。あれもね、バーコードで読み取れるんですよ。ちゃんと栄養素とかカロリーも出て来るんです。


 ただ、それはあくまでもその『素』のみのやつなんですよ。つまり、こちらで足す分の野菜やら肉やらは含まれてないわけです。


 いや、その部分ってどうやって入力するの? 生肉何グラムとかお野菜何グラムとか油大匙1とか入れるの!? って。いや、その箱に書いてる食材ので良いから、その想定で良いからそっちを表示させてよ! その通りにならないのはわかってるけど、せめて参考にさせてよ!


 っていうのがだんだん大変になって来ちゃってね。それで最近さぼりがちになってます。もうひたすら運動とBの記録アプリになってますね。そこだけはちゃんとつけてます。

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