第985話 えらいこっちゃ
これはいますぐ投稿せねばと思い、たくさんある(ちょっと盛りました)ストックをえっちらおっちらかき分けて移動させてきました。この話が投稿される前日のお話です。何かとタイムリーな話題を逃しがちな宇部ッセイにしては珍しく、かなりホットなネタです。
あのね。
蜂に刺されました。
近くに草木もない、交差点で。自転車に乗って、信号待ちをしていた時のことです。
その時、めっちゃくちゃ急いでたんですよ。
私、病院(貧血の定期検診)の帰りでね。息子が振り替え休日なのをすっかり忘れてて予約入れちゃったものですから、彼をひとりでお留守番させてたんですよ。それくらいのことは全然出来るようになりましたから。
とはいえ。
とはいえですよ。
まさか10:30の予約で、12:00までかかるとは思わなくてですね。いつもなら遅くても30分とかで終わるんですよ。今日に限って何でそんなに混んでんの!?
息子のことですから、たぶんのびのびとお絵描きしたり折り紙してたりテレビ見たりして、案外平気なんですよ。ウチ、オール電化で火が出るようなものはないですし。その辺も大丈夫なはずなんですよ。だけど、こんなに遅かったらですよ。もしかしたらママが恋しくて泣いているかもしれないじゃないですか。
そんなこんなで、あーもー早く信号変わらないかなーってハンドルから手を離してキョロキョロして、おっ、そろそろ変わるな、って握り直そうとした瞬間。
「
って。
外ではなるべくそういうのを口に出さないようにしてるんですよ。派手にすっ転んだ時も、静電気のバチッとかも、どうにか「ウッ」程度にとどめるというか。
それがもう「
ただいつまでも痛い痛い言ってられませんから。
痛みに耐えつつ、片手運転でお家へGO!
頭の中はですね、
「何これ、すっげぇ痛い。えっ、蜂に刺されるとこんなに痛みが残るもんなの? えー、マジで痛いんだけど」
と『痛い』関連が5割。
「とにかく家に帰らねば。息子、お腹空かせてるだろうなぁ。あーでも、これ包丁とかお鍋とか持てるのか? これはラーメン屋さんかマックかな。箸すら持てる気がせんのだが?」
と息子と、お昼ご飯関連が3割。
あと、
「あれ、確か蜂って刺した後、針が抜けるんだよな。それを取らないといけないんじゃなかったっけ。毒とか吸い出すんだっけ?」
という何かで聞きかじった蜂に刺された時の対処法が2割、って感じでしたね。
とりあえず刺された直後に反射で患部を吸い出していたのを思い出し、これで何とかなってくれれば良いなぁと思いつつ。虫でも蛇でもとにかく刺されたり噛まれたりしたら吸い出せ、みたいなイメージがあってですね。後から「おしっこをかければ良い」みたいなことも思い出したんですけど、さすがにやめました。
そんな這う這うの体で無事に帰宅しまして、虫に刺される系に関しては私よりも場数を踏んでいる旦那にLINE。時間的にいつもの「おつかれさま」LINEなんですけど、今回はエマージェンシーLINEです。
蜂に刺された、と。
すると。
駆けつけて来ましたね。
薬買ってそっち行くから! って。
おお、さすがは良夫さん!
頼れるハズバンドだぜ!
「ただいま! 大丈夫か! どこだ! どうなってる!? これ! 薬剤師さんがお勧めしてくれたやつだから間違いないから!」
と、その手にあったのは、この夏、さんざん虫に刺されまくった時にお世話になった毒虫系にもがっつり効く塗り薬。そう、『第880話 ドリンクバー』に登場した例の薬です。あの後さすがに新しいのを買ってきまして、この夏はそれで何とか乗り切りました。
おんなじの買ってきた!
ある! あるよ! ウチにあるよ!
旦那「えっ、ほら、使用期限切れてたじゃん?」
宇部「あの後買ってきたのよ。ほら、これ(使用期限2024.03)」
旦那「ほんとだ! あー、まぁ、来年の夏もお世話になると思うから!」
宇部「確かに。いやでもね、もう駆け付けてくれただけでもね、ほんと感謝してます」
ちょうどお昼休憩とはいえ、実家から車で5分もかからないとはいえ、子どもならまだしも、いい年した大人が蜂に刺されたってだけで来てくれるんですから。この人、死後聖人に認定されるんじゃなかろうか。
とりあえずですね、ネットで調べた通り、冷水で絞り洗いし、お薬を塗って一日安静です。
腫れも引きましたし、PCカタカタするくらいは安静にカウントしても良いですよね?
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