第998話 桃栗三年

 やばいやばい。

 もう次が999じゃん。ギャラクシーエクスプレスのこと何にも知らないのに、ギャラクシーエクスプレススリーナインが迫ってきているのよ鉄郎。もう銀河鉄道999って書きゃあいいところを、わざわざギャラクシーエクスプレススリーナインって書いて字数稼いでるのバレちゃう!


 というわけで、そろそろギャラクシーエクスプレススリーナインでの字数稼ぎに限界を感じたので、本日は柿の木についてお話したくて。


 明日明後日で1000話だっつってんのに、今日も今日とて平常運転。38度くらいのぬるま湯(半身浴に最適)でお送りする宇部ッセイです。1000話で最終回という構想は消えましたんでね。ネタが完全に尽きるまで書き続ける所存。残念でしたね、最終回を期待していた勢の方々! レビューはいつでも待ってるぜ!


 というわけで、柿の木なんですよ。

 前にも多分ここで「北海道に柿の木はないらしい」ってことを書いたと思うんですが、ただ、私そういや柿の木ってちゃんと見たことがなかったんですよ。


 もう内地に越してきて15年以上経つというのに、「あれが柿の木なのか」って認識したのも実は最近のことでして。何でしょうね、さすがに実が生ってりゃ気づくはずなんですけど、私は何度柿の実を見逃してきたんだ。逆に器用だな。何だ、監禁でもされてたんか。


 まぁそれでですね、やっと「これが柿の木なのか!」と知ったわけですけど、そこで思ったのがですよ。


 えっ、思ったより低くない……? って。


 ちょっと待って。

 猿カニ合戦の柿の木って、何かもう天高くそびえてなかった?

 

宇部「ね、ねぇ、あれってもしかして柿の木?」

旦那「そうだよ」

宇部「ちょ、柿の木、思ってたより低いんだけど」

旦那「あー、まぁ、そんなに高いものじゃないかもね」

宇部「だって猿カニ合戦の柿の木はめっちゃ高かったじゃん! あんな低さから柿投げられたってさぁ!」

旦那「それはほら、カニの視点だから。カニから見たらそりゃ天高くそびえてたって」

宇部「言われてみればなぁ。そうか、カニだもんな」

旦那「そう、カニなら即死だよ。あんなところから柿ぶつけられたら即死だよ」

宇部「でもカニには甲羅があるじゃん!」


 と、ここまで言って気が付いたんですよ。


 猿カニ合戦のカニって、何だ?

 毛ガニ? タラバガニ? ズワイガニ? だとしたら多少柿が硬くても頑張れるんじゃない!? そのための甲羅でしょ? 外敵から身を守るための甲羅でしょうよ!

 

 それ以外にもほら、花咲ガニもなかなか立派な甲羅をお持ちよ? なんかすっごいトゲトゲしてるし、きっと柿なんか返り討ちだよ!


 そう熱弁を振るったわけですよ。


 そしたら――、


旦那「いやー、山の中ウロウロしてるんだし、沢ガニでしょ」


 って。

 沢ガニなら納得だわ。

 沢ガニだったらそりゃあ柿の木だって天高くそびえる系の高さだし、そんなところから柿投げつけられたら即死だわ。


 そんで、こんな話の次が999話ですわ。

 えー、マジでどうしたら良いの鉄郎。

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