第1050話 仮面ライダーアマゾンはいいぞ
さーて、前回からの続きです。
張り切ってゴー!(たぁーのしぃーい!)
さて、日本に密入国した若者(アマゾン)です。これ、現代なら偉いことですよ。何せジャングルから来てますからね、コ□ナだけではなく、謎のウィルスとか持ち込んでいる可能性も無きにしも非ずですから。けれども、こういう特撮というのはある意味ファンタジーですんで、その辺はガン無視です。
で、その船旅がですよ、一体どれくらいの時間がかかったのかはわかりませんが、日本には既にゲドン(悪の組織)の魔の手が忍び寄っています。誘拐事件勃発です。
ここで現れる高坂教授!
誘拐現場に残された謎の蜘蛛の巣からゲドンの仕業と見抜いた(それもすげぇな)教授は、どういうわけだかバゴーが日本を救うために若者を派遣したことを知っています。どんな伝達手段を使ったのでしょう。スマホはもちろん、携帯電話もない時代です。電報でしょうか。伝書鳩かもしれません。テレパシーの可能性も捨てきれません。愛は地球を救う。
で若者は、休む間もなくクモ獣人と戦います。ちなみにライダーの1話の怪人がクモ系だとちょっとニヤッとしてしまうのは私だけではないはず。やっぱり1話の怪人はクモ系だよね~、と通ぶったことを呟いたりします。
その中で高坂教授と遭遇、彼は味方であることを知らせるために謎のハンドサインを披露します。それによってあっさり信じる若者。その後、教授の甥っ子であるマサヒコ君も登場しますが彼もハンドサインであっさり友達です。ちなみに、彼が『アマゾン』と命名しました。いやハンドサインだけで信じちゃって大丈夫? 悪用されたりしない? 結構簡単よ? そんなことも考えたりしますが、きっと野生の勘がナンタラカンタラで大丈夫なのでしょう。気にしない気にしない。
さて、子どもが見てる前でも彼の戦闘スタイルは変わりません。あーちょっと子どもには刺激が強いカナー? みたいな配慮は一切ありません。
と、ここで変身です。
開始17分です。
まだ開始17分です。
いや、通常回なら開始17分で変身しても全然良いんですけど。
こっちとしてはですね、やはりライダーですから、ベルトで変身するのかな? 腕輪は何かいきなり移植されてたけど、ベルトについては何の説明もねぇな? とか思ってるわけです。そんな中、変身ですから。ベルトがどうかかわってくるのかな? とか思いながら見守るんですけど、実はアマゾンの変身って、設定上ではベルト関係ないらしくて。おもちゃとして売る際には変身ベルトってことにしたらしいんですけど。もうとにかく説明がないのですよ。これが昭和のやり方なのか、それとも、この作品がそうなのか。
まぁとにかく、うがぁうがぁと吠え、両手をわさわさ動かして変身です。
「ライダー! 仮面ライダーみたいだ!」
マサヒコ君は叫びます。
ライダーと言えばバイク、ライダーと言えばベルト、私なんかはそのビジュアルに加えて、そんなイメージがあるわけですが、ビジュアルは爬虫類だし(それまでは昆虫系だったのに)、バイクもないし、ベルトも飾りなのに、よくもまぁそう判断しましたよ。
とにもかくにもこの一言で彼は『仮面ライダーアマゾン』になるわけです。サンキュー
で、なんやかんやで高坂教授も死んでしまうわけです。アマゾン的にはですよ、高坂に会えって言われたからはるばる海を渡って来たのに、1話でもう死んじゃうんですよ。もうどうしたら良いのよ、って感じで夕日をバックに叫んで終わりです。
どうですか、皆さん。
これがアマゾンの1話です。
悪の秘密組織の存在、ラスボス(と思われていた)の顔見せ、ジャングルから日本への大移動、手に汗握る戦い(しかも変身は2回もフルでやってる)、けれど目的を見失い路頭に迷う、これを正味25分(もないかな)でやっつけてんですから。
もうね、宇部作品とは雲泥の差ですよ。
私が脚本書いたら多分これ5話くらい使いますよ。視聴者飽きる飽きる。
ただまぁマジでアマゾンはカッコいいですから。
獣感がすごいんですよ。
変身前もクッソイケメンですし。
というわけでね、私も少し見習って展開のスピーディーな話を書かなくっちゃなぁって思った、っていうお話でした。
思っただけなので活かされるかどうかはまた別の話です(駄目じゃん)。
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