第1107話 ふれあいパーク
こんなタイトルではありますが、今日はパンツの話です。
大丈夫、アラフォーおばさんのパンツの話ではありません。ご安心ください。かといって子ども達のパンツの話でもありません。
旦那のパンツの話です。
やばいパンツがあるんですよ。いや、選んだのは私なんですけど。
前面にも、尻の方にも、どどんと白い犬の顔面がプリントされたやつでして。いや、犬の柄ではないんですよ。もう、パンツ全体が顔! みたいな。しかもウインクしてるの。
イメージとしてはあれですね、大阪のおばちゃんが着てる虎の服。虎柄じゃなくて虎の顔が描かれた服です。実際に、大阪にそんな服が売られているのかも、それを着ているおばちゃんがいるのかもわかりませんけど。あれのパンツ(しかもボクサーブリーフ的なやつ)ver。ちなみにしま○らで買いました。
そう、そのパンツなんですけども、新年を迎えるために買ったものでして。新年は新しいパンツで迎えますよね? いや、普段からパンツはちょいちょい買うんですけど、新年パンツだけはちょっと良いやつ(当社比)買うんですよ。二枚組で
そんでそのパンツなんですけど、新年パンツなものですから、履くのは大晦日の夜。旦那の実家でデビューしたわけです。旦那と子ども達が一緒にお風呂に入り(さすがに旦那実家なので私は別)、私が脱衣所にスタンバイして彼らの身体を拭いたり色々しておりますと――、
旦那も上がってきたわけですよ。まぁ、旦那の全裸なんて毎日見てるわけですから、キャーキャー言ったりするわけがないんですが。
問題はね、そのパンツ。
先述の通り、白い犬のどアップなんですよ。もうね、白ブリーフに目と鼻が描かれてるようなものなんですよ。ちょうどお鼻のところにアレが来るタイプ。膝から崩れ落ちてね。旦那の実家だっつってんのに、死ぬほど笑っちゃって。
そんなこんなで年が明けて、もう
で、私が死ぬほど笑うものですから、旦那も楽しいんでしょうね。ワンワン言いながら尻を近付けてきたりしてね。もうマジで死因これになるからやめてってくらい笑うんですけど、そんなことをしてたらですね、娘が、
「あっ、ふれあいパークだ!」
って加わってくるようになっちゃって。パークじゃねぇよ。ワードチョイス最高かよ。ていうか触れ合うなよ。父親のケツだぞ。
どう見たって絵的にかなりやばいんですよ。お風呂上がりのパンツ一丁の父親の尻に向かって、「わーい」って触りに行くんですから。まだ前面じゃなくて良かったと思うべきなのかな、これ。いやまぁ、同じ絵が描かれてるんですけどね、前の方にも。
もうそのワンちゃんのパンツを履いた日は必ず娘がふれあいパークしに来ちゃうんですよ。こんなの高校生くらいになって思い出したら確実に死にたくなるやつですよね。反抗期が訪れた時のために記録を残しておこうかとも一瞬考えたんですけど、冷静に考えたらパンツ一丁の旦那をおさめるのもヤバイですよね。
どう考えてもひな祭りに書く話じゃなかったな。
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