第1121話 名前の疑問

 ここ最近ですね、Pから始まる某お絵かきサイトで割と積極的にBのL作品を読むようになって気づいたことがあるんですよ。


 この世界、どんだけ同性愛者が多いんだよ(何ならクラスに三組くらい同性カップルがいる)とか、周囲の理解がすげぇな(特に女子からの応援がすごい)とか、その辺のはもう慣れたんですが、なんていうか――


 何で女の子みたいな名前が多いんだ? って。


 『あきら』とか『かおる』とかね、どっちにも取れる感じの名前じゃないんですよ。最近じゃ『なぎさ』辺りも男子の名前として市民権を得つつある(数年前まで女の子の名前でしたよね?)のもうっすら知ってはいるんですけど、そんなんじゃなくて。


 適当に例をあげますと、


・ゆみ

・なみ

・あや


 これくらいの名前の男子が普通にいるわけです。これはあくまでも例です。


 私の作品をいくつか読んでくださってる方はですね、私が『男(あるいは女)のように見せかけて、本当は女(男)』パターンが大好物だってこともね、知ってると思うんですけど(知らない人は何か適当に選んで読んでくれよな!←丸投げ)、そういう場合はなるべく性別を特定出来ないような中性的な名前を選ぶんですが、こちらはもうがっつり女の名前なのです。それともいまはもう女の名前でもないのか……? そういう時代……? これがジェンダーレスってやつ……?(混乱)


 とはいえ、漢字は多少勇ましかったりするんですけど。前の職場で一緒に働いていた男性社員に『綾也あや(仮名)』さんがいたんですけど、そういう感じですかね。


 これは何かあるんですかね。BのLの世界には、カップルになる男の子達はなるべく女の子みたいな名前をつけろ、みたいな暗黙の了解みたいなのが。


 あと、名字のパターンもあります。名前は男なんだけど、名字が『花田』とかで『花ちゃん』って呼ぶ、みたいな。何かとにかく女っぽさを出してくるのです。受けだろうが、攻めだろうが。


 いや、そりゃあ私もね? 『豪太郎×源五郎』みたいなビジュアルよりは(どんなビジュアルだ)、『アンソニー×ミゲル』みたいなのが良いですよ(どんなだよ)。適当に書いたけど、アンソニーとミゲルって何人の名前なんだろう。フランス辺り?


 何ていうの、むさ苦しい『THE男!』みたいなのじゃなくて、美少年同士が良いという意味です。まだ、その「男臭い方でもばっちこーい」というレベルには至ってないんですよ。可愛い男の子達がキャッキャしてるのが良い。エロいことはしなくて良いから、とにかくキャッキャとじゃれててほしい。エロいことをしても良いけど。


 何か知れば知るほど疑問が湧いてくるんですよね。まぁ勉強なんかもそうですよね。学べば学ぶほど、新たな疑問が出て来る。そこが面白いというか。

 この年でもそんな気分を味わえるなんてね。学ぶのに年齢って関係ないんだな、ってしみじみ思いますよ。


 ただまぁ、出来ればBLじゃなくて、もっとなんかアカデミックなやつで味わいたかったですね。ごめんな子ども達。

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