第1384話 他薦がてら思い出したこと

 カクヨムコン期間中なんでね、これからはちょいちょい他薦なんかも出来たら良いですね。良いですね、って思っているだけなのでそんなに出来ないと思いますけど。私ね、他薦下手くそなんですよ。うまく紹介出来ないし(レビューの時点でお察し)、引っ搔き回してるだけな気もします。


 そんな傍迷惑な他薦なんですけど、他薦と呼べるのかも怪しいやつですし、作者様に許可も得てないんですけど(だからこそ大した他薦も出来ないとも言う)、とにかく読んでて思い出したことがあるので、そちらをメインにしつつ、さらっとご紹介しようかなって。ほら、枯れ木も山の賑わいって言いますしね? せめてタイトルをここで叫ぶだけでも何か違うかもしれないじゃないですか。



『さよならと問う(羽間慧様)』

https://kakuyomu.jp/works/16817139557666225967


 まだ6話なんでね、これからどう転がっていくのか全然わからないんですけど、大学生の男女のお話ですね(そんな雑な紹介ある?)。

 私、たぶん羽間さんの長編読んだことなくてですね、ちょっとドキドキしながら手を出したんですよ、今回。


 もうね、大学時代を思い出しちゃって。大学生活とか、それくらいの男女の描写がリアルでうまいなって。そうそう、こんな感じ! って色々思い出したわけです。

 ああ、この時期は忙しかったなとか、学内のこういうところで駄弁ってたなとか、卒論の時期は地獄だったなとか、あの頃はフロッピーが現役だったなとか。


 それでですよ、読んでで思い出したのがですね。


 そういや彼氏に浮気されたな、って。


 もう早速羽間さんの作品関係なくなったでしょ。いや、厳密には関係なくもないんだけど、とにかくね、万事こんな調子だから私は他薦が苦手なんですよ。まぁそこは置いといて。そう、浮気されたんですよ。何何、最近の宇部さんってば過去の恋愛話随分語るじゃないって思われたかもなんですけど。仕方ないですよね、思い出したものは。


 といっても、この浮気の件はですね、自作品に落としこんでるというか、もうほぼほぼノンフィクションで書いちゃってるというか、ほら、あれね。


『カフェ『TWO BOTTOM』でそこそこのコーヒーを。』ね。

 あれガチのマジで私のエピソードだから、ねずみ講と浮気の部分は。ねずみ講と浮気の部分ってそこだけ見たらなんかとんでもない小説ですね。


 そう、浮気なんですよ。

 私はね、別のエッセイでも書いてますけど、まぁモテない女でね。まず告白なんて成功した試しがなかったというかね、いや、旦那は捕まえたんですけど、あれはもう勝ち確でしょ、くらいのところまで来てたから。それとその大学時代の彼氏は一応向こうからではあるんですけど、そこに至った経緯もまぁ色々あってですね。そこは割愛しますが。


 それでですよ。

 とにかくモテない人生でしたので、恋人なんて出来た日にゃあもう大変ですよ。とにかく尽くしまくりでね、ええ。


 たぶんね。

 たぶんそれが良くなかったんだろうな、って。


 いや、その彼なんですけどね。

 まぁ、こんなこと言うのもアレなんですけど、正直そんな恰好良いわけではないんですよ。見た目がね、もさっとしてて。彼の方でもね、ぶっちゃけモテる方ではないんですよ。ほら、若いうちって割と見た目が重要だったりするじゃないですか。だけど私にしてみれば大好きな彼氏ですから、恰好よく見えているわけですよ。それで、もう毎日好き好き素敵素敵言いまくってたらですね。


 自信がついたんでしょうね。俺、恰好良いんじゃない? って。イケてるんじゃない? って。


 それで浮気したわけですね。


 それと共に流れて来る、


「最近○○(彼氏)が、何か勘違い男みたいになっている」


 っていう噂。


 あっ、これ私のせいだな。

 ちょっと持ち上げ過ぎたんだな。

 そうは思いましたけど、かといって真実は伝えられないですよ。


「いや、実際のところ、あなたはイケメンではないよ。私はあなたのことが好きだから、そういうフィルターがかかってて恰好良く見えてるだけだよ」


 とかね。

 

 それにね、フィルターでも何でも、私にはそう見えてるわけですから、私としては何一つ嘘はついてないんですよ。


 結局、その人とはねずみ講がきっかけて別れたわけですけど、その前からもちょっとずつ気持ちは離れていってたわけですよ。そこにはやっぱりその浮気も関わってるわけで、もしあの時私がもっとうまくやってたら彼は浮気なんかしないで、もしかしたらねずみ講にもハマらないルートに進んでて、もしかしたら結婚してたかも……なんて考えたりもしたんですけど、いや、たぶんあの人は浮気するだろうな。


 何せ彼、彼女がいる時に私に告白してきた人でしたからね。

 そういう人はやっぱりするのよね。

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