第1499話 どういう状態?

 とうとう旦那がアレに手を出してしまいました。もう確実にハマってしまうだろうアレです。


 マインクラフトです。


 まぁ旦那が楽しむというよりは、子ども達になんですけども。いやもう絶対ハマるでしょ。大丈夫なの? ここから歯止めが効かなくなったらどうするの? ママは心配です。


 たしかに子ども達は前々から興味津々ではあったのです。You Tubeでね、プレイ動画っていうんですかね、そういうのよく見てましたし、クレーンゲームでね、なんか謎のぬいぐるみもパパに取ってもらってましたし、私が買ってきた息子の冬用パジャマもマインクラフトですしね。お前も買ってんじゃねぇかよって話ですけど、いい感じの素材のやつがそれしかなかったんですよ。


 マインクラフト熱は高まっているものの、こっちにねだってこないだけ親思いの子ども達ですよ、まったく。誰の子?


 とまぁ、そんな日々だったんですけども、旦那がいよいよもって「俺はマインクラフトを買おうと思う」って宣言しちゃったわけです。宣言したのは私にだけなんですが。


 そこからは早かったです。


 私には全然わからない方法で、あっという間にマインクラフトを購入していました。なんか、コンビニで何かしらのカードを買って、ああだこうだとやっていました。宇部さんにはもう何もかもわかりません。秘密裏に――というわけではなく、めちゃくちゃ堂々と行われていたんですけど、こちらは何が何やらさっぱりです。それで、あれよあれよ、ぽかーんとしている間に我が家のPS4にマインクラフトがやって参りました。


 さぁ大変です。

 子ども達はもうウッキウキです。

 ですが、子ども達二人で同時には出来ないようなので(出来る方法あるのかな? わかりませんけど)、仲良く順番こです。

 

 ここで喧嘩をしてコントローラーを取り合うような兄妹ではありません。かといって、譲り合うわけでもありません。それはそれはもうきっちりと、パパから下された「20分交代」を遵守しております。すげぇなお前達。


 それでですよ。

 私にはさっぱりわからないけど、とにかくなんか楽しいらしくてですね。なんか色々破壊したり、羊を殺したり(?)ゾンビから逃げたりして、ワイワイキャッキャとやってたんですけども、息子がね、言うわけです。


息子「お父さん、これからベッドの入学式あるから」


 パードゥン?


旦那「ベッドの入学式?」

宇部「えっ、どういうこと?!」


 これがアレ? マイクラ用語ってやつ……?

 旦那に「どういうこと?」とアイコンタクトを送るも、帰って来るのは「さぁ?」というジェスチャーのみ。


 ただとにかく、見ていれば何かわかるかも、と思い、息子の言う「ベッドの入学式」なるものを見守ることにしました。


 なんてことはない。

 ベッドを作りましたよ、ってやつでした。

 何だろう、搬入とかそういう意味合いだったのかな。確かに『搬入』なんて言葉はわからんよなぁ。でもだからといって『入学』ってなる?


 息子はまだまだおしゃべりとか言葉のチョイスが苦手なんですけど、ただそれはそれでなかなか良いセンスしてやがるぜと思いましたね。


 そんで、娘が言うには、「にいにの家、ベッド多すぎじゃない?」らしくて、言われてみれば確かにベッドだらけなんですよ。何で? って聞いたらば、


息子「村人をゾンビから避難させるところだから、ベッドがたくさんいるんだ」


 ですって。

 何、そういうことも出来るゲームなの? 

 ていうか、お前ゲーム内でも優しいな!?


 あとね、皆さん気付いた?

 このエッセイね。明日で1500話なの。フワーオ! もうびっくりよ。

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