好きなことを、好きなだけ

第1807話 いまさら他薦する④

　というわけで、他薦企画4日目です。

　いつもの宇部ッセイはどうした、と思ってる方、ごめんな。いまお祭り期間中なもんだからさ。

　はっきり言ってもう字数が惜しいから早速行きます！　今回で終わりだ、ヒアウイーゴー！

魔刃騎甲──ジン・ドール──／もりくぼの小隊様

https://kakuyomu.jp/works/16817330660642562169

　こんなのもう絶対に書けねぇよ！　と私の全細胞がシャウトしたロボットファンタジーです。ロボ好きは全員読んだ方が良い。もうとにかく、カッコいい単語が出まくる。ちょっとすげぇ頭の悪い表現しちゃったけど、伝わってくれ。なんかもうとにかくカッコいい単語が出て来るんだ。ルビがいちいち刺さるんだよ私には。読んだ人はわかるだろう？　わかると言ってくれ。

　そんでもりくぼさんのお話で個人的にすごくグッとくるのは、セリフ回しなんですよね。すごく『しゃべってる感』があるんですよ。いやもうこういうのもね、「いいからまず読め！　読んだらわかるから！」って(笑)

　ストーリーもですね、手に汗握るバトルがあったりね、ハラハラドキドキなわけ。もうこんなのマジで思いつかんて宇部さんにはよぉ。完結しております！　一気読みで世界観にどっぷり浸れ！

【完結】『後宮の悪魔』〜時空を遡るシリアルキラーを追う敏腕刑事が側室（👩）に堕ちた件〜／雨 杜和様

https://kakuyomu.jp/works/16817330653057581096

　こちらは最近読んだやつです。ずっと気になってて。完結してるし、45話だし、10万字くらいなら3日もあれば読めちゃうかな？　なんて思って手を出しました。

　もうね、私はなぜもっと早くに読まなかったんだと思いましたね。ええ。クッソ、もっと早くから読んでいたらガシガシ宣伝してたのに！　って。

　こちら、異世界転移ものではあるんですけど、転移前はムキムキバキバキの刑事さんなんですよね。そんで、ずーっと追ってたシリアルキラーを追い詰めたぞ！　お縄だ！　って思ったらそこでなんやかんやあって死んでしまって、気付いたら美少女になっていた、と……。ムキムキのおっさん（体脂肪10％）から華奢な美少女ですよ！　落差！　転生なのかな？　って思ったんですけど、どうやら美少女の方に転移？　憑依？　している、という状態のようでして。

　それで、シリアスと、コメディのバランスが絶妙で、設定は激重な部分もあるんですけど、かといってガチガチに難しいわけでもない。めっちゃ読ませてくるんですよ。もう全然止まらなくて怒涛の勢いで読んだし、熱量高めのレビューも書いちゃったぜ。へへっ。

月色の瞳の乙女（カクヨムコン9参加）／佐倉奈津（蜜柑桜）様

https://kakuyomu.jp/works/16817330667049844136

　こちらで最後です。たくさん読んでるつもりでしたけど、長編は今回の他薦で12作と、あとそれ以前に紹介したやつを合わせて16作品くらいしか読んでないようです。もっと読みたかったなぁ。

　というのは置いときまして、はい、こちらの作品ですね。

　ちょっと馴染みのない筆名に変わっていますが、シレアシリーズでお馴染みの蜜柑桜さんですね。いまは佐倉さんになってますけども。

　シリアスファンタジーですね。私たぶん、ここまでのシリアスを読むのは蜜柑さん……じゃなかった佐倉さんの作品だけだと思います。基本的にシリアスすぎるのは読まない人間なので。

　佐倉さんのお話は、なんていうか、もう、『紙』の小説なんですよね。無音で、静かーなところで、壁にもたれてひっそりと読む。わかります？　なんか、時計の針の音と、ページをめくる音だけがある感じ。

　なので、毎回、息を止めて――っていうのはさすがに言いすぎなんですけど、ほんと静かに大事に読んでます。ふざけたコメントとか出来ない。さすがの私でもそれは無理。この世界を壊したくない。

　こちらはまだ連載中ですね。まだまだ追い付けます！　風景描写も抜群な作者様ですから、実際にその地にいるかのような気持ちになれます！　異世界に旅行したい方はぜひ！

　いやぁ書いた書いた。

　これで短編にも手を出したらどえらいことになってましたよ。フゥー。

　というわけで、私が今回のカクヨムコンで読んだ長編達でした！

　そんなこんなで1月も終了です！