第1812話 NG

 実は先日、Twitter(現X)の『スペース』とかいう、おしゃべり出来る機能でちょこっとフォロワーさんとお話したのでした。


 この『スペース』なるものの説明をさせていただきますと、基本的には、それを立ち上げた人(『ホスト』)がラジオみたいにぺらぺらとおしゃべりする感じで、それを聞きたい人は『リスナー』として参加するわけですね。それで、『リスナー』はただ黙って耳を傾けるもよし、掲示板みたいに書き込んだりしてもよし、みたいな感じなんですけども、もし、『リスナー』も直接一緒におしゃべりしたいってなれば、『ホスト』側がOKしてくれれば『スピーカー』としても参加出来る、っていう。


 すごい時代ですよ。

 リアルで会ったこともない、本名も知らない、電話番号とかLINEのIDとか知らない人とおしゃべり出来るんですもん。


 というわけで、それに参加してちょこっとおしゃべりさせていただいたのですが、こちとら、コ□ナ禍っつっても、リモートワークもしたこともなければ、ズーム会議とやらにもとんと縁のなかった人間です。顔は出ないんですけども、この、なんていうんですか、『PCに向かってしゃべる』っていうのが、ものすごく難しくてね。


 まずそもそもあれよ。


 どこに向かってしゃべれば良いの?

 画面?

 マイクってどこにあるの?

 

 結局、きょろきょろしながらしゃべりました。声量もアレで良かったのやら、っていうね。


 そう、それでですよ。

 その中で、フォロワーさんがちらりと、


「宇部さんのエッセイはNGがないのがすごい」


 みたいなことを言ってくださって。何でも書くよね、って。


 確かに!

 言われてみれば私マジで何でも書いてる!

 さすがに本名や住所、貯金額とかは書いてませんけど、どんなダイエットをしてるだの、Bが定期的に詰まってるだの、どんなパンツを履いてるだの書いてる! 


 まぁこういう場だから書ける、って話ではあるんですけど、もともとね、この手の話を恥ずかしいと思わない人なんですよね。だからリアルでも聞かれたらフツーにこれくらいのことはしゃべります。ただ、聞かれないだけです。だってそうでしょう? 最近はほら、「ハァハァ……いま何色のパンツ履いてるの……ハァハァ」って電話もかかって来ませんしね?


 あっ、パンツのカラーを聞いてくるお電話はかかって来ませんけど、こないだはウガンダから電話が来ましたね。いまのスマホって、未登録の番号でもその番号から判断して、何県からの着信か、みたいなのが表示されるじゃないですか。基本的に未登録の番号のは出ないんですけど、なんかもう変な番号だったというか、あの、わかります? +から始まる番号。なんだこれ、って思ってほっといたら切れて。そんで、『ウガンダ』って表示されてて。


 さすがにウガンダに知り合いはいねぇな。

 

 一応ね?

 知らん番号からかかって来たら一瞬、


「もしやカクヨムから? これが噂の書籍化オファー……?!」


 って色めきだすんですけど、ウガンダはねぇな。KAD〇KAWAさん、ウガンダに支社あるのかな。だとしても出来れば国内でデビューしたいからさ、仮にKAD〇KAWAウガンダ支社からのオファーだったとしても、今回はちょっと見送らせていただきますね。


 あれ、何の話でしたっけ。

 ああそうそう、NGの話ね。

 まぁよほどの個人情報以外は特にNGないです。

 なのでこれからも「たぶん需要はねぇだろうな」って話題も気にせず書くと思います、ごめんね!(先に謝っておく)


 ちなみに宇部さんはコミュ障ではありますが、おしゃべりは大好き。慣れてない人との会話が苦手なだけなので、おしゃべり自体は好きです。しゃべる相手がいない分をここで書いてると言っても良い。だからいつか、ただただだらだらしゃべるだけのスペースもやってみたいな、とは思っています。

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