第1564話 息子のリュックサック

 あっというまに6月ですよ皆さん。

 やべぇやべぇつばさ開始まで1ヶ月ないじゃん。だからもうね、どんな話でも膨らませる所存だから。エッセイのストックをね、もりもり作らないといけないのでね、どんなにつまらない話でも薄く薄く引き伸ばして書きますよ。これぞ宇部ッセイ。これが宇部ッセイだから。マジで本腰入れないとですし(まだ入れてなかったのか)、あともう一つ、


 息子のリュックサックを作らなくてはならないからです。


 みなさんもある程度はご存知かと思いますが、宇部さんの趣味はカクヨムこれとお裁縫です。下手の横好きではありますが、好きこそものの上手なれの精神でちょいちょい色々作っております。子ども達のランドセル以外の鞄はすべて私によるものです。


 その中でも一番の大作がリュックサック。パーツ・工程数も多いですし、ファスナーや曲線縫いの箇所も多く、一つ一つの作業はそこまで難しくなくてもとにかく面倒くさい。


 だけど、使っていればやはりいつかは壊れるもので。しかも、素人の作品ですから、強度の面でもやや不安。持ち手が千切れるとか、穴があくとか、それくらいは覚悟の上です。でも、それくらいならまだ直せるのです。不格好でも。


 問題は、ファスナー。


 ここがやられたら終わりです。ファスナーそのものの修復技術はありません。


 そのファスナーが壊れたというタレコミがあったのです。終わった、と思いました。旦那の話では、閉めようとしても開いてしまうらしく。じゃあ駄目じゃん。それはもうファスナーとしての機能が終わってるじゃん。もう作るっきゃねぇじゃん。


 私は急いで布を注文します。新しいリュックを用意するのに開くのはAmaz○nさんのページではなく、布屋さん(大塚屋)のページ。それが私です。新しいリュック注文したからね、ではなく、新しい布注文したからね、が私です。


 届くのは、三日後くらいでしょうか。クレジット決済に対応してからというもの、配送までが実にスピーディになりました。助かります。


 で、『○日にお届けします』のメールが届いてから息子のリュックを手に取り、いやはや、だいぶ頑張ってくれたな、なんて思いながらファスナーをジーッとやりますと。


 閉まったんだが?

 えっ、閉まったんだが?

 どういうこと? 話と違うんだが?

 ピンと来ました。わかりました。

 

 ファスナーって、きちんと閉めていても、プラスチックのやつなんかは、左右に強く引っ張ったりすると開いたりするのです。金属ファスナーならそういうことはあまりないんですけど、プラスチックの目が細かいやつなんかはあります。恐らく、そういう感じで途中から開いちゃって、それを直そうと閉めしようとしたら、閉める方ではなく、開ける方に引いてしまったんだろうな、って。


 まぁそれが真実かはわかりませんが、とにかく、閉める方ではなく、に引いた結果、


「ファスナーが壊れた!」


 ってなったんだろうな、って。

 旦那、完全に可愛いおじさんですよ。ドジっ子か。最高だな。見た目も行動も可愛かったらもう優勝でしょ。


 ですが、いずれにしても息子のリュックは作ることにしました。彼の大好きなパンダさんの布を買ってしまったし、あと、もう少し大きいやつにしてやらんと、たまにぎゅうぎゅうになっているので。


 ただ、マジで曲線を縫うのが面倒なので、今度はトートバッグ型のやつにしようかなって思ってます。トートバッグだけど、肩紐があって背負える感じになってるやつ。直線ファスナーならもしもの時もまだリペア出来そうだし。


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