第926話 未来について
突然ですけど、未来が見える時ってないです?
おっと本日の宇部さんは不思議ちゃん設定か!? とかそういうのじゃなくてですね。予知夢とかそういうのでもなくて。
「あー、こんなところ(テーブルの端など)にコップ置いたら絶対危険だなー。もうひっくり返す未来しか見えない」
「あー、こんな大量の紙類があるところにコーヒーなんて置いちゃったら、確実にぶちまけて大惨事。そんな未来が見える」
「あー、このプリントの束、こんなとこに置いちゃったら窓開けた時に飛んでいきそう。確実に飛んでいくな」
こういうやつです。
そんな未来が見えるなら、そんなことするなよ、って話ではあるんですけどね。これどういうわけか、しちゃうんですよ。よほどの馬鹿なんじゃないのかな。
そんで、そうはいっても毎回そんなことにはならなくて――っていうのだったら、まだ良いんですけどね。まぁそこそこの確率でそれは当たりますね。
だったらなおさらやめりゃ良いんですけど。何でなんでしょう。馬鹿なのかな。
いや、これね、当たっても外れても、結局未来が見えてることになるよなぁ、って話なわけで。
自作でも似たような話を書いたんですけども、要は、
①予想通りになる→やはり未来が見えている
②予想通りにはならない→未来が見えていたからこそ回避出来た
まぁ未来が見えてんなら、そんな危険な橋渡んなよ、って話ではあるんですけどね。
何でしょうね、懲りない性分なんでしょうかね。それとも根っからのギャンブラーなのか。
そう、それでですよ。
やっちまったんですよ、私は。
そんな未来が見えていたにも関わらず、ね。
ミシンですよ。
もうね、嫌な予感しかしないでしょ?
私のミシンったらアレですよ。例の、酷使させすぎて内部が焼き切れちまったbrotherちゃん(お付き合い三年目)です。
まぁ、狭いお家なのでね? 子ども部屋はしっかり確保したものの、親の部屋なんて寝室(二階)しかないわけです。かといってそこで作業したら、一階の子ども達が心配じゃないですか。だから居間に、というか、ダイニングのスペースに置いてるんですよ。キャスター式の台の上に。
そんで、その台は二段になっててですね、その段にお裁縫関連のあれこれ(ファスナーとか、カバンテープとかボタン類とか)をみちみちと。
で、それを壁とテーブルの隙間に入れているわけです。隙間に押し込めないと狭くなっちゃうから。
普段メインで使うのはもちろんミシンですし、布はまた別のところにありますし、よく使うファスナー類はその台を動かさなくても隙間に手を入れればどうにか取り出せる感じなんですよ。
まぁ、そんな隙間から出し入れするとか、そういう横着が往々にして重大事故に繋がったりするものでして。工場とかの大規模な爆発事故って大抵そういうのが原因だったりするんですよね。
いや、大丈夫です。
爆発はしていません。
宇部家、燃えてません。
ただ、その台の上からミシンが落ちただけです。
brotherァァァ――!!
おま! お前!
こないだクリニック(修理業者さん)から戻ってきたばかりだろ!? なのに! なのに!
どうしてなんだよォォ――!!!
どうしても何も私のせいなんですけどね。
とにかく、60センチ位の高さから落ちたんですよ。うっそマジかよ。
こういうのってすぐ動かしたらまずい気がして、少し置いてから恐る恐るゆっくり動かしてみたんですよ。まずは電源を入れない状態で手動で針を上下させてみたりして。
とりあえず、どこも曲がったりはしていないようで、針は動きましたし、縫えました。おお、やはり国産は強い!
が。
とんでもないところが破損していたのです。これはミシン経験者にしかわからないかもしれないのと、すべてのミシンに搭載されている機能なのかわからないんですが。
下糸を巻き取るところが折れた!
ミシンというのは上糸と下糸を絡めて(?)縫うんですけど、上糸というのはお店で売ってるあの円柱状のやつなんですが、下糸ってのは大抵、その上糸から専用のボビンに巻き付けて自分で用意するんですよ。まぁ、売ってるのもあるんですけど、ボビンの形によっては入らないミシンもあるので。
なので、個々のミシンに(多分)搭載されている下糸巻取り器みたいなやつで作るわけです。そこが折れたわけです。まぁ、接着剤でつけられなくはないような感じだったんですけど、ここ、巻き取るわけですから、遠心力とかど偉いかかるわけですよね。しかもこればかりは最高速度で巻き取らなくてはならない。
飛んでかない? 遠心力で!?
とりあえず日本の接着剤の力を信じてくっつけてみました。
いまのところは何とかなっています。
ほんとね、未来が見えるならどうにかしろって話ですよね。それ以上に私が懲りない馬鹿なんでしょうね。
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