第1028話 その発想は私にはない

 ネットの記事か何かでちらっと読んだやつで、もう全然タイトルとか覚えてないものですから、今回それについて書こうと思ったものの、一体それが何に関するやつだったのか、もうガチのマジで全然わかんないんですけど。そんなんでも書こうと思うんだから、私ってやつはどれだけ貪欲なんだ。


 Twitterでね、たぶん何か鬱とか、そこまでじゃないにしてもちょっと常時気分がすぐれなかった方が、現状を打開するためにやったこと、みたいな、確かそんな感じのイラスト(漫画だったかも)があったわけです。


 もうこんなレベルのふんわりした情報でほんと申し訳ないんですが、私もね、何か参考になったりするかしら、なんて思ってそれを見たんですよ。ただまぁ先述の通り、もうぜーんぜん覚えてないものですから、意味ないじゃん、って話ではあるんですけど。


 たぶん、朝起きたらちゃんとカーテンを開ける、とかそういう感じのことが描かれてたんじゃないかな、って思うんですよ。当たり前のことではあるんですけど、それが出来なくなることってありますよね。


 ちなみに宇部家ではこの季節になりますと、部屋の加湿目的と、洗濯部屋がとにかく寒いという理由でリビングに洗濯物を干すのですが、窓枠に引っ掛ける感じなもので、普通にカーテンが開けづらいです。


 だけどね、ほら、朝日は浴びた方が良いとかいうじゃないですか。どうせ学校やら仕事やらに行く際に嫌って程浴びるんですけど、それでもやはり朝はカーテンを開けなくちゃ、ってことで洗濯物を動かしながらえっちらおっちらと開けるわけです。


 それでですよ。

 カーテンの話じゃないんです。

 ここまで書いといてアレですけど。

 

 何かね、花を買って来て、飾る、みたいなことが描かれてて。


 わかりますよ。

 花があるだけで、何か違いますよね。わかる。それはわかる。

 何か丁寧に生きてる感じもするし、きれいなものを見たら気持ちも上がると思う。それはわかる。私も花は嫌いじゃない。好き。見るのは好き。


 だけど、買ってまでして飾りたいものか、と言われたら違うんですよ。

 

 よっしゃ、いっちょ丁寧な暮らしをするか、とか、生活に潤いを、とか、そういうのを考えた時に、例えば毎日水拭き掃除をするとか、鰹節と昆布でしっかり出汁をとった味噌汁を作るとか、そういうのと同列な感じで『花を買って飾る』は出て来ねぇな、って。というのでわかったかと思いますけど、宇部さんのお掃除は超適当なので、水拭きなんてしませんし(クイックルワイパーって便利!)、顆粒だし万歳です。


 ウチの実家でも花は仏壇にあるもの(それももちろん毎日はない)、というイメージでしたし、父親も花を贈るような人ではありませんので、ガチのマジでその発想はねぇな、って。


 鉢植えならまだしも、切り花はやっぱり長くもたないじゃないですか。せっかくプレゼントとしてもらっても最終的にゴミ箱行きって考えると悲しいので、私は旦那に花だけは贈ってくれるな、と伝えています。昔、元彼から花を贈られた時もどうしても捨てるのが嫌でドライフラワーにしたりしたんですけど、そのドライフラワーの保管方法もどうしたら良いかわからず、ずーっと吊るしていたら蜘蛛の巣がえらいことになりましたし。


 なので、いつか子ども達が母の日にカーネーションを贈ってくれるってなったらどうしようかな、って。なので、旦那にうまいことお菓子とかに誘導してくれって伝えてます。ママって花より団子なんだよ、って。


 とにもかくにもですよ。

 こう、生活を変えようって思った時に「花を買って飾ろう」って思う人って、元々そういう気持ちがある人なんだろうな、って。そして、私にはないやつだな、って。

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