第1247話 何かタイムリーだな、って

 また今回もですね、ネット記事からなんですけども。いや、何かもうタイムリー過ぎてですね、あれ、これってウチのこと? って思って。


 それがこちら。


『「麦茶、じゃなくて、麦茶入れて下さいでしょ」「ありがとうは?」…口うるさい躾に賛否の声 「習慣は一生その子を助ける」「大人に忖度する子どもに」』


 子どもの躾のお話でですね。ほら、こないだ、息子のデザート要求と仕上げ磨き依頼の話を書いたじゃないですか。定型文になっててロボみがある、って。その他にもですね、何かしてもらいたい時にも「○○ください」「○○取ってください」「○○貸してください」って言わせるようにしてたんですよ。


 というのも、その時にも書いたんですが、息子はとにかくおしゃべりが遅い子で、自分で文章を考えてしゃべることがとにかく苦手だったんですね。なので、パターン化させて覚えさせた……って書くとますますロボみがすごいんですけど、とにかくそんな感じで躾けてたんですよ。ありがとうとかごめんなさいも自然と言える子ではなかったので、ちゃんと言えるまで正座で向かい合ってぎちぎちと教え込んだんですよね。彼が2歳くらいの時でしたかね。アンタの躾、やりすぎじゃない? って実姉がドン引きしてましたね。


 だけれども、現在、皆さんもご存知の通り、宇部家きってのモテモテゆるキャラ系男子に成長しましてですね、たまたまうまくいっただけかもしれませんけど。


 娘はそんな兄の姿を見て色々覚えた感じですね。なので、彼女はそこまでぎちぎちに躾けなかったんですけど……あっ、だからなのかな、兄を顎で使うのは。しまった……。


 ただね、やはり私も当時は「この躾で大丈夫なんだろうか。これは本当に彼のためになっているんだろうか。私の自己満足なんじゃないだろうか」ってかなり葛藤しましてね。いまとなっては全然結果オーライだな、って感じなんですけど。


 そんでこの記事を見てですよ。

 要は、とあるママさんも私みたいに(ではないかもしれないけど)、何かをお願いする時はちゃんと「~ください」まで言わせる躾をしていて、


>先日よその子になにか飲む?と聞いたら顔も向けずに「コーラ」と言われ、コーラを渡したらゲーム片手に無言で取られた時に「間違ってなかったな」と感じた。(原文ママ)


 っていうのがあったらしくて。


 あぁー(わかるー)ですよ。

 そんなお友達を連れてきたことはないんですが、知り合いがですね、勝手に冷蔵庫を開けるとか、お菓子を持っていっても何も言わないとか、せっかく作った食事でさんざん遊ばれた挙げ句に「いらない」とか、そういうお子さんが遊びに来たことがあるらしく。


 あっ、これはナシだな、って。

 さすがにこれはナシだ。まだ子どもだから〜が許されるのは園児の間だけだし、園児だとしても私なら叱るな、って。


 ただですね、このママさんがそのような呟きをしたところ、まぁ色んな方からコメント(リプとか言うんだったかな。よくわからないのでカクヨム方式でコメントにしておきます)が来たらしく、かなり賛否あったと。


 その中にですね、上記の『無言コーラ』に触れたものがあって、


>「ゲームに集中していたから、その子は精一杯で、コーラと一言で伝えたのかも」


 集中していたら、人の好意(しかも自分の親ならまだしも友人の親)に対してそんな態度を取って良いのかと。いくら私が親馬鹿でも、これが自分の子どもの話だったらそこん家の親御さんに平謝りですよ。コミュ障でも謝罪テレフォンしますよ!


 いやまじで躾って難しいよな、って。行き過ぎたら虐待になるんだろうし、かといって叱らない育児なんてのがうまくいくのはよっぽど上手い人なんだろうし。


 ウチの子達は礼儀とかその辺は一見ちゃんとしてる風ですけど、湯上がりにはふれあいパークが当たり前だと思ってるだろうし(だからたぶんパンイチでうろつくようになる)、お風呂掃除は全裸でやるもの(旦那がお風呂を洗う時は全部脱ぐ)だと思ってるだろうし、ママはパパの背中の匂いを嗅ぐ生き物だと思ってるかもしれない。恋人が出来た時、あるいは友達とルームシェアした時に「お前、どんな環境で育ったんだよ」って言われるんじゃなかろうかとちょっとだけ心配になってます。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る