第1135話 『猫の手を借りた結果』
これはね、なかなか良いお題だったんじゃないでしょうか。めちゃくちゃ偉そうに言いましたけど。だってね、すぐに浮かびましたもん。
とりあえず、何か猫にやらせて大失敗させれば良いな、って。
ただね、問題があって。
いや、いつだって問題しかないんですけど。
三谷幸喜監督のね『THE有頂天ホテル』ですよ。あれのね、最後の最後でせっかく書いたお習字をとある動物が台無しにする、っていうのがあるわけです。一応色々ぼかしました。とりあえず猫ではないとだけ。
もうあれが離れなくて、頭から。
引っ張られる引っ張られる。
何枚も何枚も書いて、やっと納得のいく感じに出来た書き初めを猫が台無しにしました、みたいなやつしか浮かばなくて。それじゃあただ単に猫がやらかしたってだけで、別に猫の手を借りたわけではないんですけど、もうとにかくそれしか浮かばなくて。台無しエンドは良いとしても、人間サイドからの依頼がなければな、と。
そんなこんなで、人間の失敗を猫のせいにして誤魔化す、という人間性の疑われそうな作品になったわけです。
酷い、宇部さんってそういう人だったんですね、と思われてしまいそうなその作品がこちらです。
吾輩の猫である
https://kakuyomu.jp/works/16816927861608379968
ちなみにこれはですね。タイトルとキャッチだけは先に思いついたんですよ。珍しく。ていうか、どんな話になってもこれで行く気満々でした。もう猫って言ったらこれしか浮かばないんですよ。猫、大好きなんですけど、犬しか飼ったことないし、やっぱりどちらかといえば犬派だし!
それでまぁ、作中に毛のない猫『スフィンクス』が出て来るわけなんですが、そういう品種だとわかっていても、何だか可哀相に見えてしまうといいますか。寒くないの、本当に? って。まぁ、暑い国の猫なので逆に毛はない方が良いんでしょうけども、こんなニャンコが秋田にいたら大変ですよ。むしろ秋田で飼っちゃ駄目なやつ! だからまぁ、あの会社はきっと暖かいところにあるんでしょうね。間違っても北海道・東北ではないです。
あっ、ちなみにスフィンクスの名前を間違える部分はかなり誇張してますけど、私のエピソードですね。何だっけ何だっけってなかなか出てこなくて。せっかくなので採用しました。
さて、3月はあっという間でした。
予定ではこれくらいのタイミングでカクヨムコンの中間選考が出ると思っていたので、予想外にまったりです。しかもこれが投稿される頃にはKACも終わってるんですよ。恐らくもう既にいい思い出になっていると思いますし、たぶん全部書き切れたんじゃないかな、と思います。そうであってくれ。
(※書き切れました。読んでくださった方々、ありがとうございました)
まだあと1日ありますけど、3月はKACのお題があったお陰でネタがなくなることもなく、まずまず良かったな、と。お題があると書きやすいですよね、エッセイも短編も。ただ問題は、出題の間隔が鬼ってだけ。
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