　1555です、1555。一応ゾロ目なんでしょうか。でもまぁ、1があるんでね。

　今日はね、ニコラス・ケイジの話をしに来ました。

　というのも、またしても気になる映画があったからです。これもですね、最近のやつで、しかも普通に評価が高いやつなものですから、こりゃーただの映画紹介エッセイで終わっちまうぞ、とも思ったんですけど、まぁ聞いてください。あっ、普通に面白いので、「これから見るんだぞ、ふざけんな」って方は回れ右してください。一応、カテゴリ的にはホラーなので、血がブシャーブシャー出ます。

　ちなみにタイトルは『ウィリーズ・ワンダーランド』。

　また、『アーノルズはせがわ』さんのお勧めです。見よう、と思ったポイントとしてはですね。まぁ、ニコラス・ケイジが、襲ってきた人喰いロボットをボッコボコする、っていうのと、ちゃんと喰われる用の馬鹿な若者もいます、っていう一文ね。やはりホラーには馬鹿な若者って必要なんですよ。申し訳ないけど。ちゃんとね、ソコでする？　ってところでコトに及びます。期待を裏切らない若者です。

　ただ私ね、そういやこのニコラス・ケイジのことをほぼ知らないんですよ。見てない、彼の出てる映画を。

　とりあえずアーノルズはせがわさんの映画紹介漫画でこの映画のことを知ったものの、ニコラスのことは知らないのです。そしたら旦那がですね、朝の雑談で、いつも彼がやってるゲーム『Dead By Delight（殺人鬼から逃げるゲーム）』のキラー（殺人鬼）として、どうやらニコラス・ケイジが出るらしい、と私に話してくれたわけです。なんとタイムリー。

　この映画があるものですから、てっきりその役で出るのかな？　と思いきや、いや、どうやらニコラス・ケイジはニコラス・ケイジとして出るらしくて。

　私、この『ニコラス・ケイジ』にそこまで『強い』イメージがなかったんですよ。ほら、セガールとかね？　スタローンならね？　そらもう素手でもイケるんだろうな、って思うんですけど、ニコラス・ケイジってそんな強いの？　っていうのが本当のところでした。

宇部「ニコラス・ケイジの代表作って何？」

　すると、旦那は言うわけです。

旦那「『コンエアー』と『フェイスオフ』かな」

　オッケー、どっちも見たことねぇ。ただ、タイトルだけは知ってる。ということは確実に有名なやつ！　でも見たことねぇ！

　とにかくまぁ、ニコラス・ケイジは強いらしいのです。そんな強いニコラス・ケイジが、閉鎖された遊園地で人食いロボットをボッコボコにするのです。人喰いロボットに襲われる話ならホラーなんですけど、それをボコボコにするパターンもホラーで良いのかな？　ロボット側の話！？

　で、早速見てみてみたわけですけど。

　もうね、最高でしたね。

　何が最高って、ニコラス、全然しゃべんないんですよ。なんかとにかく謎の男なんですけど、スーパー寡黙でね、一言もしゃべらずにボッコボコにするんですよ。最後まで見ましたけど、結局謎のままでした。経歴とかも一切謎。どう見てもただものじゃないのに。元傭兵とかそういう情報もなし。結局誰なのお前。名前すらねぇ。

　一応名目としては、車修理と引き換えに、その遊園地（ちょっと色々問題があって閉園中）の清掃よろしくな（手持ちがないなら身体で払ってね）！　ってことで朝までにお掃除頑張るぞ！（ロボットボコボコにしながら）　ってやつなんですけど、このお掃除スキル（本当の意味で）も半端ないんですよ。スプレーの落書きもピカピカになるし、黄ばんだ便器も真っ白よ！　ニコラスのスキルが凄いのか、それともアメリカの洗剤がすごいのか？！　それダイレクトテレショップで買えます？！

　あとですね、彼はオンとオフをしっかり使い分けるのが良いですね。どんな時でも休憩はきっちり取る男。缶飲料（ジュースなのかお酒なのかは不明）をね、何本か冷やしてるんですけど、時計のアラームが鳴ったらそれを飲んで、園内にあるゲームでノッリノリ。後半はお世辞にもうまいとは言えない謎のダンスを披露してくれたりします。真顔で。

　そんでまぁ、とにかくオンとオフを使い分けながらロボットをボッコボコにするんですけど、何が良いって、その園のスタッフTみたいなのを着る（スタッフの印）んですけど、これがクッソ似合わなくて。汚れる度に毎回着替えるんですよ。きれい好きな男性ってそれだけで好印象ですよね。もう最高。しかもオンオフの使い分けが上手だし、寡黙だし。

　そんな映画です。

　Amazonレビューは★★★★☆（4.0）ですが、どうでしょう。今回は私らしいエッセイになったのではないかと思います。ニコラス・ケイジってすごい。缶は分別しなくて大丈夫なの、ニコラス！？