第1049話 展開が早い(見習わなければ)
いやもう自作がですね。新作のアレですよ。
読んでない方にはね、さーっぱりなんのこっちゃって話にはなるんですけど(これを機に読んでください)、まぁとにかく展開が遅いんですよ。
ただまぁこれはこの作品に限らず、私の話って毎回そうなんですけど。
場面をがらっと変えるのが下手くそなんですね。あの「それから数日後――」みたいなのにさらっと持ち込めないというか。同じ場所で同じメンバーとずーっと何かやりとりしてる。そりゃあもちろんそのうち場所を変えたり、時間が経ったりはするんですけど、何ていうのかな、例えば「それから二週間が経ち、文化祭当日」ってなるとするじゃないですか。
えっ、その二週間なーんも起こってないの? って思われたらどうしよう。いや書くほどのことが起こってないから書いてないんだけど、これまでさんざんワーワードタバタしてたのに、いきなりこの二週間だけ平和なの? ってならないかな。
それが怖くて、ついつい一日の中にあれこれ詰め込んじゃうというか。あけてもせいぜい数日~一週間なんですよね。
そんなある日のことですよ。
私はね、YouTubeの東映さんのチャンネルで仮面ライダーアマゾンの1話を見たんですよ。もうね、目からうろこが落ちましたよね。いや、もう何度も見てるんですけど、やっぱりその時の精神状況なんかで印象って違ってくるというか、前に見た時はスルーしてた部分に気付くというか――、
いやもう展開が早すぎるんですよ。
というわけで、ここから仮面ライダーアマゾン第1話のネタバレが始まりますから。映画の話じゃないと思って油断してたでしょ? うっふふ。
なので、ネタバレ絶対許さないマンの方々はここでお別れです。ネタバレどんとこいという方はこのままどうぞ!
さて、ワクワクしながら新番組(当時は)、仮面ライダーアマゾンのスタートです。
何せアマゾンって言ってるくらいですから、舞台だってジャングルです。と思ったら、ラスボス(と思われていた)十面鬼ゴルゴス登場です。このぶっ飛んだビジュアル大好き。
さぁ、その十面鬼さん、開始30秒でジャングルを焼き払います。登場から焼き討ちまで30秒。早速スピーディーです。これ宇部作品ならこうはいきませんよ。まずはぐだぐだとジャングルの美しさを語ったり、十面鬼についても彼の下半身についている9人の悪党について一人一人の極悪エピソードなんかもつらつらと述べるところです。
その十面鬼さんが何かしらの赤い液体をたらたらと垂らしてジャングルを焼いておりますと、やべぇ! ってことで人間側も手を打ちます。バゴーという長老(科学者らしいです)が一人の若者に改造手術を施します。良いですか、ここはジャングルです。野戦病院ですらありません。洞穴みたいなところでいきなり結構な手術です。何せ腕輪を腕に移植ですから。消毒とかその辺大丈夫なの?
えー、ちなみにその十面鬼が垂らしている謎の赤い液体ですが、『30万度の火炎・液体爆弾・溶解液 ※Wikipediaより抜粋』らしいです。その段階では一切説明はありません。ちびっこはもうガクブルですよ。えっ、あの血みたいなやつめっちゃ燃えるんだけど!? ガソリン!?
で、あっという間に手術は終わり、バゴーは「日本へ行け! 高坂に会え!」と若者に告げて死亡します。死因は謎です。老衰なのか何なのか。この時点で開始2分半です。火事で火傷を負ったとか、攻撃を受けた――みたいな描写も確かなかったはずなので、マジのガチで謎です。
ちなみに、このやりとり、日本語です。
謎の言語で画面下に字幕とかではありません。がっつり日本語です。てことは普段から日本語でやりとりしてんだろうな、と思いましたが、この若者(後にアマゾンと呼ばれる)は日本語がしゃべれません。どういうことなの。彼、元々日本人のはずなんだけど。
そうこうするうちに、若者は旅立ちます。何せ腕輪も移植されちゃってますし、敵も襲ってきますし、高坂に会わなくちゃいけないんですから。日本がどこなのかわかってんのかな。
この時点でだいたい5分くらい。
5分でこれですからね。小説だったら2000字くらいでしょうか。
OP曲が流れる中、ジャングルを駆け回ります。
そして、海へダイブ!
えっ?!
泳いで日本に行くの?!
誰もが心配するところです。
私も彼の体力が心配でなりません。
けれどご安心ください。
彼はちゃっかり何かしらの船に乗り込んでいるのです。無賃乗船です。後のヒーローがあっさりと罪を犯しております。そのまま日本に密入国です。さらに罪を重ねた状態で上陸です。
と、ここまで書いたところで字数がヤバいことに気が付きました。
ほぉーらね、もう本題に入るまでが長い上にライダーの話ですもん。そりゃあこうなりますわ。
というわけで、明日はこの続きです!
ネタバレマジ許せねぇマンのみんな、ごめんな! 明日もネタバレ回だぜ!
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