第1335話 イケるな

 これもね、一旦Twitterの方で呟いてるやつなんですけども。


 私ね、Pから始まる某お絵描きサイトをちょいちょい覗いておりまして、そこでですね、年の差ものの恋愛漫画を追ってるんですね。そんでその年の差がですよ、25歳差なんですよ。15歳と40歳なんですけど。


 わかります?

 25歳差って言ったらあれよ。


 生まれた時に相手25歳なのよ。当たり前か。


 どちらかというと15歳の方が40歳の方にぐいぐい迫ってて、40の方はですね、そりゃあ創作の世界だっつったって、その世界にも法律は存在するのでね? 何も出来ないわけですよ。せめて20歳と45歳ならまだしも、15歳ですから。未成年ですから。何も出来ないし、これはなんていうか、若者特有の気の迷いみたいな、身近に相手がいないからじゃないか、みたいなね? もっと広い世界を知っておいで、みたいなね? そんな対応なわけですよ。創作だからってバレなきゃOK! やっちゃえ日産! みたいな作品とは違ってですね、その辺の切なさがすごく良いわけなんですが。


 ただね、いや、冷静に考えてどうなんだ。

 15歳が惚れる40歳って何だ、ってね。

 いや、芸能人なら全然あるじゃないですか。

 私だって高校生の時から田村正和様にお熱だったし、時代劇の俳優さんが好きだったし、むしろJの事務所の若いアイドルのことは「ケツの青い若造(と言っても自分よりは年上)」って思ってましたしね?


 でも、芸能人じゃないのよ。

 お隣に住んでる、っていう大人の人なんですよ。その作品では。

 

 どうかなぁ、あるかなぁ、なんて思いつつね?

 だってほら、一般的にはですよ、40ったらもう普通におじさんっていうかね。


 だけどね、よくよく考えてみたらですよ。


 私大学生の時、それも彼氏が出来る前だから、20歳くらいの頃なんですけど、50代くらいの教授に「もう全然第二夫人でも良い!」って思ってたな、って。


 ちょっと変わり者で、授業も結構難しい感じだったから、誰も前列に座りたがらない中、最前列のど真ん中に座って、熱い視線を向けまくってたんですよ。自分の専攻とは微妙に違うにも拘らず、ゼミにも入ってたんですよ。その教授のゼミ、ぶっちゃけ人気ないから(色々課題が厳しいという噂だったけど、実際は全然そんなことなかった)、他のゼミ生は20人、30人とかいるんですけど、そこのKゼミは10人もいなくて。うち一人が、専攻の微妙に違う私っていうね。


 このエッセイを読んでくださってる方は、私がいかに好きな人に一途で強火かっていうのをね、わかってると思うんですけど、好きになったらこうだから、宇部さんは。だけどその教授がね、奥さん一筋の人でね。もちろんそんなところも推しポイントではあったんですけど、もういっそ、教授義父目当てに、息子さんの方と結婚出来ないかな、とか割とマジで考えてましたね。


 まぁ後に恋人が出来て、さすがにここまでのは収まるんですけど、それでもその教授のことは大好きでしたね。卒業まで最前列でうっとり授業を聞いていました。


 だからあれだ。

 15歳が40歳に恋をするのも、まぁ全然あるな、って。

 ただね、法律があるからね。そこはちゃんとしてくれれば。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る