第1108話 どっちだ?!

 Twitterをやっていない方にはさっぱりな話から始まるんですけど、こないだまでカクヨムの公式Twitterで『♯カクヨム大喜利』っていうのをやってたんですよ。運営さんからお題が出て、それについてTwitterで答える、っていう。


 その中に「小説を書く前にやるべきこと第1位は『カクヨムに登録』 第100位は?」というお題があってですね。


 真っ先に浮かんだのが、「受賞した時のインタビューのイメトレとかだろうな」だったんですよ。あと、サイン会用のサインの練習とか。それはもう他に回答されている方がいましたね、確か。


 それでですね、ふと考えたのが、まぁここからは得意の『とらたぬ(=捕らぬ狸の皮算用)』なんですけど。


 本屋さんで、ほら、店員さんが手書きのPOPとか作ってたりするのあるじゃないですか。ウチの近くの本屋さんでもそういうのがあるんですけど、秋田県出身の漫画家さんなんかだと、それはそれはもう気合が入ってるんですよ。『秋田県〇〇市出身(在住のパターンも)の●●先生の~』みたいな。独立したコーナーとか作ってもらっちゃったりして。

 最近だとあれですね、『ファイアパンチ』とか『チェンソーマン』の藤本タツキ先生ですね。この方、秋田県のにかほ市というところの御出身なんですよ。秋田県! しかも『にかほ市』かよ! って私なんかはもうドキドキしたんですけど。この方のお話、めちゃくちゃ好きです。短編集もすごい良かった。ストーリーのセンスがすごいんですよ。キャラもぶっ飛んでて。


 そう、それでですよ。

 もし私が作家デビューしたとして、その場合、


『秋田県○○市在住の宇部松清先生のデビュー作です!』というPOP(を描いてもらえるとして)が秋田県の書店に設置されるのか、


 それとも、実家のある北海道●●市の方に、


『北海道●●市出身の宇部松清先生のデビュー作です!』というPOPが●●市(さすがに北海道は広すぎるので全道ではないはず)の書店に設置されるのか。


 どっちなんだ?! って。


 まぁ、どっちでも良いっちゃー良いんですけども。個人的にはそうですねぇ、別に北海道臭のする作品でのデビューでもなければ、もう全然秋田県在住の方で良いんですけど。北海道出身っていうのはこのエッセイを読んでる君達だけの秘密だぜ?(別に秘密でもない)


 そんであとはあれですよ。

 これ系の話ではあるんですけど、『親善大使』ってやつ。何か、有名になったらすーぐ抜擢されるイメージなんですよね。特に田舎であればあるほど(失礼)。


 私の地元なんて有名人なんてほぼほぼ輩出されてませんから絶対に飛びついて来るぞ――って、Wikipediaさんで調べてみたら、意外といましたけど。とにかくまぁ、ちょっと名前が売れたらなれるイメージなんですよ、親善大使って。親善大使って何する人なの? 


 それでですよ。そう、もし私がここで書籍化&アニメ化でウッハウハになったらですよ。その親善大使とやらのオファーがくんじゃねぇか、って思ったわけです(絶対来ない)。


 その場合、どっちから来るんだ!?

 出身地か? それとも、いま住んでる方か?!

 もし同時にオファーが来たら、どっちを受ければ良いの?!

 何かもうあれですよ、生みの親を取るか、育ての親を取るかみたいな話。やめて、私を取り合うのはやめて!


 まぁ、親善大使の方はですよ。何か北海道の方が良いな、って思ってます。お土産とかもらえそうだし、『白い恋人』とか。


 もちろん、そんな話は来るわけもないですし、当然のように書籍化の打診もありません。ご安心ください。

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